カテゴリー別アーカイブ: 国際交流

【グローバル】国立岡山高級農工職業学校と姉妹校提携しました

本校は「岡工」という同名の工業高校であることをきっかけに2019年から台湾の国立岡山高級農工職業学校(以下は台湾岡工)との交流が始まり、2021年よりオンラインで生徒同士の交流を続けてきました。台湾岡工は工業系など13科がある専門高校です。現在までに、機械科、土木科、建築科などが、お互いの日常生活や専門科目で学習していること等を英語で伝えてきました。新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づく行動制限が緩和されたことで、さらに交流を深めていきたいとの思いから、12月19日(火)に本校で姉妹校提携の調印式を行いました。

 当日は、台湾岡工の職員6名、本校の職員9名と生徒4名が出席しました。台湾岡工の蒋壁輝校長からは、「これまで協力し合い、友情を深めてきたが、これからも文化などを通じて交流を深めていきたい。」との話がありました。また、本校の文谷元信校長からは、「今回の調印を契機として、今後も末永く友好関係を続けていきたい。」生徒会長の鳴島君からは、「今回の交流をグローバルな視点を持つきっかけにしたい。」との話がありました。

 調印式後は授業参観を通じて本校の授業や施設を見学していただきました。また、昼食会後も弓道体験などを通じて本校生徒との交流を深めました。

今後も両校が一層成長し、発展していけるように、より一層協力し合って交流を続けていきます。

【国際交流】南オーストラリア州の高校生とオンライン交流会

9月7日(木) 
南オーストラリア州の高校の生徒と、本校機械科1年B組の生徒が、入っている部活動や趣味、好きなスポーツ、ゲームやマンガ等を英語で語り合いました。日本のマンガやゲームは海外でも人気なことを実感しました。
南オーストラリア州の生徒が英語で話し出すと、クラス全員が一気に静かになり一生懸命に聞き取ろうとする姿がありました。こちらが話すときには、困っている生徒に教え合う姿もあり、機械科の生徒全員が頑張っていました。

9月27日(水) 
南オーストラリアの高校の生徒と、本校土木科3年の生徒が、好きなスポーツや食べ物、得意教科などについて英語で語り合いました。海外の生徒から英語で質問や意見をもらうことで学習を深める活動を行いました。
土木科の生徒も一生懸命に英語を聞き取り、こちらから積極的に英語で話をしていました。クラス全体で楽しみながらオンライン交流会を実施しました。

グローバル・クリスマス・パーティー

今年度初めての試みとして、12月16日(金)の放課後を利用してグローバル・クリスマス・パーティーを開催しました。デザイン科、建築科、情報技術科の1・2年生の生徒約15名が参加し、専門科の垣根を越えてゲームをしながら交流を楽しみました。

プログラム1番の世界豆知識クイズ大会では、地歴公民科の白石先生が本校と縁のあるカンボジアや台湾について、そして世界情勢に目を向けるきっかけとしてロシアのウクライナ侵攻についての問題をクイズにして出題してくださいました。クイズの後には、「カンボジアはなぜ貧しいのか?」「なぜロシアのウクライナ侵攻にどの国も介入しないのか?」といったことをとても分かりやすく解説してくださいました。

プログラム2番は、ALTのライアン先生による英語のビンゴ大会でした。景品として、海外からの来客用に作成した岡工オリジナルグッズ(マスキングテープや付箋など)を特別に用意しました。ライアン先生の英語をよく聴き取って、みんな楽しそうに参加してくれました。

【国際交流】 台湾の高校生と機械科&土木科のオンラインで交流

 今年度の国際交流は、専門科での学びを海外の高校生と伝え合うことに焦点を置き、機械科と土木科の3年生が課題研究で学んだ内容を英語でプレゼンし、意見交換を行いました。 10月21日(金)と28日(金)に機械科の3年生6名が企画したオンライン交流では、台湾・国立岡山高級農工職業学校の国際クラブの生徒及び先生の合計20名が参加してくれました。国際クラブの生徒の中には自動車科の生徒が数名おり、自動車科の先生も同席してくださいました。

 機械科の岡村先生が担当している課題研究では、50cc未満のエンジンを搭載した「ゼロハンカー」を扱っており、その車体の特徴やレースでの様子、今後どのような改良を加えていくかといったことなどを英語で伝えました。プレゼンが終わった後の質問タイムでは、事前に予習をしてくれていた自動車科の先生や生徒から多くの質問が寄せられました。

 12月9日(金)に行われたオンライン交流には、土木科の安東先生が担当する課題研究の生徒7名とその課題研究にアシスタントとして関わったデザイン科2年生の生徒2名、そして台湾・国立岡山高級農工職業学校の日本語クラブの生徒約20名が参加しました。

 土木科の7名とデザイン科の2名の生徒は、被災地での復旧工事の様子を紹介した絵本『どぼくのおしごと』の読み聞かせ動画に、英語のナレーションと字幕を付けるプロジェクトに長期間取り組み、その概要を英語でプレゼンしました。台湾の先生からは「英語がとても上手だがどうやって勉強したのか?」といった質問や、生徒からは「このプロジェクトにはどれくらい時間がかかっているのか?」「復旧にはどれくらいの期間を要したのか?」といった質問がありました。また、日本語クラブの生徒たちが、習いたての日本語を使って自己紹介をしてくれる一幕もあり、和やかに交流は進みました。

 機械科の生徒も土木科の生徒も、緊張しながらも英語のプレゼンをとてもよく頑張ってくれました。専門的な内容がうまく伝わるのか不安もありましたが、台湾の生徒も先生もとても興味をもって聞いてくれたのでとても嬉しかったです。何よりも英語や日本語、中国語を交えながら「海外の人たちとコミュニケーションができた」という確かな経験が、多くの生徒にとって特別なものとして感じられるようです。

「発輝祭」について(グローバル係と社会科)

現在本館1階から3階にかけて文化部や同好会、専門科の作品が多数展示されています。どの作品も日頃の学習の成果が見られる、すばらしい作品ばかりです。この発輝祭は新型コロナウィルスの影響で2年間中止になっていたため、在校生全員が初めての参加になります。

今回グローバル係と社会科(地理の授業内容)で、「2年ぶりの発輝祭を少しでも盛り上げるため、我々も日頃の学習の成果を展示しようではないか」と初めて参加しました。

本校はカンボジアにある「ロタ高校」「バベット高校」と姉妹校の関係にあります。カンボジアでは長引く内戦(特にポルポト派による原始共産制は学校の破壊、教科書の破棄、教師の虐殺などがおこなわれ、都市住民は強制的に農村に強制移住させた)の影響で、多くの学校がなくなってしまいました。内戦終了後、教育再生を掲げたカンボジア政府は日本の工業高校に視察に来ます。そのとき本校にもカンボジアの方が来校され、岡山工業高校とカンボジアの繋がりが生まれました。これが姉妹校を結ぶきっかけとなります。

カンボジアをはじめ東南アジアの各地には、教育問題、貧困問題、ゴミ処理問題などさまざまな地球規模の課題があります。地理の授業では、東南アジアで起きている課題を調べるとともに、どのような解決策がおこなわれているのか、SDGsの視点から調べて発表しようという授業をおこなっています。今回の発輝祭では、生徒が調べ発表した内容を展示し、またその発表資料からクイズを出し、正解者には東南アジアグッズをプレゼントしています。生徒の発表では、「カンボジアで栄養価の高い食事を提供する日本のNPO団体を紹介」「カンボジアのゴミ処理には日本の技術が使われている」など多くのことを調べ、自分なら何ができるかと考えていました。

また、台湾にある「国立岡山高級農工職業学校」(我々は「台湾の岡工」と呼んでいます)とも本校は交流しています。これは、「台湾の岡工」が「日本にある岡工」と一緒に勉強したいという想いから実現したものです。

地理の授業では、「台湾とは国なのか?地域なのか?」「台湾の企業と特徴とは?」など、台湾の地誌について勉強した内容を、グループでプレゼンテーション発表するという授業をおこないました。今回の発輝祭では、このときの発表内容を展示し、そこからクイズを出し、正解者には台湾銘菓である「パイナップルケーキ」をプレゼントしています。

今回グローバル係と社会科によるはじめての発輝祭の展示は、デザイン科2年生遠藤さんと木多さんによって素敵な展示スペースとなっています。二人とも主体的に考え、見てもらえる工夫や見やすい工夫を各所に取り入れてくれました。デザイン科で学んだことが、「発揮」されていました。

来年も日頃の学習の成果が「発揮(発輝)」された作品を見るのを楽しみにしています。

【国際交流】12月はグローバル活動がもりだくさんでした!

●12月1日(水)グローバル講演会
 総合的探究の時間の中で、2年生を対象に、グローバル講演会を行いました。講師は、岡山県国際課で中国交流推進員をしている姚紹瓊(ヤオ シャオチョン)さんです。姚さんは湖北省恩施土家族苗族自治州のご出身で、ご本人も土家族という少数民族として中国で育ちました。少数民族という視点から見た中国について、貴重なお話を聞かせてくださいました。

●12月13日(月)台湾で建築を学ぶ高校生たちとオンラインでプレゼン交流
 以前より交流のある台湾・国立岡山高級農工職業学校の建築科の生徒と、本校の建築科2年生の生徒が、オンラインによるプレゼン交流を行いました。プレゼンの内容は、お互いの国の伝統建築や有名な建築家についてで、お互いの共通語である英語で伝え合いました。プレゼンに参加した生徒は、本番まで何度も発音練習をし、とてもよく頑張っていました。

●12月21日(火)初級中国語講座
 ここ数年、台湾を含め中国語圏の学校との交流が増えているため、校内で希望者を募って初めて初級中国語講座を開きました。講師は、グローバル講演会をしてくださった姚紹瓊さんにお願いしました。様々な学年・学科の生徒18名が集まり、みんなで簡単な挨拶や自分の名前を中国語で言う練習をしました。今後もシリーズで初級中国語講座を行う予定です。

【国際交流】台湾の高校生とオンラインで交流

 台湾の高校生とオンラインで交流 6月25日の放課後、以前より交流のある台湾・国立岡山高級農工職業学校の日本語クラブの生徒と、Google Meetを使用してオンラインで交流を行いました。有志を募っての活動となりましたが、本校からは様々な専門科の生徒28名が参加してくれました。

現地の日本語クラブの生徒は5ヶ月間クラブ活動として日本語を学んでおり、習った日本語を使って自己紹介と学校の紹介、台湾の食べ物の紹介をしてくれました。言語は主に日本語でしたが、時に英語や中国語を交えながら、とても楽しくコミュニケーションをとることができました。

【国際交流】台湾・国立岡山高級農工職業学校と教員同士のオンライン交流

一昨年度より交流のある、台湾・国立岡山高級農工職業学校の教員2名と、本校のグローバル担当の教員2名で、教員同士のオンライン交流を行いました。現地の学校ではちょうど日本語クラブの活動をしていたため、覚えたての日本語で自己紹介をする生徒の様子も見せてもらいました。今後は、生徒同士の交流を計画しています。