カテゴリー別アーカイブ: PBL

01.29【総合的な探究の時間】ポスターセッションをおこないました

令和7年1月29日(水)、2学期から取り組んでいましたMIXホームルームでのプログラム、【未来に向けて「すごいこと」を創造しよう】の最終日を迎えました。最終日の今日は【表現】ポスターセッションです。

体育館に生徒約300名(40班)と、ゲストとして来校いただきました企業・教育関係の皆様16名、本校教職員が一堂に会し、始まりました。

以下その様子です。

まずは発表練習のからスタートしました。担当の先生から本日の流れの説明を聞いて、先にA班が練習スタート。入れ替わってB班が練習スタート。ムムム、緊張のせいか?慣れないせいか?ちょっと声が小さい様子。隣の班に配慮してるのかな。

そしていよいよゲストの皆さん、先生方も入られての本番がスタートしました。

いざ始まってみると、担当者の心配をよそに盛り上がる会場。響き渡る生徒の説明や質問の声。活発なポスターセッションがあちらこちらでおこなわれています。クロームブックを用いた「評価」もやっていきました。「ここは、○○について考えましたー、聞きに来ませんかー。」と呼び込みをする生徒もいました。

企業・教育関係の皆さんも積極的に生徒に質問、感想、アドバイスをくださいました。ご多忙中にもかかわらず来校いただき、誠にありがとうございました。

この様子は、1年生にも配信されました。来年のOCP演習のイメージをつかんでくれたら嬉しいです。

発表後のポスターは、司書の先生が図書館の前に掲示してくれました。

<生徒の声(本日の発表を終えて)>

それぞれの得意分野を分担してよりよい発表できたと思います。
自分の班に沢山の人が見に来てくれるとやってよかったなと思った。
企業や大学の方ととても面白いお話ができてうれしかった。発表する場と人数が合わな過ぎてどれだけ声を張っても聞こえづらいという問題があった。
どの班も原稿を凝視せず話せていたので聞き手側に伝わりやすかったです。
班の制限も超えて、2年全員が集まって話を聞いてもらって、いろいろな人がいると感じました。そんな人たちに触れて疲れもありましたが、全部終わってスッキリした気持ちもあります。
人前で発表するのは慣れないけど、最後まで頑張ることができた。
自分たちが0から作り上げた物を沢山の人に見られるということが初めてで、緊張はしたが真剣に聞いてくれる人が多く嬉しかった。
想像していたよりも上手くいって良い結果で終われたのでよかったです。
今までOCPでやってきた内容を全て活かすことができたのではと思っている。

<生徒の声(MIXホームルームをやってみて)>

初めて会う人でも、上手く話し合ったり考えをまとめようとしたりと、いい経験ができたと思う。
授業だけの関わりではなく日常生活から話す友達ができたのでつながりの力はすごいと思った。
最初はどうなるかと思いましたが、回が進んでいくうちに一致団結して課題を解決する方法を考えることができて良かったです。
また違うグループとしてOCPをしたいと思った。
貴重な経験だったと思います。普段経験できないミックスホームルームで最初はぎこちなかったけど打ち解けて自分の役割を考えて行動できました。
はじめは自分の考えを伝えられるか不安だったけどグループと話し合っていく中でお互いが堂々と自分の意見を言い合ってそれを理解し合うことをできた。
本当に大変でしたがいい経験になりました!!!
コミニュケーション能力がアップした。
知らない人といきなりするのは大変だった。

01.22【OCP入門】1年生がOCPを学びました

令和7年1月22日(水)、1年生のLHRでは、「OCP入門」として、OCPとはどんな学びをしているかを学びました。

以下その様子です。

本校のOCPは、1年生で「OCP入門」、2年生で「OCP演習」、3年生で「OCP実践」、1~3年生の有志で活動する課外活動「OCP発展(岡工STEAMラボ)」の4つで構成されています。普段の授業やこうした学び、部活動などの学校生活の中で、生徒はコミュニケーション力や課題発見力、人間関係形成力などの力も身につけることができます。

<生徒の声>

・OCPをとおして自分の強みを見つけたい。

・もっともっと想像力を身につけ、何があっても対応できるかっこいい大人になりたい。

・他人任せにするのではなくて、自分からも積極的に参加できるようにしたいです。

・トライアンドエラーができて、失敗から学べるような力を身につけたい。

・周りの人々を助けて、ともに成長していくような大人になりたいです。

・自己肯定感がもてるように、自己満足でもいいから頑張っていきたいと思う。

・自分の力一つでまずは解いてみるように、チャレンジしたいと思った。

・課題を達成するために出すアイデアの幅を広げたり、仲間と解決に向けての話し合いがうまくとれたりと、単なる技術だけではない能力を学んでいきたい。

・「デザイン思考」を意識するのもそうだけど、普段の授業でもSTEAMを意識したいと思った。人と生きること、自分で生きることについてあと2年でちゃんと考えてみようと思った。

・コミュ力を伸ばすために笑顔やあいさつを大事にしようと思った。

・OCPをとおして、日々の中で疑問に思ったことや自分の知りたいこと、興味のあることを一つひとつ自分の力で調べ行動し、社会のことをもっと広く知っていきたいと思いました。

・岡工を卒業したときには、創造力・課題解決能力が身についているように頑張っていきたい。

・将来企業に入ってものづくりをしていく中で、「もっと~に」の精神を大切にしていきたいです。

・はなから諦めるのではなく、挑戦してみることを身につけたい。

こんな感想を持ってくれて、担当者としてとても嬉しく感じています。自分がどんな大人になりたいか、何がしたいか、様々なことを想像しながらOCPを楽しんでほしいと思います。

01.15【総合的な探究の時間】ポスターセッションに向けて

令和7年1月15日(水)、総合的な探究の時間のOCP演習Ⅱ(以下OCP)では、「未来に向けて【すごいこと】を創造しよう」という壮大なテーマを掲げスタートしています。

10月、11月とブログの更新が滞っていましたが、その間もグループで取り組んでおり、新学期となった今回は、ポスターセッションに向けてのポスター作製と練習を行いました。

以下その様子です。

今回のポスターは、事前に作成した4~8枚のスライドを印刷し、模造紙に貼り付けたものを作製し、使用します。

<生徒の声>

・個人で調べて、それを共有して作ったスライドが実際に形になっていくことにやりがいを感じた!!

・前の時間よりみんなとのコミュニケーションがとれるようになった

・役割分担をして効率よく課題を進めれた

・人に伝わるように伝えるのは難しい

・発表練習を班のみんなですることができ、より仲を深めることができた

生徒の声(感想)にも変化が見られるようになりました。ただ、「○○ができた。できなかった。」ではなく、「なぜできたのか。なぜできなかったのか。次回はどうしたいか。」などが随所に見られました。

役割分担を話し合いで決めるた班では、「○○は苦手なんだけど・・・」「じゃぁ△△はいける?」などの声が聞こえました。これは、コミュニケーションが図れているということ。他者を理解しながら進められていること、役割分担が明確にできていることなどを感じることができました。まさにOCPで身につけてほしい、そして発揮してほしい力が現れていました。もちろんまだまだ未熟な面もありますが、あと2週間で本番です。みんな頑張っていきましょう。

  せーの、イイネーb^0^d

12.25【高校生「夢育」PBLフォーラム】建築科3年が課題研究の成果を発表しました

令和6年12月25日(水)、岡山県教育委員会が主催する高校生「夢育」PBLフォーラムで、建築科3年生が課題研究の成果報告を行いました。

建築科の課題研究 地域連携班「ベンチャーズ」の5名は、奉還町商店街のシャッター商店前に、ベンチの座る機能に加えて、商いや食事、古着市にも対応できる「多機能ベンチ」を提案しました。

このベンチを置くことで地域を活性化させたいと、春から現地調査やデザインコンペ、設計図作成など様々な活動を続けています。

建築科3年の課題研究「地域連携班」では、岡山の抱える問題を高校生の目線で調査し、課題を設定して建築的な視点で課題解決を図る活動をしています。

今回、奉還町商店街をフォールドワークし、ベンチに必要な機能やデザインについて何度も検討を繰り返しました。

協働学習の一環として、木材加工や販売を行う企業の方と安全性や組み立て方法についてアドバイスを頂き、作品を生み出すことができました。

2025年3月に、奉還町商店街へベンチを寄贈する予定です。商店街を利用の際は、ぜひベンチをご活用ください。

10.24【建築科3年課題研究】クラウドファンディングを学びました

令和6年10月24日(木)、建築科3年課題研究「地域連携班」の4名が、現在進めているプロジェクト実現に向けた学びの一環として、山陽新聞社ビジネス開発局より講師をお迎えし、クラウドファンディングについて学ばせていただきました。

以下その様子です。

まずは生徒から、今回のプロジェクト概要とその思いをプレゼンテーションや模型を用いてお伝えしました。ハキハキと要点をまとめてしっかり説明できた点がとても好印象でした。

続いて講師の先生からクラウドファンディングの基礎知識から、実施に至るまでの経緯を説明していただきました。生徒はメモをとったり、クロームブックに打ち込んだりするなどしながらお話しを聞いていました。

ご説明後は、質疑応答やコンセプトに関する話が盛り上がり、気がつけばあっという間の1時間半でした。

ご多忙中にもかかわらず、来校いただき講習くださいました山陽新聞社山本様に心から感謝御礼申し上げます。

<生徒の感想>

・プロジェクトを一緒に進める県内企業と話し合って、アーバンスポーツや地域施設などの、様々な点と点がつなげられるようなプロジェクトとなる実感がわきました。

・多くの人とつながることのできる岡工に入学して良かった。

・クラウドファンディングを実施した後のリターン(返礼品)について、自分たちができること(建築模型の製作など)を考えることができた。

・クラウドファンディングについてなんとなく知っていたが、実際にやるとなると、「知っている人に声をかけて寄付していただくことが効果的」であることを知ることができてほっとした。リターンに「手紙を書いて送る」というアドバイスをいただき、安心した。

生徒はこれから様々な企業様とも話し合いを重ねながらプロジェクトを進めてまいります。今後プロジェクトが現実味を帯び、クラウドファンディング実施の際はどうぞよろしくお願いいたします。

09.25【総合的な探究の時間】~未来に向けて「すごいこと」を創造しよう~スタート!

令和6年9月25日(水)、2学期2回目のOCP演習Ⅱ(以下OCP)は、新たなプログラム「未来に向けて【すごいこと】を創造しよう」という壮大なテーマを掲げスタートしました。

2学期からのOCPではMIXホームルームで活動することで、様々な「関係」を意識しながら課題発見、解決へと取り組んでいきます。

以下その様子です。

このプログラム内容は、「未来をもっと良くするために新しいアイデアや技術を考え出して、実現するためにがんばるプロジェクト」です。この背景には、「今と未来の関係」、「今の自分と未来の自分との関係」など、様々な関係を考え、想像力を養い、自分事として創造できるような取組になることを期待しています。

今日の授業では【課題の設定】について、事前に考えてきた自分なりの課題を付せんに記入し、ホワイトボードに貼付けながら、8名の納得する課題を話し合いで決めていきました。

<生徒の声>

・みんなと話し合い議題を決めることでより課題を成熟したものにできたと思う。また、仲も深まったと思う。

・みんな一つ以上案を出すことができた。また、付せんに貼られた内容から自分たちのこれからの共通の目標を決めることができた。

・いろいろな視点の意見が聞けて面白かった。

・それぞれ違う方向性の課題を出していたけど、繋がりのあるものがあって未来に向けていろんなことができるなと思った。更にはいろんな問題もあると知った。

・何をやっているのかよくわからなかった。

・チーム内での役割が自然と決まっている感じがした。

・まだまだ緊張している。

09.11【SDGs】「高校生と見つける私たちのSDGs」参加

9月11日(水)に、本校生徒がKSB瀬戸内海放送の番組「高校生と見つける私たちのSDGs」の収録に参加しました。

この番組は3回にわたって放送され、高校生が企業や団体の取組を取材して、SDGsにどう結びつくのか、それによって未来がどんな風に変わるのかを考えるものです。

今回、機械科2年生の来田君、髙橋君、藤井君の3名が、モノレールメーカーとして国内シェア1位の株式会社ニッカリ様を訪問して取材を行いました。

当日は、杉本宏代表取締役に御対応いただき、事業内容や、仕事を進める上で大変なことなどを教えていただきました。

また、モノレールにも試乗させていただきました。

意見交換では、モノレールのさらなる進化を目指してアイデアを提案するなど、学び多き1日になりました。

放送予定は次のとおりです。是非御覧ください。

・KSB瀬戸内海放送

 本放送 10月20日、10月27日、11月3日(日)19:54〜19:58

 再放送 10月25日,11月1日,11月8日(金)23:10〜23:15

09.11【OCP演習Ⅱ】2学期のOCPはMIXホームルームでスタート!

令和6年9月11日(水)、2年生全体で取り組む2学期最初のOCP演習Ⅱは、7学科8クラスの生徒がごちゃ混ぜとなったクラス、「MIXホームルーム」でスタートしました。今日は探究学習のプレワーク「トークテーマに沿って話すことで 関係性を深めよう」というテーマで、チームビルディングをおこないました。

以下その様子です。

MIXホームルームとは、機械科A組、機械科B組、土木科、化学工学科、デザイン科、建築科、情報技術科、電気科の生徒各1名で構成された8人一組の班×5=40名から成るクラスのことを表します。つまりどの班も「ほぼ初めまして」のメンバーで構成されていることが特徴です。

生徒も初めて、先生も初めての試みのため、授業が始まる前には(チャイムが鳴ると同時にスタートできるかな?)と不安が頭をよぎりましたが、その不安も杞憂に終わり、生徒教員協力のもと、一斉にスタートすることができました。岡工生のすごさを目の当たりにした瞬間でした。

終わった後の生徒の声をお伝えします。

<生徒の声>

・最初気まずかったけど意外と話せるようになっていったのが嬉しかった。緊張したけど楽しかった。

・話し出せば皆ちゃんと聞いてくれる感じではあるが、男女の壁、学科の壁が分厚すぎて全く話せなかった。次は少しでも多く発言できるようにしたい

・グループの中で司会役をしてくれた人がいるのでスムーズに話し合いができ、話すことができるかなと思ったが気軽に話せた。

同じ高校であっても、他科の生徒と交流を深める機会は部活動以外にあまりありません。今回のプログラムをMIXホームルームで実践することで、新たな関係づくり、新たなアイデアの創出と、「STEAM教育のA」や様々な非認知能力の醸成に期待しています。