月別アーカイブ: 2021年11月

【電気科1年生】第72回岡工祭

電気科1年生の岡工祭の様子をお届けします。 今年の岡工祭で電気科1年生は、マイコンボードを使用した「ラジコンレース」に挑戦しました。

機体製作、コース製作、模型製作、プログラミングの4班に分かれて、約1ヶ月かけて取り組みました。機体はアクリル製で、レーザーカッターでパーツを切り出し、Arduinoというマイコンボードを使って制御することでワイヤレスでの操作を可能にしました。

コースと模型は予算を考え、段ボールで仕上げました。コースのレイアウトは生徒のオリジナルで、難易度を考えながら試行錯誤して作り上げました。模型チームはラジコンにちなんでカラフルな車を作り会場を彩りました。

本番はトラブル続きでしたが、なんとか切り抜けたくさんの生徒や先生方に楽しんでもらいました。授業では行えないものづくりを通して成長してくれたことと思います。

【ソフトテニス部】15年ぶりの快挙!!岡山県高等学校新人ソフトテニス大会

左三宅・右小山

大会名 岡山県高等学校新人ソフトテニス大会(個人戦)

【戦評】
 岡山県高等学校新人ソフトテニス大会(個人戦)(11月13日(土)~14日(日) 水島緑地福田公園)で, 小山(機械科2年)・三宅(土木科2年)組が3回戦で,今大会第17シードの倉敷工業の格上ペアを④-3で破り,4回戦(ベスト16掛け)では第1シードの理大附属に0-④で敗退したものの,県新人大会(個人戦)でベスト32に進出しました。
 なお,岡山工業の選手が県大会個人戦でベスト32に進出したのは,平成18年以来15年ぶりの快挙です。

【後衛 小山星大のコメント】
今回県大会でベスト32に入ることができたのは、前回の地区大会と同様に人間力で相手に勝つことができたからだ。ベスト64掛けの津山工業、ベスト32掛けの倉敷工業の2試合ともファイナルゲームで勝つことができた。ファイナルに入れば後は粘り強く、声を出している方が勝つと教えられたのを思い出し最後まで粘りに粘って声を出すことができた。普段の練習でしている「ファイト」などの声を出していた成果が出たなと思った。杉山先生の教えである「ファーストサーブは必ず入れましょう。」「レシーブは卓球」が試合で発揮することができたのも勝因の1つだと思う。試合で勝つためには日々の小さな努力の積み重ねが重要である事を改めて感じた。今回の試合で学んだことを次の大会でも発揮し、中国大会やインターハイにつなげていきたいと思った。

【前衛 三宅拓真のコメント】
県新人大会ベスト32達成することができた。ベスト32掛けの倉敷工業との試合に勝利することができた要因は人間力で相手を上回ることができたからだと思う。試合ではファイナルゲームまで全てデュースになった。ここで顧問杉山先生の教えである「上手い者が勝つのではなく、強い者が勝つ」という言葉がある。倉敷工業との試合では人間力の大切さを強く感じた。雨天時のトイレ掃除やトレーニング、日常生活では「時を守り、場を清め、礼を正す」ことに気をて付け過ごせていたため、人間力を高めて試合に挑むことができたのがよかったと思う。

【デザイン科】デザイン科1年生が校外学習に行ってきました

令和3年11月24日(水)、デザイン科1年生で、香川県の四国水族館と丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に行ってきました。

四国水族館では効果的な展示方法やサイン計画などで勉強になる面が多く、猪熊弦一郎現代美術館では作品の持つエネルギーを感じることができ、とても刺激を受けることができました。

自宅での検温に加え、登校後にも検温を行い、さらにバスの座席の指定や手指消毒など新型コロナウイルス感染症の対策を十分に行い、有意義な研修となりました。

今回の校外学習で学んだことを、日々のデザイン活動にいかしていきたいです。

【土木科・建築科】建設版ドリームファンタジー特別講演を視聴しました

令和3年11月24日(水)、一般社団法人日本建設業連合会中国支部様主催の特別講演「~建設版ドリームファンタジーを未来の建設技術者に~」を、本校土木科と建築科の1〜3年生約240名が、オンラインで視聴いたしました。
以下その様子です。

第1部は、鹿島建設様の土木担当の方から「ダム構築の自動化施工技術の紹介、月面基地施工への適用展開」というタイトルでの講演と、同社建築担当の方から「BIMを基軸とした、建築現場のDX」というタイトルで講演いただきました。

第2部は、大林組様の土木担当の方から「カーボンニュートラルの実現に向けた洋上風力発電に関する技術」というタイトルで講演いただきました。

生徒は、NHK岡山放送局の取材に対し、「建設業界に就職を希望しているが、自動化施工などの時代の流れについていきたい。」「機械の自動化や宇宙開発などSFの中だけだったことが、自分たちが大人になる頃には現実となりつつある。そんな夢のある仕事なので建設業界にもっと注目が集まると思う。」など、初めての取材でドキドキの中、しっかりと感想を述べていました。

建設業界に就職予定の3年生は本日の講演の御礼の言葉の中に、「講演で学んだ新しい考え方を持った技術者になりたい。」と頼もしく宣言してくれました。

一般社団法人日本建設業連合会中国支部の皆様、ご講演くださいました鹿島建設ご担当者様、大林組ご担当者様、本日は本校生徒のためにキャリア教育の一環として大変貴重なご講演いただきまして、誠にありがとうございました。

【土木科2年】建設技術フォーラム(オンライン)に参加しました

令和3年11月18日(木)は土木の日です。「土木」という漢字を崩すと、土(十一)と木(十八)になります。その日に合わせ、建設技術フォーラム実行委員会がオンラインで「建設技術フォーラム」を実施し、それを2年生が視聴しました。

オンライン学生交流会では、建設会社に勤めている先輩方から職場環境などの話を聞くことができる場があり、生徒も積極的に質問していました。

あと半年もすれば本格的に就職・進学活動をしています。彼らのキャリア教育の一環として、今日という日が活きてくることを願っています。

【弓道部】中国弓道新人大会報告

日頃より岡山工業弓道部の応援をありがとうございます。

11月19日〜21日 山口県周南市で行われました、中国弓道新人大会の結果報告と今後の活動予定についてご報告させていただきます。

9月に行われた県予選を団体4位、個人3位、8位で突破し、本大会への出場権を得ました。

20日の男子個人の部では、川上寿樹(化学工学2)と川上怜志(建築2)が出場しました。川上怜志(建築2)は8射6中で順位決定戦に残るも、惜しくも表彰を逃しました。

また、同日午後行われた男子団体では、24射14中と、予選7位タイで通過。21日の決勝トーナメント進出となりました。

決勝トーナメントでは、初戦、美祢青嶺(山口)とあたり、8−4で敗れ、初戦敗退となりました。

入賞まであと一歩、というところで力及ばず、悔しい結果となりましたが、この悔しさをバネに来春の公式戦にむけて稽古に励んでくれるものと思います。また、今回団体で出場した中河原尊流(建築2)は、12月22日〜25日に茨城県水戸市で行われる全国高等学校弓道選抜大会に個人で出場が決まっています。残り1ヶ月となりますが、ここから調整して、全国の舞台に臨みたいと思います。

応援いただいた皆様ありがとうございました。無観客での試合が続き、直接の応援をいただけない状況が続いていますが、今後とも弓道部を宜しくお願いします。

今後の予定(公式戦)

12/22〜25 全国選抜 於:茨城県水戸市

部内行事などは、顧問までお問い合わせください。

【学校行事】第72回岡工祭

令和3年11月12日(金)本校を会場に第72回岡工祭が開催されました。

開催自体が危ぶまれる中、普段の対策に加え、行動記録の徹底や観劇距離の確保、模擬店では加工品の販売のみに徹するなど感染性対策を万全にとり非公開にて実施しました。

以下その様子です。

舞台発表と書道パフォーマンス

今の社会情勢や気持ちを、自分たちの言葉にして巨大な書にしたためて披露してくれた書道部。飛沫拡散に気を配りながら、限られた時間で練習を重ねて、圧巻の演奏を奏でた吹奏楽部。同じくハイクオリティーな演技を見せてくれた演劇部。いずれも大会が制限され発表の場が乏しい中、精一杯のパフォーマンスを発揮しました。

機械科1年B組、土木科1年生はユニークなオリジナル劇の中に専門科の特色を上手に取り入れた劇でした。土木科は飛沫防止のために台詞や効果音を全て録音し、その音に合わせて一切しゃべらずに演技していました。

展示発表

多くのクラスや委員会、文化部、専門部がそれぞれの特徴を活かした展示をしました。一例ですが、アルミを加工したキーホルダーを完成させる機械科1年A組、木材を加工してキーホルダーを作る建築研究同好会、一から作り上げたクレーンゲームが体験できる情報技術科のマイコン同好会。ラジコンカーを製作し、走行操作体験が出来る電気科1年生などのものづくりの学校ならではの体験型展示。

デザイン技術を活かして「映え」な空間を作り上げたデザイン科。化学で用いられる薬品(人体に無害ですが強烈でした…)の匂いを集めた化学工学科2年生。アニメやゲームの構造物模型を作り上げた土木科2年生や、現実の構造物模型を作り世界建築物旅行と題した建築科1年生などなど、日頃の学習で学んだことや、用いているものを活用した展示でした。

感染症を分かりやすくまとめてパネル展示をした保健委員会。保健委員会は動画も作成し流していましたが、マスク着用を促すユニークな動画を数パターン作っていて、見ている人を飽きさせませんでした。

書道部、美術部、写真部、漫画研究同好会は日頃の作品を展示していました。どの作品も秀逸で、ある先生は担当生徒に説明してもらったり、たまたま居合わせた生徒と作品について語ったりと、「芸術」を心から堪能できる展示ばかりでした。

模擬店

本校の模擬店は全て3年生が担当し、店舗から作り上げました。まずはそれぞれの店舗名がユニークな個性溢れる店舗が並びました。本来ならその店舗でお菓子や軽食を作って提供しますが、今回はすべて加工品の販売に徹していました。

昨年から様々な行事が中止や延期となり、多くの制限のある中で、生徒は柔軟な発想と工夫で苦境を乗り越えてきました。本当に素晴らしい。ものづくりの工業高校ならではの文化祭でした。

そして忘れてはならないのが生徒会役員の生徒とその指導に当たる先生方の働きです。「例年通り」がまかり通らない中で、開催に向けて検討に検討を重ね、多くの意見を受け入れ今日と言う日を作り上げてくれました。生徒のみならず教職員ともにまだまた予断を許さないコロナ禍、ひとときの楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

また、11日は本開催に先立ちオープニングセレモニーが学年ごとに行われました。生徒会が作成したオープニングムービーや、各クラスの予告CMも秀逸で、校内だけとはいえ活気ある文化祭を楽しく迎えることができました。

【機械科】第65回岡山県溶接競技会表彰式

11月4日(木)リーセントカルチャーホテルで第65回岡山県溶接技術競技会の表彰式が行われました。この表彰式は6月19日(土)岡山県立南部高等技術専門校にて開催された競技会で本校から唯一高校生で出場した機械科2年の眞田陽和さん(岡山中央中学校出身)が奨励賞を受賞し岡山県溶接協会会長の藤原恵子 様(㈱フジワラテクノアート社長)より表彰されました。 また、今回の入賞者の中に岡工の先輩が2名おり岡工関係者として誇らしい気持ちになりました。 眞田さんは表彰式の会場でさまざまな企業からオファーをいただき困っている様子でしたが、企業に期待をしてもらえる技術が、岡工機械科で学べるということを実感しました。
来年度も春に行われる競技会に眞田さんは出場する予定で、競技会に向けてさらに技術を磨いていきます。
※表彰式の写真は平松勇次君(平成25年機械科卒:現 三井造船特機エンジニアリング㈱勤務)と豊田汐音さん(平成29年機械科卒:現 ㈱フジワラテクノアート勤務)と撮影しました。