カテゴリー別アーカイブ: 機械科

ものづくりコンテスト県予選(旋盤)で、第1位、第5位入賞

1月26日(土)、平成25年度「高校生ものづくりコンテスト(旋盤作業部門)」岡山県大会予選会が倉敷工業高校で開催されました。コンテストには県下8校9学科から15名が参加、本校からは機械科2年A組岡本健汰君と機械科1年B組高木隆義君が出場しました。2人は、昨年11月下旬から、放課後約2時間、一生懸命練習を積んで大会に挑みました。

岡本君は、昨年度も出場しており、落ち着いた作業ぶりで、完成度の高い作品を作成し、審査の結果、見事第1位に輝きました。

また高木君は、1年生ながら2時間の制限時間内に作業を完成させ、若干の減点はあったものの、第5位に入賞することができました。

この結果、2人とも5月下旬に行われる県大会への出場権を獲得することができました。今後も集中して練習に励み、全国大会出場を目標に頑張ってくれるものと期待しています。

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第10回全日本高等学校ゼロハンカー大会に出場しました

12月23日(日)、倉敷市西阿知町の高梁川河川敷グラウンドで、「第10回全日本高等学校ゼロハンカー大会」が開催されました。

「ゼロハンカー」とは、自作のフレームに50ccエンジンを搭載して、ダート走行可能なサスペンションを備えている車両のことです。車両の製作やレースへの出場を通して、溶接や旋盤などの機械加工、自動車の基礎的な構造、ものづくりの楽しさ、仲間との協力の大切さなどを体験できます。

大会には全国から19校37チームが参加。本校からは、機械科の課題研究で製作した「OKAKO1号」「OKAKO2号」の2台が出場しました。初参加となった一昨年は3位、昨年は2位と5位に入賞しており、「3年連続入賞」を目指して放課後遅くまで調整や点検を繰り返し、万全の態勢で大会当日を迎えました。

金曜日に降った雨の影響でグランドコンディションが悪い中、ドライバーとサポーターが一体となって頑張りましたが、残念ながら「OKAKO2号」は2次予選、「OKAKO1号」は3次予選で敗退し、決勝の「24分間耐久レース」に進出することはできませんでした。クラッシュして走行不能になるゼロハンカーも多い中、2台とも完走することができ、入賞した学校と比較しても完成度の高さは全国に誇れるものだったと感じています。

来年度も上位入賞を目標に頑張って欲しいと思っています。

  

  

  

全国製図コンクールで最優秀特別賞を受賞しました

第29回全国製図コンクール(全国工業高等学校長協会主催)で、本校機械科3年生の丸口純平君が最優秀特別賞を受賞しました。

全国製図コンクールは、工業系高校各学科の専門分野の、製図に関する基礎的な知識と技術の習得を目的として、毎年1回行われる全国的なコンクールです。製作図・設計図などを正しく読む能力、作成する能力など、製図に関する総合力が試されます。

今年度の課題は、「三相誘導電動機(出力55kw、回転速度1460rpm、軸端の直径65mm)で、うず巻きポンプ(軸端の直径65mm)を駆動するときに用いられているフランジ形たわみ軸継手の設計及び組立図、部品図(3枚)を製図する。」というもので、全国の47校から、2889名の参加がありました。

最優秀特別賞は、特に優秀な作品に与えられるもので、受賞者は機械系と電気系を合わせて、全国で20名以内と決められています。丸口君は、授業はもちろんのこと、放課後や休日にもコツコツと一生懸命努力して、今回の栄冠に輝きました。

「ふいご祭り」を行いました

12月13日(木),機械科で鞴(ふいご)祭りが行われました。

「鞴(ふいご)」は製鉄や鍛造などの際,炉を高温にするために空気を送り込む道具で,「吹子」とも書かれます。ふいご祭りは,鋳物師、鍛冶屋、石工などふいごを用いる職人が、旧暦11月8日に行った祭りです。鉄とのゆかりの深い岡工機械科では,毎年12月にふいご祭りを行ってきました。

正午,関係の先生方が鋳造実習室に集まり,祝詞(のりと)奉読や玉串奉呈をして,今年1年の感謝と来年の無事を祈願しました。その後,機械科職員室でぜんざいとみかんを食べながら歓談しました。

 

 

【機械科】車椅子整備で、機械科3年生が創志学園を訪問しました

11月5日(月)の午後、創志学園高等学校を機械科の3年生8人が訪れました。

機械科では、課題研究での学習活動として、3年間で身につけた専門的な知識や技術を活かして、岡山市内の公共施設や総合病院に設置されている車椅子の整備ボランティア活動に取り組んでいます。この日の訪問はその活動の一環として行われました。

会場となったのは創志学園高等学校の「看護・介護実習室」。看護科3年生の53名の皆さんが2つの班に分かれ、それぞれ1時間ずつ、本校生徒と共に学びました。

まず、機械科の生徒が指導役となり、工具の使用法やチェックシートでの作業の確認など、安全で確実な整備方法を説明しました。白衣にナースキャップ姿の看護科の皆さんは、真剣に一生懸命メモを取りながら説明を聞き、工具を手に車椅子を実際に整備しました。

次は看護科の皆さんが、段差のある場所での車椅子の運転方法や介護ベッドから車椅子に移動する方法など、看護や介護に必要な技術を本校生徒に教えました。専門知識をお互いに交換しあう形で、学校間の連携が実現し、本校生徒にとっても大変参考になりました。

最初は、お互いに緊張した面持ちでしたが、時間が経過するうちにうち解け、笑顔がいっぱいの明るい雰囲気で事業を終了することができました。今後もこの取組を続けて、お互いの専門学科についての理解を深め、専門的な知識・技術を活用した地域貢献を推進することで生徒の社会性や協調性を育てていこうと考えています。

  

  

  

 

 

111プロジェクト - 炭酸ガスアーク溶接技術講習会を実施しました

本校は創立111年を記念して、専門7学科で学習した専門的な知識・技術を活用した「エコ広場」の充実等を目指す「111プロジェクト」を推進しています。

機械科では、耐候性に優れたステンレス鋼を使用したメッセージボードの製作を担当しています。ステンレス鋼の加工は、通常実習で行っている炭素鋼より複雑であるため、高度熟練技能者で、JFEメカニカル(株)倉敷事業所に勤務されている岡宏光氏を講師としてお迎えし、1~3年の実行委員15名が参加して、炭酸ガスアーク溶接機を使用した溶接技術講習会を実施しました。

10月5日(金)の放課後、16時から約2時間、ワイヤ送給装置や溶接トーチの構造、溶接ワイヤの着脱方法、使用電流等の調整について丁寧に指導していただきました。また、横向きや立向きといった複雑な溶接姿勢についても実技指導を頂き、大変参考になりました。

今後は、各材料の切削加工を行い、講習いただいた溶接技術を活用して完成度の高いメッセージボードの製作を進めていこうと考えています。

  

 

平成24年度前期技能検定、119名が合格!

8月24日(金)、岡山県職業能力開発協会主催による技能検定の、本年度前期の合格者が発表されました。

本校では、昨年度からスタートした「高校生のものづくり技能取得支援事業」を活用し、機械科と情報技術科の2、3年生を中心に、集中して放課後の補習に取り組み、下表のような好成績を収めることができました。後期も木材加工職種や機械検査職種の取得に向けて頑張っていこうと考えています。

機械科技能検定合格者

 

 

第43回 機械製図検定試験 特別表彰を受賞!

本校機械科では、ものづくりの基礎・基本ともいえる「図面の見える、描ける生徒の育成」を目標とし、製図教育を大切にしています。毎年実施される機械製図検定においても、高い合格率を誇っています。

その中で、機械科2年A組 中川 達哉君が、今年度の特別表彰に輝きました。特別表彰は、1次試験(学科試験150点満点)、2次試験(実技試験100点満点)の合計が230点以上の合格者の中から選ばれます。今年度は、特別表彰の申請があった全国の27校56名の候補の中から、全国工業高等学校長協会による厳正な審査の結果、6名が受賞しました。受賞した中川君は、授業はもちろんのこと、放課後の補習等においてもコツコツと一生懸命努力して、2年生ではただ1人という快挙に結びつけました。

今後は、製図に関する知識と技術を総合的に高めるために行われる「全国製図コンクール」で、「3年連続、最優秀特別賞受賞」を目標に頑張って欲しいと考えています。