カテゴリー別アーカイブ: PBL

10.24【建築科3年課題研究】クラウドファンディングを学びました

令和6年10月24日(木)、建築科3年課題研究「地域連携班」の4名が、現在進めているプロジェクト実現に向けた学びの一環として、山陽新聞社ビジネス開発局より講師をお迎えし、クラウドファンディングについて学ばせていただきました。

以下その様子です。

まずは生徒から、今回のプロジェクト概要とその思いをプレゼンテーションや模型を用いてお伝えしました。ハキハキと要点をまとめてしっかり説明できた点がとても好印象でした。

続いて講師の先生からクラウドファンディングの基礎知識から、実施に至るまでの経緯を説明していただきました。生徒はメモをとったり、クロームブックに打ち込んだりするなどしながらお話しを聞いていました。

ご説明後は、質疑応答やコンセプトに関する話が盛り上がり、気がつけばあっという間の1時間半でした。

ご多忙中にもかかわらず、来校いただき講習くださいました山陽新聞社山本様に心から感謝御礼申し上げます。

<生徒の感想>

・プロジェクトを一緒に進める県内企業と話し合って、アーバンスポーツや地域施設などの、様々な点と点がつなげられるようなプロジェクトとなる実感がわきました。

・多くの人とつながることのできる岡工に入学して良かった。

・クラウドファンディングを実施した後のリターン(返礼品)について、自分たちができること(建築模型の製作など)を考えることができた。

・クラウドファンディングについてなんとなく知っていたが、実際にやるとなると、「知っている人に声をかけて寄付していただくことが効果的」であることを知ることができてほっとした。リターンに「手紙を書いて送る」というアドバイスをいただき、安心した。

生徒はこれから様々な企業様とも話し合いを重ねながらプロジェクトを進めてまいります。今後プロジェクトが現実味を帯び、クラウドファンディング実施の際はどうぞよろしくお願いいたします。

09.25【総合的な探究の時間】~未来に向けて「すごいこと」を創造しよう~スタート!

令和6年9月25日(水)、2学期2回目のOCP演習Ⅱ(以下OCP)は、新たなプログラム「未来に向けて【すごいこと】を創造しよう」という壮大なテーマを掲げスタートしました。

2学期からのOCPではMIXホームルームで活動することで、様々な「関係」を意識しながら課題発見、解決へと取り組んでいきます。

以下その様子です。

このプログラム内容は、「未来をもっと良くするために新しいアイデアや技術を考え出して、実現するためにがんばるプロジェクト」です。この背景には、「今と未来の関係」、「今の自分と未来の自分との関係」など、様々な関係を考え、想像力を養い、自分事として創造できるような取組になることを期待しています。

今日の授業では【課題の設定】について、事前に考えてきた自分なりの課題を付せんに記入し、ホワイトボードに貼付けながら、8名の納得する課題を話し合いで決めていきました。

<生徒の声>

・みんなと話し合い議題を決めることでより課題を成熟したものにできたと思う。また、仲も深まったと思う。

・みんな一つ以上案を出すことができた。また、付せんに貼られた内容から自分たちのこれからの共通の目標を決めることができた。

・いろいろな視点の意見が聞けて面白かった。

・それぞれ違う方向性の課題を出していたけど、繋がりのあるものがあって未来に向けていろんなことができるなと思った。更にはいろんな問題もあると知った。

・何をやっているのかよくわからなかった。

・チーム内での役割が自然と決まっている感じがした。

・まだまだ緊張している。

09.11【SDGs】「高校生と見つける私たちのSDGs」参加

9月11日(水)に、本校生徒がKSB瀬戸内海放送の番組「高校生と見つける私たちのSDGs」の収録に参加しました。

この番組は3回にわたって放送され、高校生が企業や団体の取組を取材して、SDGsにどう結びつくのか、それによって未来がどんな風に変わるのかを考えるものです。

今回、機械科2年生の来田君、髙橋君、藤井君の3名が、モノレールメーカーとして国内シェア1位の株式会社ニッカリ様を訪問して取材を行いました。

当日は、杉本宏代表取締役に御対応いただき、事業内容や、仕事を進める上で大変なことなどを教えていただきました。

また、モノレールにも試乗させていただきました。

意見交換では、モノレールのさらなる進化を目指してアイデアを提案するなど、学び多き1日になりました。

放送予定は次のとおりです。是非御覧ください。

・KSB瀬戸内海放送

 本放送 10月20日、10月27日、11月3日(日)19:54〜19:58

 再放送 10月25日,11月1日,11月8日(金)23:10〜23:15

09.11【OCP演習Ⅱ】2学期のOCPはMIXホームルームでスタート!

令和6年9月11日(水)、2年生全体で取り組む2学期最初のOCP演習Ⅱは、7学科8クラスの生徒がごちゃ混ぜとなったクラス、「MIXホームルーム」でスタートしました。今日は探究学習のプレワーク「トークテーマに沿って話すことで 関係性を深めよう」というテーマで、チームビルディングをおこないました。

以下その様子です。

MIXホームルームとは、機械科A組、機械科B組、土木科、化学工学科、デザイン科、建築科、情報技術科、電気科の生徒各1名で構成された8人一組の班×5=40名から成るクラスのことを表します。つまりどの班も「ほぼ初めまして」のメンバーで構成されていることが特徴です。

生徒も初めて、先生も初めての試みのため、授業が始まる前には(チャイムが鳴ると同時にスタートできるかな?)と不安が頭をよぎりましたが、その不安も杞憂に終わり、生徒教員協力のもと、一斉にスタートすることができました。岡工生のすごさを目の当たりにした瞬間でした。

終わった後の生徒の声をお伝えします。

<生徒の声>

・最初気まずかったけど意外と話せるようになっていったのが嬉しかった。緊張したけど楽しかった。

・話し出せば皆ちゃんと聞いてくれる感じではあるが、男女の壁、学科の壁が分厚すぎて全く話せなかった。次は少しでも多く発言できるようにしたい

・グループの中で司会役をしてくれた人がいるのでスムーズに話し合いができ、話すことができるかなと思ったが気軽に話せた。

同じ高校であっても、他科の生徒と交流を深める機会は部活動以外にあまりありません。今回のプログラムをMIXホームルームで実践することで、新たな関係づくり、新たなアイデアの創出と、「STEAM教育のA」や様々な非認知能力の醸成に期待しています。

08.23【地域貢献】小学生ものづくりたいけん教室をおこないました

令和6年8月23日(金)、本校を会場に「小学生ものづくりたいけん教室」をおこないました。近隣の小学校に案内を送り、4科のショップに小学生約60名、保護者約30名の合計約90名もの方々が来校してくださいました。

以下その様子です。

みんなで、「せーの、イイネー!!」

土木科の「SDGs!?水をきれいにする装置を作ろう!」

建築科の「木を使ったものづくり 世界に1つだけの小物を作ろう」

化学工学科の「化学の不思議!?ガラスコップ、レジンアクセサリー、スライムづくり」

デザイン科の「デザイナー体験!オリジナルうちわ、ヨーヨー、サマーボトルづくりなど」

4つの科それぞれが専門性をいかした、とてもユニークなワークショップでした。参加してくれた小学生が「こんなに水がきれいになると思わなかった。」「作るのが楽しかった」と口々に感想を言ってくれたことがとても印象的でした。

このような活動は、本校の生徒にとっても非常に価値のある活動です。ワークショップを運営するにあたり、「何をするのか」「どのようにするのか」「材料はどうするか」「どのように進めるか」など様々な事柄を想定して準備をします。当日は児童やその保護者の方々と「どんな言葉遣いで」「どのように接するか」なども考えながら行動します。場合によっては予期せぬ事が起こり、臨機応変な対応が求められることもあります。そしてそれらをやり遂げると、達成感を得ることができます。この過程の中で、生徒は資質や能力を身に付けていきます。この学びを「課題解決型学習(PBL)」と言います。

生徒のみなさんお疲れ様でした。また、ご指導いただきました先生方、ありがとうございました。

残暑厳しい中、本校まで来てくれた児童・保護者のみなさまありがとうございました。

08.07【土木科】おかやまSDGsフェア2024参加しました

令和6年8月7日(水)、リットシティビルひかりの広場にて、【おかやまSDGsフェア2024】(テーマ)「子どもたちと学ぶ私たちの未来」のワークショップコーナーに、土木科3年生課題研究「地域貢献班」が参加しました。

以下その様子です。

生徒は4月から課題研究という授業において、課題発見解決方学習法(PBL)を用いて今回の「コンクリート水をろ過しよう!」というワークショップを考えました。きっかけはコンクリートを練った後の箱を洗い流す際に出る「コンクリート水」を、そのまま流すのは環境にも排水溝にも影響があると考え、解決方法を模索しながら、今回の「ろ過」というワークショップに決めました。この、ろ過装置が実現すると、結果としてSDGs「目標6.安全な水とトイレを世界中に、目標12.つくる責任つかう責任、目標14.海の豊かさを守ろう、目標15.陸の豊かさも守ろう」が達成できると考えました。 また担当者としては、この授業においては常に自分のキャリアとどう結びつけるかを意識しながら取組むことを促しました。それが探究学習の本質だと思います。

体験された小学生の保護者の方や、見学に来られた企業の方から、「先生がだいぶ指導されているんですか?」というような質問を受けました。「いいえ、ワークショップをすることは伝えましたが、内容から段取りまで全て生徒任せです。」とお答えすると大変驚かれていました。もちろんアドバイスをしたり、材料の購入をしたりサポートすることはありますが、基本的には生徒主体で取組みました。だからこそ、今日も一人ひとりが臨機応変な対応がとれたのだと思います。

次回は23日(金)、本校で実施する小学生対象のものづくり教室です。今回の学び・成功・失敗をいかして頑張ってください。

小学生が笑顔で感想を言ってくれた姿がとっても嬉しかったですね。みんなお疲れさまでした。

07.10【総合的な探究の時間】OCP「キミスタ」を活用した情報収集をやってみた

令和6年7月10日(水)の総合的な探究の時間のOCPでは、山陽新聞社 読者局教育サポートセンターセンター長 馬場信彰様、太田知二様に来校いただき、探究活動における「課題発見」「情報の収集」に関する出前授業をおこなっていただきました。 以下その様子です。

最初は山陽新聞についてと、新聞の持つ意味、正確性等についてお話しいただきました。その後、学習支援サイト「キミスタ」について、活用方法を学びました。「情報を入手する」手段としてのキミスタの活用、それ以外にも新聞紙から情報を得ることも体験しました。今回の学びは新たな形の【NIE(Newspaper in Education)】教育といえるかもしれません。

今回のプログラムは、2学期から始まる新たなOCP演習、課題解決型学習(PBL)における課題発見・情報の収集のきっかけとなる内容でした。ご多忙中にもかかわらず来校し、授業をおこなってくださいましたお二方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

06.19【総合的な探究の時間】OCP岡工PR大賞とGBカード交換

令和6年6月19日(水)、2週間ぶりのOCP演習Ⅰ「岡工PR大賞」で最後におこなったのは、「クラス代表動画の視聴と評価、ついに大賞決定!?」と、1学期一緒に探究をおこなったチームの中で、GB(グッドビヘイビア)カードの交換をおこないました。

以下その様子です。

動画を視聴しこの笑顔!各クラスの動画、きっと「楽しい、すごい、いいね!」な動画だったのでしょうね。

続いて、1学期一緒に探究をおこなったチームの中で、GB(グッドビヘイビア)カードの交換をおこないました。

グッドビヘイビアカードについてはこちら

せーの、イイネー b^o^d

今回みんなが作ってくれた動画は、岡工主催の学校説明会で上映する予定です。個性あふれる動画の作成ありがとうございました。引き続き先生方にも見てもらって評価をしてもらおうと思います。大賞の決定はもう少し先となります。

今回のプログラム「岡工PR大賞」を通じて、チームビルディングと課題解決型学習法(PBL)を体験することも目的の一つでした。

「編集無し、一発撮りの2分間のPR動画を作る」という課題に対して生徒は、

1.課題の設定・・・今回は提供しました(岡工PR大賞)

2.情報の収集・・・学校をフィールドワーク、インタビュー、話し合いなど

3.整理・分析・・・何が岡工のかっこいい・素敵・すごいところか精査

4.課題解決に向けた実践

       ・・・何をPRしたいか(例:専門科の実験の面白さを伝えたい)

          いつどこで撮影するか、誰に許可を得るか(実験室、専門科長)

          どんな画角で撮るか(動きながら)    など

5.まとめ・表現・・・どんな工夫をするか(端末から音楽を流す、大きな声で喋る)

           納得できるか(撮っては確認し、また撮る)

        完成動画を視聴し、相互評価と感想を記入する(クロームブックの活用)

 最後に、ワークシート(紙)に今回の活動をとおしての気付き(感想)を書きました。(自分の変容を記録しておくことで、振り返りで役立つ)

このようなプロセスを体験しました。

次回は企業の方に、探究における情報収集とSDGs(仮)についてお話しいただく予定です。

1学期の学びを2学期のプログラムにいかす。そして2年生での学びを3年生の課題研究でいかす。インプットとアウトプットを繰り返しながら、その中でどんな力が身につくかを意識的に学ぶことができるのがこのOCPという連続した学びです。

生徒のこれからのさらなる成長がとても楽しみです。 みなさん、ひとまずお疲れ様でした。