カテゴリー別アーカイブ: LHR・総合的な探究

05.15【総合的な探究の時間】OCP演習・岡工PR大賞いよいよ撮影へ

令和6年5月15日(水)、本日のOCP演習・岡工PR大賞は、アイデア出しからの撮影です。

OCPでは毎回オンラインで担当者と全クラスをつなぎ、振り返りや本日の目標を確認してからプログラムが始まります。

以下その様子です。 アイデアの出し方もいろいろあります。ジャムボード派、ホワイトボード派。あなたはどっち派??

全体の様子はこんな感じです。

カメラを向けるとこんな感じ♪

「せーの、イイねー b^―^d」  楽しそうに取り組むみんなの姿って、けっこう元気もらえるんですよね。

今回は、教室でアイデアを練る班もあれば、アイデアを出すために校内を見て回る班もあり、どんどん活動に動きが入ってきました。ある班は早速サンプル動画を撮影し、確認していました。自分が思っている以上に大きい声を出さないと、動画に声が入りづらいことが確認できていました。これから撮影を考えている皆さん、気をつけてくださいね!

廊下を歩いていると、「先生聞いてください!○○反応(ネタバレ注意のためあえて伏せます)の様子を撮りたいんですけど、ワンカットだと失敗したらどうしましょー><  でもこれって○○(伏せます)好きな中学生には刺さると思うんです。僕が中学生だったらすごい興味持ちますもん!」って、ワクワク感を前面に出して話しかけてくれた○君!その話を聞いた私もどんな動画になるかワクワクが止まりません。そんな様子を隣で見ていた別の班の○君が、「俺らは部活やっていない人や運動部じゃない人は気付かない×××(伏せます)を撮りに行って紹介します!」 目の付け所がユニークですね!

こうした様子を見ると、今回のプログラムも「課題解決のためにどう行動するのか」考えて行動する、主体的で協働的な学びになっているのではないでしょうか。

しかしそんなことよりも、生徒は実に楽しそうに一生懸命活動しています。そして他学年が授業している中で、節度を持って行動しています。これが「岡工プライド」だと感じました。

岡工PR大賞クラス内評価は、6月5日(水)です。どんなPR動画が完成するか楽しみですね。

05.01【総合的な探究の時間】OCP岡工PR大賞スタート!!

令和6年5月1日(水)、本日の総合的な探究の時間は、本校独自の取組である「OCP(OKAKO CREATIVE PROJECT)」の2回目です。1学期のテーマは「岡工PR大賞」と称して、各チームが中学生を対象とした、岡工PR動画を作成します。完成後はその動画を2年団みんなで評価し合います。

以下その様子です。

はじめにオンラインで、前回の振り返りからおこないました。OCPで身につく力、チームビルディングの大切さなど思い出すことができたかな?その後、今回からの課題(中学生が見て、「岡工すごい」「かっこいい」と思えるような編集無しの2分間動画の作成)とその説明(方法や約束事項)などを確認しました。

そしていよいよグループワークが始まりました。クロームブックのジャムボード機能を使ってKJ法によるアイデア出しをおこなう班もあれば、ホワイトボードを使っておこなう班もあり、その手段にも多様性が見られます。みんな笑顔でワイワイガヤガヤ。担任の先生も教室内をくるくる回って生徒に声かけ。 全8クラス。どのクラスも良いスタートが切れていました。

前回のOCPの記事はこちら♫

04.24【総合的な探究の時間】今年も始まりましたOCP!

令和6年4月24日(水)今年度も総合的な探究の時間において、「OCP(OKAKO CREATIVE PROJECT おかこう クリエイティブ プロジェクト)」が始まりました。最初はガイダンスと、チームビルディングを体験的に行いました。 以下その様子です。

生徒のワークシートの感想には、「(チームビルディング体験は)最初は2人に増えようが4人に増えようが関係ないと思っていたけど、実際やってみると考えを共有するだけでなく、そこから発展し、新たなものが見つかったし、他者を認め、自分の考えにプラスさせるとより新しいアイデアが浮かぶものだと感じた。」と、とても嬉しい感想がありました。もちろん、この生徒だけでなく、「OCPで何をやるのかわかった。」「どんな力が身につくかわかった。」「楽しみになってきた。」など初めての体験だったにも関わらず、肯定的な感想をもった生徒が多くいたようでした。担当者としては、これほど嬉しいことはありません。ありがとうございました。また、楽しみながら力を身に付けられるプログラムをみんなでやっていきましょう。

また、今日はとあるクラスで配信画像が写らないトラブルがあり、スタートすることができませんでした。ですがそのとき、2年団の先生が寄り合ってくれてトラブルが解消でき、無事スタートできました。2年団の結束の強さを感じられる出来事でした。先生方、ありがとうございました。

【総合的な探究の時間】今年度最後のOCP「探究×課題研究」発表と評価をおこないました

令和6年1月31日(水)、2年生の総合的な探究の時間は、今年最後のOCP、「プレ☆課研」の発表動画視聴とその評価をおこないました。
2学期以降は、「探究×課題研究」として、3年生へとつながる探究テーマに取り組みました。
このプログラムの理想的なゴールは、「各科の専門知識を生かして社会課題を解決する→その解決策を3年生の課題研究(OCP実践)で実際に製作すること」です。さて、どんなアイデアが出てくるのでしょうか。
以下その様子です。

5時間目はクラス内でプレゼン動画を視聴し、クロームブックを用いて評価しました。1学期も同様にやっていたので、生徒はお手の物でした。各クラスで代表動画が決定したあと、6時間目は各クラス代表動画を視聴し、評価しました。6時間目は1年生もOCP入門として一緒に視聴・評価をしてもらいました。

社会課題の解決をテーマにしたので、高校生にとっては難しく感じた人もいたかもしれません。しかし、完成したアイデアはいずれもユニークで、「これ実際に製作できたら面白いな!」と思うプレゼンもありました。内容だけでなく、自動音声で読み上げたり、画像を合成してみたりと、技術的な進歩も多く見られました。2年生の皆さん、きっと大変だったでしょうね。でもそれを班のメンバーと楽しんで取り組むことができたのであれば幸いです。本当にお疲れ様でした。

このOCPでは、課題解決能力の育成、チームビルディング、アイデアだし(創造性)、他者理解など、様々な非認知能力の醸成を目指して取り組みました。この経験が3年生の課題研究へつながり、そして未来の自分自身へとつながっていってほしいと願っています。

【1年団】OCP入門をおこないました

令和6年1月17日(水)、1年生の6時間目LHRでは、OCP入門をおこないました。OCP(OKAKO CREATIVE PROJECTの略)とは、1年生から3年生まで連続した学習プロジェクトです。普段の授業に加えOCPを体験し学ぶことで、より資質や能力が育成される事を目的としています。
今日は「0から1を生みだそう」というお話しと、ガイダンスがおこなわれました。
以下その様子です。

ワークシートの感想には、「最初はOCPって何やるんだろう。と思っていたが、話を聞いて少し楽しみになってきた。」「僕は人に伝える事が苦手だから、そこが良くなるといいと思う。」「私は誰かとコミュニケーションをとることが好きなので、もっと伸ばしたい。」「大学生や社会人になって活きてくる力だと思うので頑張りたい。」と、前向きな感想が多くありました。良いスタートが切れたのではないかと感じました。

【LHR】1年生人権教育LHR

11月29日(水)に「誰もが楽しく学べる体験型動物園」というテーマで人権教育をおこないました。生徒はグループになって、「車いす、視覚障害、聴覚障害、子ども、高齢者」の方々には動物園を訪れた際にどのようなバリアがあるのかを体験し、「誰もが楽しく学べる体験型動物園」を設計(デザイン)するという課題に挑戦しました。今回は自分たちが考えた案をイラストにまとめてポスターセッションをおこないました。

化学工学科のグループの発表
「池田動物園にはオラウータンの手型足型が設置されているが、高い位置にあるので子どもたちには手が届かないかもしれない。子どものために低い位置にオラウータンの手型を設置する。その際の手型は子どものオラウータンの手型を新たに作る。また、オラウータンの足型は実際に踏めるように地面に設置してみたらいいかもしれない。」

この発表に対して、講評をしていただいた川崎医療福祉大学の大姶良先生から、「すばらしいアイデアである。このアイデアだと、子どもたちが池田動物園を訪れる毎にオラウータンの手型と自分の手の大きさを比べることができ成長を感じることができる。また、低い位置に設置することで車いすの人にも配慮ができている。すぐにでも実現できそうなアイデアであり、人権感覚にも優れている。」と高評価をいただきました。

建築科のグループの発表
「猿と人間が一緒にボルダリングできる展示を作りました。人間用と猿用のボルダリングゾーンを作り競争することで、猿の身体的特徴を理解する展示です。」

この作品に関しても大姶良先生から「このアイデアもすばらしい。まさにテクノロジーの力で楽しく学べる体験型動物園を設計している。」と高評価してもらいました。

池田動物園の方からも、「高校生のアイデアは大変すばらしい。ユニークなアイデアもあれば、すぐにでも実現できるアイデアも多くあった。何よりも一生懸命に取り組んでいる姿勢が大変すばらしかった。」と講評していただきました。

今回のポスターセッションを通した生徒の振り返りの中で、「一人一人のアイデアを組み合わせていけば、自分一人で頑張るより動物園がより良いものになっていくことが実感できた。自分の出したアイデアにはメリットしかないと思ったが、グループで話し合いをしていくうちにデメリットも見つかるようになった。そのため協力することが大切だと分かった。」など対話を通して学習していった生徒が多くいました。

【LHR】3年生人権教育LHR

11月29日(水)3年生の人権教育LHRは体験学習を通して、すべての人が楽しく過ごすことができる「共生社会」の実現について考えました。

 ●視覚障害の体験(点字ブロックの歩行、目隠しの状態でパソコンを操作する)をおこなった生徒の振り返り
「目の不自由な方にとって、耳から入ってくる情報がすごく大事なことや、そのような人たちを支える工夫や機能がたくさんあることも知ることができました。」

●ボッチャの体験をおこなった生徒の振り返り
「人生で初めてボッチャの体験をし、ほんとに障害者スポーツというカテゴリーだが私たちも楽しむことができ驚いた。「共生社会」にとって必要なことは、健常者や障害者と言わず、すべての人が暮らすことができる社会だと感じた。」

●車いす体験をおこなった生徒の振り返り
「普段何も気にせずに使っている学校でも車いすに乗るとボコボコの道が気になったり、段差の大きいところだと登れなかったり不便なところが多かった。障害者の視点になって物事を考えることが暮らしやすい社会をつくる上で大切だと分かった。将来建物の設計ができるようになったらみんなが過ごしやすい建物を作れたらいいなと思った。」

●高齢者体験をおこなった生徒の振り返り
「高齢者になると筋力など色々なところが衰えて大変になると聞いたことはあったが、少し疑問にも思っていました。実際に自分が体験してみると、クリップや小銭を拾うのもすごく大変で、もっと高齢者に配慮しなければならないと思い直しました。すべての人が暮らしやすくするために、私たちデザイン科の役割が大切だと思いました。」

高齢者疑似体験セットを装着し歩行をおこなっている様子
ボッチャの体験をおこなっている様子
シャッフルボードをおこなっている様子
講師に「ビーンズジャパン」の方を招き、災害時クロスロードゲーム(災害時に取るべきジレンマについて学ぶゲーム)を実施している様子
車いす体験をおこなっている様子
日本基準寝具株式会社、株式会社ライフケア、株式会社アークリード、有限会社福祉の店アイコー、株式会社トーカイの5社のみなさん方が協力してくれました。
妊婦疑似体験セットを装着し階段の昇降をおこなっている様子
スカットボール(ゲートボールの器具を使用し的にボールを入れる)体験の様子
目隠しの状態でコップに水を入れようとしている様子
歩行器会社9社に協力いただき歩行体験をおこなっている様子
目隠しの状態で自分の持っているchromebookを操作している様子

ゴールボール(目隠しの状態で相手ゴールに鈴の入ったボールを投げ入れる競技)をおこなっている様子

【LHR】2年生人権教育「ストレスマネジメントと心のビタミンづくり」

10月4日(水)に川崎医療福祉大学の田淵先生を講師に人権教育LHRを実施しました。

ストレスとは何か。ストレスを自分自身で認識し、どのような対処すればよいのか。そして、ストレスが原因で起きる精神疾患は差別や偏見の対象となっています。なぜ差別されるのかの3点をテーマに授業をおこないました。

精神疾患の患者数は、5大疾患の中で一番多く「国民病」とも言われています。また、2022年の自殺者数は約2万人と極めて多く、小中学生の500人が自死しています。日本人の5人に1人が精神疾患に罹患します。そして、精神疾患の原因がストレスとなります。ストレスの原因を知り、ストレスへの対処法(ストレスマネジメント)や「友人がSOSを求めてきたらどの様に対応する」などのテーマでグループワークを実施しました。

友人がストレスで困っているときにどうするかという質問に対しては、「自分ができることをしたい」「否定しない」「対処法を一緒に考えたい」「解決策を知っている人に相談する」という答えがあり、大変すばらしい答えを生徒同士で考えていました。講師の方も「相談された人の心理として、アドバイスをしたり、解決したりしようとします。しかし、大事なのは、徹底して話を聞くことです。こころの病は、薬で治療することもできますが、一番聞くのは「人薬」、つまり人の力です。」と仰っていました。

ストレスはネガティブなだけでなく、ストレスをバネに頑張ることで大きく成長することもできます。しかし、ストレスを抱えすぎてしまうときが危険です。その危険信号に自分では気づかないときもあります。周りの友人で困っている人を助け合うことが大切だと伝えました。