6月19日に岡山城の東堀に水酸化マグネシウムを散布してから約2ヵ月経ちました。現在の東堀ですが、なんと透明度が増し、底がうっすらと見えるようになりました。
散布後1ヵ月では水質浄化効果があまり見られず、堀の様子も変わらなかったのですが、ようやく明確に効果が現れてきました。今後も定期的に水質測定してブログで報告していきます。


6月19日に岡山城の東堀に水酸化マグネシウムを散布してから約2ヵ月経ちました。現在の東堀ですが、なんと透明度が増し、底がうっすらと見えるようになりました。
散布後1ヵ月では水質浄化効果があまり見られず、堀の様子も変わらなかったのですが、ようやく明確に効果が現れてきました。今後も定期的に水質測定してブログで報告していきます。
6月19日に岡山城の東堀に水酸化マグネシウムを散布してから約1ヵ月経ちました。現在までの東堀の水質変化の様子です。
散布前の濁度が約12NTU(高いほど汚れている)であったのに対し、散布後約3週間後の7月11日には濁度が約8NTUとなり、濁度低下と、緑色が薄くなり透明度の上昇が見られました。
しかし、このまま濁度の低下が進んでいくと期待していたのですが、7月28日には濁度が約22NTUと再び上昇し、緑色が濃くなっていました。晴れが続き、アオコが発生しやすい環境になっているのかもしれません。
今後も水質観察を続け、岡山市観光振興課、宇部マテリアルズ株式会社、岡山大学と連携し、堀の水質浄化に取り組んでいきます。また、経過はブログで報告します。
暑い中、水質測定頑張っています。
昨年10月に岡山市観光振興課と連携して行った本格的な岡山城の堀の水質浄化活動、今回2回目に取り組みました。化学工学科3年生38名が岡山市観光振興課の方々と共に、水質浄化効果のある水酸化マグネシウム2tを東側の堀に散布しました。今年は岡山県カヌー協会の方にカヌーを出してもらい、池全体の散布を2艘の船で行いました。昨年の経験を生かして作業したので、思った以上にスムーズに進み早く作業を終えることができました。それにしても暑かったです。岡山市観光振興課の皆さん、資材を提供してくださった宇部マテリアルズ株式会社さん、岡山大学石川教授、岡山県カヌー協会さん、船を貸してくださった元生徒会長鳴島君のおじいさん、本当にありがとうございました。
効果は約2~3週間で出る予定です。みんなの思いが届いてきれいになることを祈っています。水質変化についてはまた報告していきます。
5月6日GW最終日、サイピアにて「岡工ものづくりデー」を行いました。化学工学研究同好会はスライム、人工カプセル、サンドブラスター(ガラスコップ加工)、アルコールロケット実験の4つの体験ブースを設けました。雨が降る中、多くの小学生や幼児たちが訪れてものづくりや実験を楽しんでくれました。今回は予想以上に訪問者が多く、大盛況でした。サンドブラスターでは加工の待ち時間がとても長くなり、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんでした。しかし、同好会一同、子供たちと笑顔になれるすてきな時間を共有できてとても良い体験ができました。
参加していただいた皆さん、施設を提供してくださったサイピアの方々、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
1/25(土)京山公民館にて「京山ESD・SDGsフェスティバル」が行われました。その中で化学工学研究同好会13名は「化学を楽しんでもらうものづくり」として、「オリジナルプラバン」、「人工カプセル」、「スライム」、「アルコールロケット」を行い、多くの人に楽しんでもらうことができました。訪れてくれた皆様をはじめ、関係の皆様方、本当にありがとうございました。
水酸化マグネシウム散布から約2ヵ月経った堀の様子です。気温が低下して藻が減り、透明度が増しています。濁度の値も、先月の濁度8.5NTUから4.2NTUに下がっていました。
しかし、本研究の目標は堀の底まで見えるようになることです。今のところ、そこまでは達成できていません。濁度低下が見られたので、水酸化マグネシウムの効果は確認できましたが、今回の散布量では足りなかったかもしれません。今までのプールや近隣小学校の実験では、前年に散布した水酸化マグネシウムの効果がある程度持続することがわかっているので、来年追加散布すれば目標達成に近づけられるのではないかと考えています。
堀の水質については今後も継続して測定していきます。来年も堀の浄化活動を頑張ります!
12月14日(土)に有明セントラルホール&カンファレンスで行われた「第13回イオンエコワングランプリ最終審査会&表彰式」に、本校化学工学科3年生生徒2名が参加しました。化学工学科で研究を行っている「岡山城の堀の水質浄化」を研究・専門部門で応募したのですが、残念ながら最終審査に進む6校には残れませんでした。しかし二次審査進出代表校9校のうちの1校として招待されたので、勉強のために参加しました。
最終審査に進んだ12校(普及・啓発部門、研究・専門部門各6校)の発表は、全て内容・発表共にレベルが高く、大変勉強になりました。この学びを後輩へ伝え、研究を進展させ、次こそは最終審査に進めるよう頑張りたいと思います。
また、ワークショップでは宮城県農業高等学校科学部桜プロジェクトチームと交流ができました。桜プロジェクトチームは被災地で桜の植樹活動に積極的に取り組まれています。最終審査に残り、沿岸部でも育つ品種の桜を植えられていることや、廃カイロから2価鉄イオンの肥料を作り出していることなど素晴らしい取り組みをされています。ワークショップでは、「連携して桜餅づくりや桜の盆栽ができたらいいね」という楽しい話ができました。いずれ本当に連携できたらと思います。今回招待してくださった公益財団法人イオン1%クラブおよび関係の皆さま方、このような機会を与えてくださりありがとうございました。
先月10/31に、水質浄化効果のある水酸化マグネシウム1tを岡山城の堀に散布しました。約1カ月経った現在の堀の様子です。散布前の10月の堀の濁度(値が高いほど濁っている)は20.9~25.9NTU(平均22.7NTU)だったのに対し、11/29の濁度は6.82~10.8NTU(平均8.5NTU)と低下していました。水面にたくさん浮いていたアオコも減り、水の透明度も増しています。
また、2019年11月29日のデータ(濁度16.9NTU、現在より水温が2℃ほど低い)と比較しても濁度は下がり、透明度も増していました(石垣の見え具合を比較してもらうとわかりやすいです)。
とはいえ、堀の水はまだまだ緑色です。これから水温が低下してくると藻の活動も低下していき、透明度が上がっていくのではないかと期待しています。定期的に水質測定しているので、またブログで報告したいと思います。