カテゴリー別アーカイブ: 授業・学習

【1年生】校内研修をおこないました

 本日令和4年4月22日(金)1年生の校内研修がおこなわれました。先週14日(木)に実施した新入生ガイダンスでは学校長のお話「本物を目指す!」をはじめ,岡工や授業のルールを見たり聞いたりして学ぶ一日でしたが,本日の校内研修では体を動かしたり,Chromebookの使い方を学んだり,社会貢献活動をおこなうなど,動きの多い一日でした。

●4月14日(木)新入生ガイダンス 
1限 文谷校長先生のお話「本物を目指す!」

●4月22日(金)1年生校内研修 
1・2時間目 球技大会の練習

●4月22日(金)1年生校内研修 
1・2時間目 各クラスの活動

 球技大会に向けて,1時間目には機械科,土木科,化学工学科,2時間目には建築科,情報技術科,電気科がグラウンド(※雨天後のため,一部を使用),体育館,小体育館を使って,ソフトボール,ドッヂボール,バドミントン,卓球の練習を行いました。
 デザイン科は1時間目には進路についての話(主幹教諭),2時間目には学校生活についての話(学年主任)を聞きました。
球技大会の練習ができない時間帯には,各クラスで仲間づくりなどを行いました。

●3時間目 交通安全教室(全体)

JAF岡山支部の建部拓様を講師に迎え,次のような観点でご講演や実技指導をしていただきました。
(1)交通安全は誰のため? 何のため?
(2)あなたの自転車に周囲は気付いている?
(3)自転車の並進はなぜダメ?
(4)交通事故を起こしたらどうなる?

ご講演の中では,岡工周辺の道路画像を用いたり,自転車を使っての並進や3列進の再現をしたりして説明してくださったので,とても具体的で分かりやすかったです。

●4・5時間目 Chromebookの使い方講習1・2

4限目にはChromebookの利用規定や禁止事項,ログインやアプリなどの講習がおこなわれました。
5限目にはスプレッドシートを用いて,Chromebookに慣れることや級友との仲間づくりを行いました。中学生のときにChromebookを使ったことがある生徒も少なからずいて,皆で教え合って和気藹々とした楽しい一時となりました。
 また,各クラスのロッカーは,1年生の学年目標「時を守り 場を浄め 礼を正す」に もとづいて,しっかりと整理整頓され,チームワークが高められていました。

●6時間目 社会貢献活動(学校周辺の清掃活動)

 現在,社会貢献活動は多くの企業で一般的に認知されるようになりました。学校も社会貢献活動をおこなうことで,生徒が社会へ目を向けるきっかけになったり,郷土おかやまを大切に思う心を育成したり,社会人になって地域貢献活動に参加する際のハードルを下げる役割があったりと,様々なメリットがあります。
 大勢で校外清掃をおこなうので,地域の方々のご迷惑にならないよう気を配りながらゴミ拾いをしている様子を見ることができました。

学びとは,知識や技能の習得だけでなく,体験を通じて身につけたことも学びです。
本校では,様々な体験やものづくりを通して多くを学び,育んでいってください。
入学して約10日。1年生にとってはめまぐるしく変化のある日々だったと思います。 この週末はしっかり休んで,また来週からも頑張っていきましょう。
1年生の皆さん、本日はお疲れ様でした。

【総合的な探究の時間】OCPが始まりました

本日令和4年4月20日(水)2年生の総合的な探究の時間で今年度最初のOCP(OKAKO CREATIVE PROJECT)がおこなわれました。  各教室と応接室をオンラインでつなぎ、すべてのクラスが同時進行でプログラムを受けました。今回の内容は「OCPガイダンス」とワークショップを交えた「チームビルディング」でした。 以下その様子です。

今回は生徒のワークシートに書かれていた感想をいくつか紹介します。(原文のまま)

・個人よも、周りの友達と一緒にやっていった方が収穫が多かった。見つけたモノを見せることで、「すごい!」「天才」など肯定してくれる言葉が多くて一緒にやっていてとても楽しかった。一人でやるよりも断然みんなでやった方が効率がよいし楽しいし、一石二鳥すぎると思った。チームワークって良いなと思った。

・アイデアを聞いたり、出したりすることは他者を認めること、他者に認められることなんだと思った。OCPなどのチームでする活動は意見を伝えたり、できることできないことを補い合うことが大切だと実感した。

・ワークショップで人数が増えるたびに答えが増えていた。意地悪なちくちく言葉を使わないことが大切!!

この3つはある一つの科だけの感想ですが、ワークショップを通して、今回の目的が楽しく正しくしっかり生徒に伝わっていることがわかり、とてもうれしく感じました。

次回は「岡工PR大賞」です。お楽しみに。

【社会科】ものが変えた世界史

 昨年度、2年生世界史の授業では、1年間世界史を学んだ成果を発揮してもらうために、「もの」が変えた世界史というレポートを課しました。生徒は県立図書館や本校の図書室などを活用し、本やインターネットから情報を集め、それぞれの視点で歴史を捉え、現代に歴史がどのように生きているかについて熱心に書いていました。一人一人の学びを全体で共有するために、冊子にして図書室前に展示しています。
 デザイン科の生徒は、「手話」が変えた世界史というタイトルで、「聴覚に障害を持つ人は、読み書きを学ぶことができないと考えられていた古代ローマ時代からの偏見を打破するために、ルネサンス期のスペイン修道士が開発しました。」などと手話の歴史をまとめるとともに、「手話は特別なものではなく、日常生活で使う身振り手振りの一つであり、特別なものでも、ましてや偏見をもつものでもない。手話だからこそ素直に伝えられることもあり、手話は言葉を超えた説得力や強さを持ち、今日までの世界の進化を担っていると思う。」と歴史を踏まえて、手話の歴史が現代にどのように生きているかを考えてくれた生徒がいました。
 土木科で野球部の生徒は、「野球」が変えた世界史というタイトルで、「140年前日本からカナダに移った人々が、野球を通して村を盛り上げようとバンクーバー朝日軍という野球チームを創設します。日系人への人種差別がありながらも、誠実に試合をおこなうバンクーバー朝日軍は次第に信頼されるようになりました。フェアな姿勢で試合に挑んだバンクーバー朝日軍の姿から日本人は決してずるをしないというイメージになり、そのイメージは現代でも続いている」という内容で、自分の部活動と歴史を結びつけた非常におもしろい内容でした。
 また、「学校」が変えた世界史というタイトルで、世界や日本の学校の歴史をまとめ、学校の意義を見出している土木科の生徒がいました。他にも、情報技術科の生徒は「AI」が変えた世界史、機械科の生徒は「新幹線」が変えた世界史、化学工学科の生徒は「サランラップ」が変えた世界史、「プラスチック」が変えた世界史など自分の専門科で学んだことを世界史でも発揮しており、内容も非常におもしろいものばかりでした。
 3年生のみなさんは、図書室で友達の作品を読んで、作者に是非感想を言ってください。1・2年生のみなさんは、先輩の作品を読んで、それを超えるようなレポートを今後作ってください。

【国語科】第67回青少年読書感想文岡山県コンクール入賞!!

入選   デザイン科2年  千田 見欧さん
                  「固定された価値観~『告白』を読んで」

     デザイン科2年  野口 智尋さん
                  「漁港の肉子ちゃんを読んで」

佳作   デザイン科2年  入野谷 葉琉さん
                  「生活を見つめ直す~『そして生活は続く』を読んで」

 夏休みの課題で1、2年生に読書感想文を提出してもらいました。300編あまりの中から、学校を代表して12編を県のコンクールに応募したところ、3編が入賞しました!! 県全体では329編の応募があり、その中で選ばれたのですから、たいへん価値のある受賞だといえます。なお、実業系の高校の中で岡工の応募数はトップであり、これも素晴らしいことでしょう。
 受賞した3名に読書についてお話を聞きましたので、紹介します。

千田さん:
「本を読むと、作者の人間性や遊び心などが見えてきて楽しいです。作者さんと実際におしゃべりできたら、どんなことを言うのだろう、作品への情熱はどのくらいなんだろう・・・などと考えながら読むのもワクワクします。本を読み始めると、周りの音も聞こえなくなるような感覚がして、他のことも忘れてしまうくらい物語の世界に入り込んでしまいます。」

野口さん:
「小学校の図書室がとても居心地が良くて、面白かった本を何度も借りて繰り返し読んだり、ジャンルを問わず手当たり次第に読んだりしていました。中学生の頃に読んだ手塚治虫の『火の鳥』は、予想できない展開や見事な伏線の回収に、本を持つ手が震えたのを覚えています。最近は朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』がおもしろかったです。」

入野谷さん:
「小さい頃から読書が好きで、絵本や図鑑をよく読んでいました。新しいことを知ったり、素敵な世界観に触れたりするたびにワクワクした体験が、読書の習慣につながっているんだろうと思います。文章という表現は、他のどんな表現よりも想像を膨らますことができる余白があり、文字で展開される情景を自分の好きな形で想像できるのが、読書の魅力ではないでしょうか。」

【人権教育】人権教育新聞「なかま」

2月21日(月)人権教育新聞「なかま」が完成し、全校生徒に配布しました。これは、教員と生徒が「人権問題」や「仲間作り」についてそれぞれが記事を書いてくれたものです。
藤原副校長先生は「未来社会を描くこと」というタイトルで、インターネットによる人権侵害が問題になっていることを記事にされています。記事の中では、「これから私たちが目指し、描くべき社会は、相手を思いやり、障害の有無にかかわらず、女性も男性も、高齢者も若者もすべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もがいきいきとした人生を享受することのできる「未来社会」なのだ」と書かれています。
土木科の山本将吾先生は、担任している土木科1年生のことを記事にされています。「土木科1年のクラスでは、さまざまな場面において言葉を大切にしながら、互いに個性の違いを理解した上で他者と接し、認め、受け入れることができるようなクラスづくりを展開しています。他者を認めるという意味では「承認」という言葉を用いて、授業や行事などで承認力を向上するための取組を実践しています。」と土木科1年生が、人として正しい道、確かな思いやり、他者のために行動できる人間になれるようクラス全体で頑張っている様子を書かれています。
数学科の高木先生は、「授業の中で、解答の間違っている箇所を探す、複数の解法を考える、問題にある条件を少し変えたらどうなるかなど、発展的な内容の問いかけを行い、生徒同士が協力して取組み、他の生徒に自分の考えを表現・共有する機会を作っています。」と書かれています。
機械科課題研究「ゼロハンカーチーム」の藤原君、濱岡君、正本君、森君は、1年間の課題研究と第19回全日本高等学校ゼロハンカー大会で実感したチームワークの大切さについて記事にしてくれました。「ゼロハンカーの製作を通して、自分なりに一生懸命頑張っていたが、周りのメンバーの進捗状況をもっと確認し合っていれば、もっといいものが作れた。2年生には、課題研究を通して、チームワークを大事にしてほしい。」と後輩へのアドバイスしてくれました。
マイコン同好会の情報技術科1年の金田君は、文化祭で展示の部1位を獲得するなど一生懸命に頑張った部活動での仲間作りのことを記事にしています。「入学して1年にも満たず、コロナ禍にも見舞われたなかでの展示でしたが、みんなの協力で良い活動ができたと思っています。来年度の文化際の展示物も今年以上のものとなるように、現在も日々努力しています。」と書いてくれています。
他にも人権教育講演会の内容と、それぞれの講演会で生徒達がどのような考えを持ち、その考えをどう活かしていくかを書いています。保護者の方は、生徒が持ち帰った人権教育新聞「なかま」を是非読んでみてください。

【建築科1年】情報技術基礎『建築家・建物調べ』発表会

 令和4年2月16日(水)、17日(木)建築科1年生が、情報技術基礎の時間に実施した『建築家・建物調べ』の発表会を行いました。 以下その様子です。

 このプログラムで最も重要なことは、テーマを決める際に「どれだけその人物(建物)が好きかどうか」です。好きなものには熱中できますよね。そして、授業の一環として授業中にプレゼンテーションを製作したりするだけで無く、Chromebookを用いて自宅で製作したりすることも重要です。また、教える側としても、どのように製作するかという”やり方”や”技術”を教えることはあっても、内容については極力触れないことを意識しました。大切なのは彼らがどんなプロセスを経て完成までたどり着くかです。その結果彼らは主体的に作り上げることができました。
 今日の発表を見てみると、やはり”発表の場(表現の場)”はとても大切だと感じました。普段は控えめでおとなしい印象を持っていた生徒が、自分のプレゼンテーションを堂々と発表している姿を見ると、やはりそれだけ熱心に製作に取組み、その出来に自信をもっている証であると感じました。そんな姿が見られたことがとても嬉しく感じました。また、並行して発表者一人ひとりの評価もChromebookを用いて行いました。発表を見てすぐ他者評価(や感想記入)することで、正確な評価が出来るとともに、集計も各段にしやすくなるのがChromebook活用のメリットでもあります。
 1年生の皆さん、今回の授業をきっかけに表現力を身につけ、2年生では総合的な探究の時間や3年生の課題研究やさまざまな授業でその力を発揮していってください。お疲れ様でした。

【LHR】生徒会活動一年間のまとめを行いました

令和4年2月16日(水)今日は久しぶりの授業日でした。昨日までの特別入試のこともあり、生徒にとっては約1週間ぶりの登校でしたので、久しぶりの再会のせいか心なしか授業もにぎやかな様子でした。とは言いましても、にぎやかなのには理由があり、今日のLHRでは「生徒会活動一年間のまとめ」として行事の振り返りや次年度に向けての要望等を、話し合いのうえでクラスごとにまとめるというプログラムでしたので、にぎやかで良いのです。

以下その様子です。

“にぎやかに”と書きましたがどのクラスも節度があり、工夫を凝らしているところが素晴らしい。上段左は承認を拍手で実施しているクラス。上段右はやむなく自宅でリモート授業を受けている生徒と教室をつなぎ、一緒に話し合いに参加しているクラス。下の写真は近くの人と話し合いをするクラス。どのクラスも評議員(クラス代表生徒)が司会をしながら、主体的に会を推し進めている姿が印象的な1時間でした。1・2年生の皆さん、1年間お疲れさまでした。

【LHR】OCP実施報告 2年生から1年生へつなぐ

 令和4年2月2日(水)6時間目のLHRにおいて、2年生がこの1年間総合的な探究の時間で取組んだOCP(Okako CreativeProject)活動の集大成として応募しました「新潟県燕市主催 若monoデザインコンペティションvol.6」の成果発表を、1年生に向けて行いました。 以下その様子です。

 この「若monoデザインコンペティションvol.6」に応募するために、彼らは1年間を通して、チームとして活動を共にし、その活動を通して「共に課題を解決していく力、想像力、他者理解、表現力」などを学び身につけてきました。その学び身につけたことをアウトプット(表現)する場が、今回の1年生に向けた成果発表会でした。
 各クラスの代表となった8班が、それぞれの工夫を散りばめたポスターを作り、ポスターセッション形式で行いました。このアイデアを含む全てのアイデアは、コンテストに送られ、審査の結果は3月中に発表されるそうです。生徒の頑張りの一つが、ぜひ商品化されることを願っています。
 また、3年生では課題研究という授業があり、その授業ではこのOCPで学んだことを活かせる場があります。ぜひそこで、学びを活かしていってください。そして1年生の皆さんは来年度の総合的な探究の時間を楽しみながら、学んでいってほしいと思います。