そのスケッチブックには戦中・戦後の岡工が―。
岡工OB・川瀧喜正氏の絵日記を基にした作品『つい昨日のできごと』(小手鞠るい著/平凡社)入荷に合わせ、当時が分かる写真や関連資料を館内外で展示中です。
川瀧氏は岡山県出身の小説家・小手鞠るい氏のお父様で、戦中・戦後を描いたスケッチは、本書や『川滝少年のスケッチブック』(小手鞠るい著、川瀧喜正絵/講談社)で見ることができます。
川瀧氏が生まれてから結婚・子育て時代までを「マンガ自分史」として描いたスケッチブックは計4冊。そのうち2冊目が1943~1949(S18~24)年の「岡工時代」に当たります。
航空機科(後に機械科)で学び、在校中に終戦を迎えた川瀧氏が体験した「戦争」とはどのようなものだったのか。
1941(S16)年入学の土木科OBによる講演資料や、岡山と戦争に関する資料と併せて館内外で特集展示していますので、ぜひご覧ください。