カテゴリー別アーカイブ: 授業・学習

【人権教育】人権教育新聞「なかま」の発行

人権教育係では毎年人権教育新聞「なかま」を発行しています。多様性を尊重する取組や共生社会の担い手として活躍した生徒の内容をまとめています。全校生徒に配付しているので保護者の方も是非読んでください。

掲載記事
●校長先生「動機善なりや、私心なかしりか」

●土木科山本先生「地域・企業とともに学ぶ~開かれた学習で身に付くチカラ~」

●デザイン科2年星島りらさんの意見広告「真実の愛?」

●デザイン科2年小林芽生さんの意見広告「年を重ねる美しさ」

●建築科3年杉田風音さんのSDGsの視点から建築施工を考える「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

●建築科3年河本和樹さんのSDGsの視点から建築施工を考える「住み続けられる街づくりを」

●1年間の人権教育LHRでの取組「夢のユニバーサルデザイン公園をつくろう」「貧困・格差・孤立などの社会問題を防ぐために私たちにできることは何か」「児童虐待を防ぐには」「職場でのハラスメントをなくすには」

●図書委員がおすすめする人権本・SDGs本の紹介

【総合的な探究の時間】アイデアコンテスト動画発表評価会をおこないました

令和5年2月1日(水)、5・6時間目の総合的な探究の時間は、2年生が企業のアイデアコンテストに応募するアイデアを動画にまとめたものを視聴・評価しました。5時間目は各クラスで視聴評価をしました。その評価の結果クラスNo.1が決まります。各クラスNo.1の動画を6時間目に、1・2年生が評価しました。
以下その様子です。

きっと生徒は今回の動画作成に当たり、様々な壁に当たったのではないでしょうか。1学期の岡工PR大賞の時よりもっとよいものを、ユニークなものを!と考え、悩み、調べ…試行錯誤しながらがんばって作り上げた様子が、どの作品にも表れていました。

OCPは、課題に対して他者と協力しながら解決していく中で、以下のような資質や能力が身に付けられることを目的としています。

この1年間の生徒の様子を見ていると、本当に成長した姿(行動の変化)を見せてもらうことができました。みんな良かったよー♫
この1年間の学びを生かすのは、普段の授業と、来年の課題研究だ!

【OCP入門】1年生向けガイダンスをおこないました

 令和5年1月18日(水)6時間目のLHRは、OCP(OKAKO CREATIVE PROJECT)入門のガイダンスを行ないました。
 2年生のOCP演習に向けた足がかりの時間として、「0から1を生みだそう」と「OCPガイダンス」についてワークシートをまとめながら話しを聞きました。
以下その様子です。

 OCPでは課題解決型学習(PBL)やグループワークなどのアクティブラーニング(AL)をとおして、以下の力(資質や能力)を育むことを目標としています。そしてその力を課題研究や日々の授業でいかし、将来SDGsの17の目標達成に向けてアイデアを出し、行動できる「人財」となることを目的に、学年進行で取組んでいます。

【岡工STEAMラボ(OCP発展)】プレゼンまでいよいよ大詰め!

 令和4年12月20日(火)、岡工STEAMラボで取組んでいる「令和6年度岡山植樹祭に向けたカウントダウンボード製作企画案プレゼン」まで1週間を切りました。今日はプレゼン練習と手直しをしています。
以下その様子です。(プレゼン前のため、画像の一部を加工しています)

いよいよ来週の月曜日に、岡山県庁においてプレゼンします。科・学年をこえて集まったSTEAMラボのみんなのプレゼンは、どの班もそれぞれの特徴が出ていて、ユニークなプレゼンへと仕上がっていました。
26日、頑張ってね!

【主権者教育】主権者教育講演会

 12月14日(水)2年生を対象に第2回主権者教育講演会を実施しました。「税金を通して、よりよい地域社会を実現していく手段や方法を考える」をテーマに岡山西税務署、中国税理士会岡山西支部、岡山市選挙管理委員会の方々に協力していただき、生徒と一緒に税金について考えました。

 まずは税理士の方より、所得税と消費税の集め方の違い、租税公平主義の視点から消費税の是非などについて講演をしていただきました。その後、講演内容を踏まえて、「これからの日本は消費税を上げるべきか、下げるべきか」についてディベートをおこないました。ディべートを通して、「メリット・デメリットがそれぞれあるから現状維持しかない?」「少子高齢化対策としては消費税をアップするのがいいが、個人的には嫌だなと思う」などよく考えていました。対話を通して意見を形成していくことも主権者教育の大切な部分となっていると伝えました。

 次に生徒が考えた「オリジナル税金」の演説をおこないました。「ペット購入時に2万円の税金を課す。集めた税収で、ペットと一緒に暮らしやすい社会の建設を目指す。ペットホテル、ペットカフェ、ドッグランなどをつくる。」「自転車購入に10%の税率を課す。自転車の付属品にも同様に10%の税率を課す。集めた税収で交通安全教室の実施、自転車専用通行帯の建設費用に充てる」「東京などの大都市に住んでいる人に年収の4%を毎年課税する。集めた税金で過疎地の活性化、地方の雇用創出、全国どこでも仕事ができるようテレワークの整備費用に使う。その名も多勢に無勢(税)」と3つのオリジナル税金を自作のスライド資料とともに演説し、演説後にはパソコンで電子投票をおこないました。

 結果は、ペット税が賛成68%・反対32%、自転車税が賛成42%・反対58%、多勢に無勢(税)が賛成68%・反対32%という結果になりました生徒の感想では「自分も犬を飼っていて困ることがあり共感したので賛成」「犬1匹に2万円の課税で税収は見込めないので反対」「自転車専用通行帯は必要なので賛成」「自転車税を徴収するのはいいが、使い道には反対」「地方が活性化すると日本全体も発展するから賛成」「東京に住んでいる人で生活が苦しい人もたくさんいるから反対」など生徒はそれぞれの税金に多くの賛否を考えていました。このようにみんなで意見を出し合い、対話を通してよりよい社会を実現していくことが大切であると伝えました。

【人権教育】3年生人権教育LHR

11月30日(水)3年生人権教育LHRは「職場でのハラスメントに対処するためには、どのような考え方や方法があるのだろうか。」をテーマに、岡山社会保険労務士会の押野りか氏による講演会が実施されました。卒業後に安心して社会へ出て行けるように、労働と社会保険の専門家である社会保険労務士の方より「労働に対する考え方」、社会人として知っておくべき「労働関係の法律」や「社会保険制度の仕組み」などについて考え、特に「職場でのハラスメント」についてどのような対処方法があるのか考えました。

まずは「遅刻してきた人を怒るのはハラスメントなのか?」「仕事が終わってないから残業させるのはハラスメントなのか?」「懇親会に全員参加させるのはハラスメントなのか?」などクイズ形式で考えました。

次の講演を通して、ハラスメントの種類(パワハラ・セクハラ・マタハラ)やハラスメントが起きやすい職場の特徴などを勉強しました。

ハラスメントはどこでも起きやすく、誰もが加害者・被害者になることがあります。講演後には「自分がハラスメントの被害にあったら、どのように対応するのがいいだろうか。」「職場でのハラスメントをなくすために、自分には何ができるだろうか。」を考えました。

生徒たちは、「職場でのコミュニケーションを多くするために自分から話しに行ったり、分からないことなどを上司などにすぐに聞いて対処したりして、自分から職場の雰囲気を良くする。」「自分だけで問題を抱えないように相談する。」など多くの意見を考えていました。

【総合的な探究の時間】アイデアコンテスト発表に向けて大詰めです

 令和4年11月9日(水)本日の総合的な探究の時間は、久しぶりのOCPです。今日までに中間発表を行ない、自分たちのアイデアに対してクラスの人からアドバイスをもらいました。そしてアイデアコンテスト応募用紙を書き上げました。
 今回はそれを動画で発表するための材料づくりを行なっています。応募用紙を撮影したり、発表用に書き直してみたり、Chromebook等の端末を駆使して書いてみたり…。様々な活動が見られました。
以下、中間発表等の様子です。

【LHR】2年生人権教育

10月5日(水)に「知ろう!考えよう!現代の「貧困」・「格差」・「孤立」などの社会課題について」という演題で、川崎医療福祉大学の直島克樹先生が授業をおこなって下さいました。
すべての人が幸せに暮らせる社会とはどのような社会なのかを考え、自分なりの解決策を見出そうというテーマで、生徒は個人やグループで多くのことを考えていました。
講演内容としては、「貧困問題は現在の日本にもある現代社会の大きな課題。日本の貧困は相対的貧困が多く、着ている服はみんなと同じであったり、スマホを持っていたりするけど、今日は一回しか食べてないという子供がいる。」「福祉では人と人とのつながりがテーマとなっている。貧困で苦しんでいる人は人とのつながりが希薄。人と人とがつながることで解決策が見いだせる。」「子ども食堂は、すべての人が利用していい場所。子供たちと大人のつながりは、ご飯が食べられるというだけでなく、大人とつながることで学びの場にもなる。」「賞味期限が近い食品や形の悪い廃棄する野菜を使ったカフェがある。そこでは、障がい者の方を雇用し、子ども食堂のように誰もが利用していい場所にしている。みなさんの考え方次第で、たくさんの人と人とがつながりをもった空間を作っていってほしい。」など、孤立を防ぐことが貧困問題や格差問題の解決策であると学びました。
講演後には講演内容を踏まえて、どのような社会にしていきたいか、自分には何ができるのかを考えました。「誰もが働きやすい環境がある社会を作っていくべきだと思った。」「貧困問題に対して、自分にできることは募金ぐらいと思っていたけど、人と人とがつながることに関しては、自分にもできることがあると思った。」「高齢者が孤立しないような地域での取組、子育てがしやすい地域の取組が大切だと思った。」など、人とのつながりを意識した内容を考えてくれた生徒が多くいました。
人権教育をおこなう目的とは、「すべての人が幸せに暮らせる社会を作ること」だと思います。そして、国や自治体がしてくれると思うのではく、自分は何ができるのかを考えることも人権教育の大きなテーマだと生徒に伝えました。