カテゴリー別アーカイブ: 機械科

夏休みの小学生に技術指導を行いました

8月19日(日)、ポリテクセンター岡山で、機械科と電気科の111プロジェクト委員10名が、小学生29人を対象に、金属加工や電子回路作成などの技術指導を行いました。

ポリテクセンター岡山の呼びかけで始まったこの取組は、今年で5年目。今年は本校が取り組んでいる111プロジェクトの一つの柱である、未来科学棟(仮称)での「生徒主導型体験プログラムの開発と試行」の一環として参加しました。生徒たちの指導を受けながら、小学生や保護者の皆さんは熱心に製作していました。

参加した生徒からは、

「1人が小学生3人の受け持ちでしたが、できるだけ丁寧に説明するよう心掛けました。小学生や保護者の方と話ができ、楽しく作業できました。 今回は保護者も同伴だったので、半田ごてなども安心して使用できました。指導が難しかったのは、一人一人の作業速度が違うところでした」(電気科)

「小さな会議室にコンピュータとプリンターを準備すれば、今回と同様なものづくり教室は、十分できると思います。 4名程度のグループで4字熟語を作ったり、数日かけて大判の作品を作るなど、いろいろなバリエーションがあると思います。」(機械科)

などの感想がありました。この体験をとおして、指導の手応えや次の取組へのヒントをつかんだようです。

  

 

 

 

 

 

技能検定実技試験を実施しました

6月24日(日)、本校機械科棟鋳造実習室において、技能検定3級鋳造(鋳鉄鋳物鋳造

作業)の実技試験が行われ、機械科2・3年生30名の生徒が中子(なかご)の製作(40分

間に2本作成)と、組織や鋳造方案などに関する要素試験に取り組みました。

受験した生徒たちは、5月ごろから放課後の補習を受けてきました。その成果が見られ、完

成度の高い製品ができあがっていました。

※中子(なかご): 鋳物に中空部を作るために、主型にはめこむ鋳型

※鋳造方案   :   目的とする製品を完成させるために鋳造に関わる各要素の企画・設計を行うこと

[中子の製作と要素試験]

    

 

6月30日(土)、同じく本校機械加工実習室において、技能検定3級機械加工(普通旋盤

作業・フライス盤作業)の実技試験が行われました。進路決定を控えた3年生にとっては、

期末考査の勉強も気になるところですが、毎日放課後集中して補習に励み、この日に備えて

きました。検定では、制限時間の2時間以内に、安全作業を含め、寸法精度の良い製品を

完成させていました。学科試験は、7月22日(日)、再び本校で実施されます。

[旋盤作業と製品]

  

[フライス盤作業と製品]

  

 

機械系保全作業で、理大附高と合同補習会を実施しました

高度な国家資格として企業から取得の要請が高い、「技能検定3級機械系保全作業」の取得を目指し、機械科・情報技術科の2、3年生55名が補習に取り組んでいます。

本年度は、岡山県の「高校生ものづくり技能取得支援事業」の一環として、岡山理科大学附属高等学校機械科の生徒さん8名も参加し、合同補習会として実施しています。

6月20日(木)の放課後、百周年記念会館に集合した生徒たちは、赤木副校長の激励のあいさつの後、さっそく潤滑油の粘度判別やグリスと潤滑油の特徴の比較についての学習に取り組みました。

「技能検定3級機械系保全作業」の学科試験は7月22日(日)、実技試験は7月28日(土)に、それぞれ本校を会場に実施されます。

      

      

ものづくりコンテスト(旋盤作業部門)で準優勝!

5月26日(土)、本校の機械加工実習室で平成24年度「高校生ものづくりコンテスト(旋盤作業部門)」岡山県大会が開催されました。

出場したのは、1月に行われたプレコンテストを勝ち抜いた10名の選手。本校からは機械科2年A組の岡本健汰君が出場しました。

今年度から競技課題が新しくなり、安全作業を含めて2時間の制限時間内に、寸法精度の良い作品を製作するため、岡本君は3月末から毎日放課後、一生懸命頑練習を積んできました。

そして迎えた大会当日、切削工具の調整などの準備をする岡本君の表情には、緊張感の中にも、「よしやるぞ」という気迫がみなぎり、大変頼もしく見えました。

競技の結果、2時間の制限時間を約2分オーバーしたものの、完成度の高い作品を製作することができました。わずか1ヶ所、寸法が公差から外れてしまったため、惜しくも準優勝という結果となりました。

審査員の先生方からいただいた「できばえの良さは一番」との評価を励みに、再度技術を高め、来年の全国大会出場を目標に頑張ってくれるものと期待しています。

 

 

    

 

 

機械科が車椅子整備ボランティアに取り組んでいます

昨年に引き続き、機械科では専門的な知識や技術を生かした地域貢献の取組として、公共施設や総合病院等の車椅子を整備するボランティア活動を、課題研究の時間を活用して実施しています。

参加しているのは3年生の有志8名。安全・確実を最優先に、1台1台の車椅子について8項目の評価を行い、必要な整備を行っています。

5月7日(月)、学校の近所にある生涯学習センターに伺いました。センターには、2台の車椅子があり、最初の活動ということもあり緊張しましたが、安全確実に整備を行い自信が持てました。

   

   

生涯学習センター

5月14日(月)、学校医をお願いしている福島内科医院に伺いました。

実際に患者さんが使用されている車椅子を整備するということで、生涯学習センター以上に緊張しました。20台あまりの車椅子を丁寧に整備しました。看護師の皆さんからお礼の言葉をかけてもらい、充実した活動になりました。

   

   

福島内科医院

今後もこの活動を継続し、地域に愛され信頼される学校を目指して頑張っていこうと思います。今後の活動予定は次の通りです。

5月28日              岡山中央病院
6月  4日               セントラル・クリニック伊島
6月11日             岡山労災病院
6月18日・25日     岡山済生会総合病院

機械科2年生が溶解実習を行いました

 2月14日(火)の4~6校時、機械科2年生が、キュポラ(古式炉)を使用した溶解実習を行いました。設備の関係上、A組が実習を行いB組は見学しました。
 まず作業の安全や各自の仕事分担を確認して、実習に入りました。約1400℃に熱せられてオレンジ色に輝く鋳鉄が炉から出てくると、クラス全体が緊張した雰囲気になり、集中して一生懸命実習を行うことができました。
 「ものづくりの原点」と言ってもよい今回の実習には、大規模な設備が必要で、県内の工業系高校機械科でも実施することが少なくなっていますが、本校では今後も安全に十分留意しながら溶解実習を行い、完成度の高いものづくりを指導していこうと考えています。


 

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「高校生技術・アイデアコンテスト」の表彰式に参加

      「高校生技術・アイデアコンテスト全国大会」で、本校生が今年度の最優秀賞を受賞したことはお知らせしましたが、その表彰式が、2月3日(金)に東京都千代田区の全国工業高等学校長協会(工業教育会館)で行われました。
 表彰式は、小林岡工校長をはじめ地域を代表する校長先生が多数参加されて開催中の、全国工業高等学校長協会の理事会・評議委員会の場で、厳粛に行なわれました。本校から、最優秀賞を受賞した「自転車競技用ディスクホイール」の共同研究メンバーのうち、機械科3年 多田君、林君、土木科3年 松岡君、情報技術科3年 奥村君 の4名が参加しました。本校を代表して多田君が、汗をびっしょりかくほど緊張しながら、理事長の長田利彦先生から最優秀賞の賞状と楯を受け取りました。
 表彰式後、上位に入選した作品はビデオによってその内容が紹介されました。いずれも柔軟な発想と高度な技術によって制作されたユニークなものばかりで、高校生の無限の可能性をうかがい知ることができました。

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「ものづくりプレコンテスト(旋盤作業部門)」県予選会で第1位

 1月28日(土)、県立倉敷工業高等学校において、県下工業系高校の8校16名が参加して、平成23年度「高校生ものづくりプレコンテスト(旋盤作業部門)」岡山県予選会が行われました。
 本校から機械科を代表して、1年B組 岡本 健汰 君が出場しました。安全作業に注意しながら、寸法精度の高い作品を製作し、審査の結果見事第1位に輝くとともに、上位4名に贈られる優良賞も受賞しました。この大会の上位10名は、本年5月中旬に中国地区大会の予選会として開催される、平成24年度「高校生ものづくりコンテスト(旋盤作業部門)」岡山県大会への出場権を獲得しました。今後も練習を重ね、「技の甲子園」と呼ばれている全国大会出場を目指して頑張って欲しいと思います。

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