カテゴリー別アーカイブ: 建築科

10.27【建築科課題研究】「ソコの環」プロジェクト発信!

10月27日に、岡工建築科3年生の課題研究で取り組んでいる「ソコの環」プロジェクトについて記者会見を行いました。

工業高校生が企業や地域住民と協働し、北長瀬未来ふれあい総合公園に憩いの場を創出します!そのプロジェクトを実現するために、クラウドファンディングをはじめました。

ぜひ、プロジェクトHPもご覧いただき、工事に必要な費用を皆様の支援の環(わ)でつないでいただきたいです。

ソコの環 ホームページ
岡山工業高校建築科3年生 地域連携班 ソコの環チーム

本プロジェクトは、本校の教育プログラム 「OCP(岡工クリエイティブプロジェクト)」の
集大成として、地域社会に実際の価値を届ける挑戦です。

子どもたちは課題の発見から解決までを自ら導き出す力を育み、令和 6 年度には現地調査・アンケート・基本計画を行い、令和 7 年度には実施設計や業者選定など、実現に向けた最終調整を進めてまいりました。

下記の動画は、令和6年度の初代ソコの環チーム4名の生徒による、第5回BeLiveプレゼンテーションイベントに参加した際のものです。

生徒たちは毎年本校で実施している秋季校外学習で訪れた北長瀬エリアの見学を通じて、ブランチ岡山北長瀬(屋外型商業施設)と北長瀬未来ふれあい総合公園とのつながりをより良くし、北長瀬エリアが一体となった賑わいの創出について取り組みたいとの思いでスタートしたプロジェクトです。

昨年度から、クラウドファンディングの内容やソコの環ゲートのデザインをブラッシュアップしながら、持続可能なかたちで協力企業と連携して協働学習を続けています。


この取り組みは、単なる授業の延長ではありません。行政・地域住民・企業の皆さまと
繰り返し対話を重ね、公共施設に工作物を建設するという現実の壁に直面しながらも、諦めずに前進してきた子どもたちの 「本気」が込められています。

ここまでプロジェクトを続けてこれたのは、「BeLive」イベントで関わった行政・企業の方々からのアドバイスや応援があったからです。

https://www.kwp.co.jp/belive/


「BeLive」は、高校生の持つ柔軟な発想と岡山に根差す、企業・団体の力を掛け合わせたSDGsの取組・発表を通じ、岡山の新しい未来を創造するプロジェクトです。

クラウドファンディングの仕組みや後押しをしてくださった企業の方や協働学習に協力してくださった企業の方との出会いも、「BeLive」に参加したことがきっかけとなりました。

多くの支援・応援を得て、今、彼らの夢をかたちにする最終ステップとして、クラウドファンディングを立ち上げることとなりました。

「ソコの環」プロジェクトの事業スキーム

生徒は、「ソコの環」プロジェクトの実現に向けて、懸命に広報活動も行っています。

10月25日(土)に開催された「工業高校探究フェスinイオンモール岡山」でも、ステージ発表を行いました。

https://www.sanyonews.jp/article/1815932

11月8日(土)に開催される「岡工祭(一般公開)」では、プロジェクトの展示も予定しています。ぜひ御覧ください。


「産官学民金」の多彩な連携・協力のもとに編成された本プロジェクトは、地域の未来
を担う若者たちが自ら社会に貢献する、かけがえのない経験となります。


未来を共創する壮大な地域活性化プロジェクトの実現に向けて、皆さまのご支援が彼
らの成長を後押しし、地域に新たな価値を生み出す力となります。


どうか温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

建築科 課題研究 地域連携班「ソコの環」プロジェクト 担当教員 宮井麻美

12.25【高校生「夢育」PBLフォーラム】建築科3年が課題研究の成果を発表しました

令和6年12月25日(水)、岡山県教育委員会が主催する高校生「夢育」PBLフォーラムで、建築科3年生が課題研究の成果報告を行いました。

建築科の課題研究 地域連携班「ベンチャーズ」の5名は、奉還町商店街のシャッター商店前に、ベンチの座る機能に加えて、商いや食事、古着市にも対応できる「多機能ベンチ」を提案しました。

このベンチを置くことで地域を活性化させたいと、春から現地調査やデザインコンペ、設計図作成など様々な活動を続けています。

建築科3年の課題研究「地域連携班」では、岡山の抱える問題を高校生の目線で調査し、課題を設定して建築的な視点で課題解決を図る活動をしています。

今回、奉還町商店街をフォールドワークし、ベンチに必要な機能やデザインについて何度も検討を繰り返しました。

協働学習の一環として、木材加工や販売を行う企業の方と安全性や組み立て方法についてアドバイスを頂き、作品を生み出すことができました。

2025年3月に、奉還町商店街へベンチを寄贈する予定です。商店街を利用の際は、ぜひベンチをご活用ください。

12.24【終業式】2学期しめくくりの日

令和6年12月24日(火)、本日は2学期のしめくくりの日でした。朝のSHR、大掃除を経て体育館に全校生徒と教職員が集合し、終業式をおこないました。

本日は終業式に先立ち、生徒会役員新旧交代式、台湾研修報告会、収納式、表彰式及び壮行式がおこなわれました。

以下その様子です。

<生徒会役員新旧交代式>

校長先生から認証を受けた新役員の3名。第76期の新会長は初々しい表情で所信を表明されました。第75期の旧会長は全校生徒への感謝の気持ちを述べていました。

<台湾研修報告会>

代表生徒8名から、10月末に訪問した台湾での思い出を全校生徒に披露しました。

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<収納式>

収納式では8つの個人団体が全国大会、中国大会、県大会で優秀な成績を収められました。山岳部、囲碁将棋部、陸上競技部、写真部、情報技術科、機械科建築科、土木科のみなさん、おめでとうございます。

<表彰式>

表彰式では、機械科3年生、電気科3年生の個人2名が、全国製図コンクールで最優秀特別賞を受賞されました。おめでとうございます。

<壮行式>

壮行式では、岐阜県で開催される「ジャパンマイコンカーラリー全国大会 Camera Class」に出場される情報技術科の生徒が、校長・生徒会長から激励を受けました。また、弓道部(男子団体・男子個人)が12月25日から三重県で始まる「第43回全国高等学校弓道選抜大会」に出場しています。

<終業式>

校長式辞より

・3年生にとって人生を決めた(決める)2学期でした。4月から「チャレンジ、挑戦、成長」をキーワードにお話ししていた。3年間しかない高校生活で、「何か目標を持ってやってみる。」この繰り返しを早いうちに経験してほしい。新年は目標が立てやすい、目標を立てて新学期を迎えよう。

・「自ら進んでさわやかな挨拶をしよう」これも4月から伝えてきた。学校へ来られた方から「岡工生はとても気持ちの良い挨拶ができますね。」と言ってもらえる。これだけで岡工のファンになっていただける。みんなありがとう。ではなぜ挨拶をするのか。それは「挨拶をする人はされる人に対して、その存在を認め意思をつたえることができる、コミュニケーションの第一歩である。」今後とも挨拶・身だしなみに気を付けながら生活していこう。

・楽しいイベントのある年末年始だが、3学期の始業式では元気で全員がそろうことを願っています。

その後、校歌斉唱をおこない、2学期を締めくくりました。

12.08【建築研究同好会】建築フェス2024 イベントに参加

12月8日(日)、(一社)岡山建築士会が主催する「建築フェス2024」が宗忠神社で開催され、【橋ワングランプリ(チーム対抗学生競技)】と【学生×建築士対話】に参加し、見聞を深めました。

【橋ワングランプリ】は、1チーム3名で当日支給された材料で支点長1000mm、幅員100mmの道路橋を制限時間(150分)内に完成させ、積載(重り)を10kg→15kg→20kgと段階的に増やし30秒間耐えられるものを製作し、たわみ量を計測する競技でした。また、あらかじめデザインコンセプト等をA2パネルにまとめ、発表しました。審査は、製作した模型の規格、デザイン性、完成度、載荷試験時のたわみ量を評価されました。出場チームは、岡山理科大学2チーム、岡山科学技術専門学校1チーム、岡山工業高校1チームで 建築科2年井上天慈さん、谷來人さん、土木科1年安田成吾さんの3名でした。製作した橋のタイトルは、『simple is best橋』で、集中して粘り強く作業をしました。忙しい中での練習の成果が発揮され、成績はなんと、最優秀賞を頂きました。

【学生×建築士対話】は、建築士の方々と建築を学ぶ大学生や専門学校生、高校生との大喜利形式での対話でした。岡山工業高校からは、建築科2年植松健新さん、内田暁都さんの2名が参加し、「将来の夢」や「好きな建築家」などのテーマに沿って個人で考えると共にグループディスカッションを行い、年代の枠を越えての交流を深める事ができました。

11.18【建築研究同好会】第31回ワンデーエクササイズ 結果発表!

11月9日(土)、岡山設計クラブ主催の第31回ワンデーエクササイズに、岡工の建築研究同好会のメンバーが出席しました。今回は、本校の文化祭の一般公開日と審査会が同日開催で、生徒も担当教員も準備に慌ただしい日々でしたが、審査結果は「学会奨励賞」と「市場賞」のダブル受賞と、大健闘でした。

今年度の岡山建築設計クラブのテーマは 『共創 ~楽しむ~』

これからの時代の「市場ふくふく通り」を市場関係者と市民が共に創り、共に楽しむことが出来、新たな賑わいを創り出す場所になっていくための仕掛けを提案するまちづくりコンペティションです。

毎年、同好会メンバーは2年生を中心に、夏休みから約5ヶ月間、現地調査やヒアリング調査など地域の実態を丁寧に調べ、今回のテーマである「共創 〜楽しむ〜」に沿ったコンセプトを設定します。

生徒たちは、今回の課題地にある中央卸売市場と周辺地域を「食」でつなぎ、地域交流の場を再整備したいという思いを込めて設計しました。

審査委員の方からは、中央卸売市場と再整備施設が持続可能な仕組みにより共に地域を活性化させる「事業スキーム」の提案や、原稿に頼らない元気ではつらつとしたプレゼンテーションが印象的と、大変好評でした。

建築研究同好会の活動の中で、最も長い期間を要するワンデーエクササイズです。今回、工業高校で唯一の参加ということもあり、大学生や専門学校生に負けじと最後まで諦めずにやりきりました。

チーム一同、審査会当日は誠心誠意取り組んだ達成感と建築に関わるプロの方から直接評価をいただける大変貴重な機会ということもあって、高校生活の大切な思い出のひとつとなりました。

今回、岡工建築研究同好会の審査会までの活動が、RSK山陽放送のイブニングニュースで放送されることとなりました。

令和6年11月19日(火)18:15〜 RSKイブニングニュース

RSKイブニングニュースの『YouTube』チャンネルでも配信される予定です。

https://www.youtube.com/channel/UCfNJ401HCz9do6ZOGV-oTdQ

また、11月20日(水)、21日(木)の9:00〜17:00の期間に、岡山市役所1階の市民ホールにて、ワンデーエクササイズの受賞作品が展示されます。ぜひ足を運んでください。

11.14 【建築研究同好会】第1回未来の建もの街づくりコンテスト(高校生の部)結果発表!

学校法人富嶽学園 専門学校 日本建築藝術大學校主催の、第1回未来の建もの街づくりコンテスト(高校生の部)で、建築科3年 高淵望斗が優秀賞を受賞しました。

応募テーマは「ウキウキ」「わくわく」「ウハウハ」の3つのコンセプトの中から2つを満たす「建物」か「街づくり」のアイデア作品で、この作品は、未来の長屋的暮らし方「Newタウン」を提案しています。

下記リンク先に、受賞者一覧や作品展示の様子が掲載されています。ぜひご覧ください。

11.12【建築研究同好会】第25回 九州産業大学建築設計競技2024(高校生の部)結果発表!

九州産業大学が主催する高校生対象の建築設計競技で、建築科3年高淵望斗が佳作を受賞しました。

全国から70作品の提出があり、最優秀賞から奨励賞まで8点の入賞作品が選出されています。

課題 は「ひとつながりの空間を考える」で、玉野市の商店街を舞台に、既存の建築物を活かした商店街再生プロジェクトを考案しています。受験対策の傍ら、夏休み期間中に仕上げた作品です。

下記リンク先に後日入賞作品がアップされる予定です。こちらもぜひご覧ください。

九州産業大学 建築設計競技 http://www.kyusan-u.ac.jp/sekkei/

10.24【建築科3年課題研究】クラウドファンディングを学びました

令和6年10月24日(木)、建築科3年課題研究「地域連携班」の4名が、現在進めているプロジェクト実現に向けた学びの一環として、山陽新聞社ビジネス開発局より講師をお迎えし、クラウドファンディングについて学ばせていただきました。

以下その様子です。

まずは生徒から、今回のプロジェクト概要とその思いをプレゼンテーションや模型を用いてお伝えしました。ハキハキと要点をまとめてしっかり説明できた点がとても好印象でした。

続いて講師の先生からクラウドファンディングの基礎知識から、実施に至るまでの経緯を説明していただきました。生徒はメモをとったり、クロームブックに打ち込んだりするなどしながらお話しを聞いていました。

ご説明後は、質疑応答やコンセプトに関する話が盛り上がり、気がつけばあっという間の1時間半でした。

ご多忙中にもかかわらず、来校いただき講習くださいました山陽新聞社山本様に心から感謝御礼申し上げます。

<生徒の感想>

・プロジェクトを一緒に進める県内企業と話し合って、アーバンスポーツや地域施設などの、様々な点と点がつなげられるようなプロジェクトとなる実感がわきました。

・多くの人とつながることのできる岡工に入学して良かった。

・クラウドファンディングを実施した後のリターン(返礼品)について、自分たちができること(建築模型の製作など)を考えることができた。

・クラウドファンディングについてなんとなく知っていたが、実際にやるとなると、「知っている人に声をかけて寄付していただくことが効果的」であることを知ることができてほっとした。リターンに「手紙を書いて送る」というアドバイスをいただき、安心した。

生徒はこれから様々な企業様とも話し合いを重ねながらプロジェクトを進めてまいります。今後プロジェクトが現実味を帯び、クラウドファンディング実施の際はどうぞよろしくお願いいたします。