カテゴリー別アーカイブ: STEAM

10.29【総合的な探究の時間】OCP演習Ⅱ「情報の整理・分析からの具体策(具体案)の作成」

令和7年10月29日、約一か月ぶりのOCP演習Ⅱは、「情報の整理・分析からの具体策(案)の作成」です。久しぶりのMIXホームルームでの活動で、少し緊張している様子でした。

今回の活動は、前回収集した情報を整理分析しながら、具体的な課題解決案を考え、中間発表に向けたスライドを作成するという、割とボリューミーな1時間でした。

以下その様子です。

廊下から教室を覗いてみると、案外シーンとした様子で、(ん?進んでるのかな?どこかでつまづいてるのかな?)と少し心配になりました。しかし、いくつかの班に話を聞いてみると、課題に対して解決案を見つけて、分担しながらスライドを作成していたためあまり会話をしていないとのことでした。なるほど、聞いて安心しました。

クラスを回っていると、とある生徒から「先生助けて!私たち〇〇を考えたんですけど、このあとどうやっていけばいいのか・・・。」と声をかけてくれました。この「先生助けて!」って声を掛ける勇気があるって、すごいことだと思いませんか?困ったときに誰かに助けを求められることはとても素晴らしいことです。

<生徒の声>(原文のまま)

・みんなが出してくれたヒントを元に色々なことを調べていくのが楽しかった。

・久しぶりにやると忘れてたりしていて結構厳しい。

・今日で内容を書くことができ発表できるところまで行けたのでちょっと安心してます。

・前回までは傘の形をどうするかを考えていたけど今回から傘の構造や素材をより良くするように考えるようになった。班のみんなと笑いながら話ができて良かった。

・他の班のところを見て参考にしたりして、ちゃんと取り組むことができた。

・期間が空いてのOCPだったため終始無言。しかしスライド上では各々が調べ情報を共有していた。

・だいぶ授業回数を重ねたので気軽に喋れるようになって楽しかった。

・スライドを二人一組のペアで1枚作ることになり、コミュニケーションもとりつつ、どのようにしてまとめるのかを考えて調べることができました。

・こういうグループワークのとき、ガンガン話をすすめていくだけじゃなく、アイスブレイクも兼ねた雑談も重要かもなと思えるようになった。

・話し合いは進んでいたが、班員が解決案を出す段階で信憑性の低い情報を基にスライドをまとめていた。勇気が出ず指摘できなかった。

回数を重ねてチームとして機能し始めた班。期間が空いたためにコミュニケーションが図りづらかった班。スライド作成まで進んだ班。課題の設定で止まっている班。班によって違いがあっても大丈夫です。

大切なのは、こうした探究活動を実践していくプロセスの中で、どんな気持ちになったか、どのようにやったらよいのか、将来自分はどんなスキルを持った大人になりたいのか・・・など、意識的に考えながら他者と協働していくことで、自分の考えを深めたり、認め合ったりすることが大切だと考えています。「今自分はこんな力を養っている時なんだ!」と思いながらやり進めていくと、きっと素晴らしい力が自分自身の中から醸成されます。

次回は11月5日。岡工祭直前だけど、OCPも進めていこうぜ!!

10.27【建築科課題研究】「ソコの環」プロジェクト発信!

10月27日に、岡工建築科3年生の課題研究で取り組んでいる「ソコの環」プロジェクトについて記者会見を行いました。

工業高校生が企業や地域住民と協働し、北長瀬未来ふれあい総合公園に憩いの場を創出します!そのプロジェクトを実現するために、クラウドファンディングをはじめました。

ぜひ、プロジェクトHPもご覧いただき、工事に必要な費用を皆様の支援の環(わ)でつないでいただきたいです。

ソコの環 ホームページ
岡山工業高校建築科3年生 地域連携班 ソコの環チーム

本プロジェクトは、本校の教育プログラム 「OCP(岡工クリエイティブプロジェクト)」の
集大成として、地域社会に実際の価値を届ける挑戦です。

子どもたちは課題の発見から解決までを自ら導き出す力を育み、令和 6 年度には現地調査・アンケート・基本計画を行い、令和 7 年度には実施設計や業者選定など、実現に向けた最終調整を進めてまいりました。

下記の動画は、令和6年度の初代ソコの環チーム4名の生徒による、第5回BeLiveプレゼンテーションイベントに参加した際のものです。

生徒たちは毎年本校で実施している秋季校外学習で訪れた北長瀬エリアの見学を通じて、ブランチ岡山北長瀬(屋外型商業施設)と北長瀬未来ふれあい総合公園とのつながりをより良くし、北長瀬エリアが一体となった賑わいの創出について取り組みたいとの思いでスタートしたプロジェクトです。

昨年度から、クラウドファンディングの内容やソコの環ゲートのデザインをブラッシュアップしながら、持続可能なかたちで協力企業と連携して協働学習を続けています。


この取り組みは、単なる授業の延長ではありません。行政・地域住民・企業の皆さまと
繰り返し対話を重ね、公共施設に工作物を建設するという現実の壁に直面しながらも、諦めずに前進してきた子どもたちの 「本気」が込められています。

ここまでプロジェクトを続けてこれたのは、「BeLive」イベントで関わった行政・企業の方々からのアドバイスや応援があったからです。

https://www.kwp.co.jp/belive/


「BeLive」は、高校生の持つ柔軟な発想と岡山に根差す、企業・団体の力を掛け合わせたSDGsの取組・発表を通じ、岡山の新しい未来を創造するプロジェクトです。

クラウドファンディングの仕組みや後押しをしてくださった企業の方や協働学習に協力してくださった企業の方との出会いも、「BeLive」に参加したことがきっかけとなりました。

多くの支援・応援を得て、今、彼らの夢をかたちにする最終ステップとして、クラウドファンディングを立ち上げることとなりました。

「ソコの環」プロジェクトの事業スキーム

生徒は、「ソコの環」プロジェクトの実現に向けて、懸命に広報活動も行っています。

10月25日(土)に開催された「工業高校探究フェスinイオンモール岡山」でも、ステージ発表を行いました。

https://www.sanyonews.jp/article/1815932

11月8日(土)に開催される「岡工祭(一般公開)」では、プロジェクトの展示も予定しています。ぜひ御覧ください。


「産官学民金」の多彩な連携・協力のもとに編成された本プロジェクトは、地域の未来
を担う若者たちが自ら社会に貢献する、かけがえのない経験となります。


未来を共創する壮大な地域活性化プロジェクトの実現に向けて、皆さまのご支援が彼
らの成長を後押しし、地域に新たな価値を生み出す力となります。


どうか温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

建築科 課題研究 地域連携班「ソコの環」プロジェクト 担当教員 宮井麻美

09.24【総合的な探究の時間】OCP演習Ⅱ 「情報の収集と整理分析」

令和7年9月24日(水)今回のOCP演習Ⅱは、「情報の収集と整理分析」を行いました。

こう聞くと、(なんか難しそうだなぁ…。)と感じる方もいらっしゃるかもしれません。この回を端的に言うと、設定した課題に関する様々な情報を集め、その情報が必要かそうでないか、正しいか正しくないか等を見極める回となっています。7月のOCP演習Ⅰで図書司書の先生から、ごっこ遊びを通して情報の信ぴょう性について体験的に学んだことが生かされる機会となりました。

以下その様子です。

<生徒の声>(原文のまま)

・最初考えていた課題とは違う課題にしてもっとユニークなものになりそうで前のものより考えるのが楽しそう。


・調べ始める前は簡単に考えれると思っていましたが、調べ始めると、今あるものからどうやって進化させるか全然思いつかなかったのでこれは難しいなと思いました。


・スライド担当に立候補した。試しに1枚表紙となるスライドを作ったらみんな褒めてくれた。

・前回は課題を決めることができなくて内心焦っていたけど、班のみんなと協力してスライド(仮)を作ることができた。まじで頑張った。


・今回は最初に調べることの役割分担をして最後の方に調べてわかったことを発表するという流れをみんなに共有し、効率的に情報の収集ができました。


・前回よりは班の人と話せた 距離が近くなったきがして良かった。

・課題解決の向けての準備を行ったが、なかなかいい案が出なかったので、次はもう少し違う視点から考えてみようと思いました。

MIXホームルームを始めて3回目となりました。徐々に打ち解け、話が進んでいく班が増えてきた様子です。また、同じ班の中でも感じ方やとらえ方が異なる場合もあるようです。
様々な価値観を持った8名で取り組んでいますから、そうなることも当然の結果です。そのうえで、共通の課題に対してどう取り組むことができるか試行錯誤することもまた、チームで行う探究活動の醍醐味かもしれませんね。

次回までしばらく時間が空きますが、その間にできることを少しでもやっておけるとイイね!

09.17【総合的な探究の時間】OCP演習Ⅱ プログラム内容説明と「課題の設定」

令和7年9月17日(水)本校の学習活動には、「OCP(OKAKO CREATIVE PROJECT おかこう クリエイティブ プロジェクト)」という取り組みがあります。中でも2年生の総合的な探究の時間に実施している「OCP演習Ⅰ・Ⅱ」では、課題発見解決型学習法(PBL)を用いて、生徒の様々な非認知能力の育成に努めています。

2学期からのOCP演習Ⅱは、MIXホームルームで実施しています。前回はプレワークとしてチームビルディング体験を行いました。今回は2回目の授業を紹介します。

最初は2学期から取り組むプログラム、【未来に向けて「すごいこと」を創造しよう~想像から創造へ~ミックスホームルームから生まれる新たな関係と価値】の内容説明と、3学期までの見通しを説明しました。

その後、【課題の設定】についての説明をしたのち、課題の設定について各班で話し合いが始まりました。

以下その様子です。

クラスの様子を見て回っていると、打ち解け始めて話し合いがスタートした班もあれば、まだまだ緊張して本来の力が発揮しきれていない班もありました。当然ですよね、まだ2回目ですから。今日の「課題の設定」についても、課題が決まらなければ次回に持ち越してもOKなんです。

OCP演習では、協働的で対話的な学習を通して非認知能力を養います。またそれだけでなく、来年のOCP実践(課題研究)の時に生かすことのできる探究活動の手順や方法を学ぶことができます。学年をまたいで連続した学びとなるよう考えられたプログラムです。

<生徒の声>

・ちょっとずつ意見が出せるようになってきた。

・少しだけ打ち解けることができた気がする。

・前回より笑って話をすることができた。

・一人一人着目するところが違っておもしろかった。出た意見から共通するところを見つけて具体的なところを考えることができて、効率的だった。

・話があまりできなかった。

・自分の考えを言葉にして相手に伝えることで考えることに自信がついて楽しかったです。

・あんまり会話がなかった。他の人のアイデアをきっかけに作りたいものとかを見つけることができた。

・まだ気まずくて話弾まなかったけど、案を出そうとみんなで頑張った。

・話し合いができるか不安だったけど、全員の意見を書き出して、テーマを2択まで絞ることができたので良かった。

・私自身は無言になってしまいました。ですが仕切ってくれている人が現れて、話をまわしてくれていたのが素晴らしいなと思いました!助かった!

様々な感想がありました。皆さん、まだ2回目です。最後の発表会が終わったときに、どう思えるかが大切です。

次回は【情報の収集、整理分析】です。回数を重ねるごとに慣れていきますので、次回も頑張って取り組んでいきましょう。

09.11 【岡工STEAMラボ 】DIGマップで岡工周辺の長所短所を見える化します

令和7年度岡工STEAMラボが、本格的に始動します!

2024年9月から「岡工STEAMラボ」は、地域の「防災・減災」をテーマに活動を開始しました。

昨年は、まず「生徒を防災リーダーに」との思いで、「学校施設の点検方法」「災害時の非常食の考案」「学校の避難所運営」など、専門の講師をお招きして知識を身につけるとともに校内でできる実践的な活動を行ってきました。2025年は、昨年度の取組で得た知識を外へ発信し、「学校を飛び出してつながる」という目標を掲げています。

今年度のテーマは「DIGマップ」で岡工周辺の長所短所を見える化します。

▽7.25_「地域代表者対象危機管理研修会」で得られた課題

夏休み期間中に、管理厚生課が地域の方を対象とした危機管理研修会を開催しました。

本校周辺の自治会長や小中学校の学校安全の担当者に加え、岡山市危機管理室からも参加いただき、本校周辺で想定される各種災害のリスクや災害時の学校施設の利用など、もしもに備えて共通理解を図りました。

その際に、「液状化のリスクが極めて高い」「本校500m圏内に指定避難場所が少ないため移動に不安を抱える方が本校へ避難される可能性がある」など、避難してからの施設利用への不安より、「無事に避難ができるのか」という点で不安が大きいようでした。

そこで、本校で毎年9月上旬に実施している防災LHRで、周辺環境の災害時における長所短所を地図上に落とし込む「DIG(災害図上訓練)」を実施し、学校代表として岡工STEAMラボチームが活動を引き継ぎながら地域連携を図ることとなりました。

▽9.3_防災LHR「DIG(災害図上訓練)で、マップを作成」

企業の取組として「DIGガイド」を作成されている岡山トヨタ自動車株式会社 東岡山店の森様、中村様、辻様を講師として、岡工中心とした半径500m圏内を4つのエリアに分割し、各エリアを担当する専門科の生徒たちが、実際にDIGを体験しました。

生徒たちの意見から「岡工周辺(岡工以外)にはあまり避難場所が見当たらなかった」「災害に遭いそうな場所が思ったよりあった」「コンビニに消火栓が設置されていることを知った」などの発見に加え、「身近にもたくさんの危険があることがわかりました。知ることが最大の防災だと思いました」などの、知ることがいざというときの生死を分けるということにも気づいてくれたようです。

▽9.11_岡工STEAMラボ「DIGマップ」で岡工周辺の長所短所の見える化にチャレンジ

今年度の新メンバーを迎えて、放課後に活動をスタートしました。

岡工STEAMラボチームには、防災士の資格を持つ生徒が3名います。県内を中心に防災に関わる活動経験を活かし、学年の枠を超えて活発に取り組んでいます。

10月下旬の完成を目標としています。この時期は中間テストや体育祭といった行事があるため、4回程度の活動ですが、忙しいメンバーの活動に支障が出ないよう活動方法に工夫をしました。

まずはアナログな紙状のDIGマップをデジタル化し、各自で仕事を分担します。そのデータをメンバー全員が時間や場所を問わずにいつでも編集できるような効率性の向上「STEAM教育活動のDX化」にもチャレンジしています。

次回の岡工STEAMラボは、活動の中間報告と合わせて「台湾岡工姉妹校訪問研修」に関わるグローバルチームとの国際交流企画とのコラボについてご報告します。

本校の取組が、周辺地域だけでなく他校間交流や国際交流の場でも発信できるように活動しています。ぜひ、岡工STEAMラボを応援してください!

企画広報課 岡工STEAM教育推進担当 宮井

09.10【総合的な探究の時間】OCP演習ⅡはMIXホームルームでスタートしました

令和7年9月10日(水)2年生全クラス(7学科8クラス)で行われる5時間目の総合的な探究の時間、「OCP演習Ⅱ」が始まりました。

「MIXホームルーム」とは、7学科8クラスの生徒がごちゃ混ぜになったクラスです。

機械科A組、機械科B組、土木科、化学工学科、デザイン科、建築科、情報技術科、電気科の生徒各1名で構成された8人一組の班×5=40名から成るクラスのことを表します。

今日は探究学習のプレワークは「お互いを知ろう。言葉で表現しよう」を目的に、チームビルディングをおこないました。

以下その様子です。

生徒も先生も初めての試みのため、授業が始まる前には(チャイムが鳴ると同時にスタートできるかな?)と不安が頭をよぎりました。しかし、チャイムが鳴る前には自分が割り当てられたクラスへ移動し、一斉にスタートすることができました。いいね!

今日のプログラムでは、2学期からの活動の本題には入らず、「なぜMIXホームルームで実施するのか」「どんな力を身につけるのか」という、今後の活動のための”動機付け”から始めました。

そして、トークテーマに沿ったグループワーク(自己紹介と学科紹介)を2回。そして最後はカードを使った「カタカナを使っちゃいけないゲーム」で、親睦を深めました。

内容はとても簡単なものですが、「自分の考えを持ち、他者に正しく伝える」という視点で見れば、ゲームもただ楽しいだけでなく、別の付加価値があるように感じます。また、初めましての班の中で、自分がどんな役割をになうかも少し見えてきたのではないでしょうか。

OCP演習Ⅱでは、コミュニケーション力や企画力、主体性や表現力、他者を認める心などの様々な【非認知能力】を育むとともに、探究学習のやり方(手順)をインプットする授業として、2学期からも取り組んでいきたいと思います。

08.07【土木科3年】おかやまSDGsフェア2025でワークショップをひらきました

令和7年8月7日(木)、岡山コンベンションセンターで開催されている「おかやまSDGsフェア2025」において、土木科3年課題研究「地域貢献班」がワークショップを出展しました。

今回のワークショップは「土木×防災×SDGs」をテーマに考えました。前回のブログでもお伝えしましたが、消波ブロック色塗り体験と、液状化現象可視化実験装置による液状化実験の2つを考案し準備してきました。

以下その様子です。

以前生徒が参加したBeLiveというイベントでお世話になりました、前岡山県経済同友会代表幹事の梶谷様も激励に訪れてくださり、このワークショップの趣旨を熱心に聞いてくださいました(その後、ワークショップも体験してくださいました。)

事前申し込みされた方以外に、岡山大学の学生さんも興味をもって参加してくれました。生徒に対して、「とてもユニークなワークショップなので、12月に岡山大学で行われるイベントにも参加していただけないか。」とうれしい打診がありました。生徒は快諾したようです。

今回のワークショップには、小学生をはじめ大学生や大人の方も参加してくれました。「すごい!ふしぎ。」と素直な反応の小学生や、「消波ブロックは何年くらい耐久性があるんですか?」とワークショップをきっかけに疑問を持ち、質問してくれた大人の方もいらっしゃいました。

生徒は準備もですが、椅子に座った方へ視点をそろえて説明したり、一緒に実験したり、少し先のことを想像して準備したりと、自ら考えて行動できている様子でした。

今回のような校外のイベントへの参加は、2年生の時の総合的な探究の時間で学んだ(インプットした)「課題発見解決型学習法(PBL)」を用いた学びを実践することのできる、アウトプットの場と位置付けられると考えます。このように連続した探究的な学びの場を提供することは、生徒にとってさまざまな非認知能力を身につけることができる、とても有効な手段だといえます。

生徒には、次のワークショップの実施や発表に向けて、これからも積極的に取り組んでいってほしいと期待しています。

ちなみにこの後有志の生徒3名が、交流会へ参加します。高校生の参加は、主催者にとって大変喜ばしいこととのことでした。わぉ、さっそく積極的!!

06.27【土木科・情報技術科】課題研究で岡工版STEAM教育~小さな一歩~

令和7年6月27日(金)課題研究(OCP実践)において、土木科の生徒が情報技術科で3Dプリンターでのものづくりを学びました。

7学科を有する本校における岡工版STEAM教育には、「縦横のつながりを持った学習方法」がベースにあると考えています。また、本校の課題研究はどの学科も金曜日の午後に設定されているため、活動における横のつながりを持ちやすい環境でもあります。さらに現3年生は、2年生の時の総合的な探究の時間(OCP)においてMIXホームルームで活動しているため、様々な学科に顔見知りの生徒や先生がいることも、協働的に学習できる大きな要因となっています。

以下、その様子です。

今回土木科の課題研究「地域貢献班」の生徒は、【土木×防災×SDGs】をキーワードに探究活動に取り組んでいます。その中で、「液状化現象と消波ブロックを身近に感じてもらう」ためのワークショップを実施することを決めました。

しかし、自分たちの力では作ることができないことが分かったので、情報技術科の先生方にお願いに行って、3Dプリンターの使い方を学びました。急にお願いに行くのではなく、先週の時点で生徒自ら先生方にアポイントメントを取りに行っていたことも、よかったですね。

このような小さな取り組みが、学科全体で広がり、より一層生徒の学びが協働的で対話的となり、さらに深まるっていくことを期待しています。