2年生が聴覚障害者の人権について学びました

9月19日(水)の午後、2年生を対象に人権教育講演会が開かれました。

講演の題目は、「聞こえないってわかりますか」。講師にお迎えしたのは、手話サークルわかば代表の奥山初子さんと、副会長の山本修さんです。

山本さんは3才のころ、病気で耳が不自由になりました。ろう学校での勉強の一方、野球にも熱心に取り組まれ、広島カープのプロテストを受けた経歴をお持ちです。

講演は、生徒が身振りで「バナナ」や「コーヒー」を表現したり、先生方が名前を簡単な手話で表現したりと、聞き手も参加する形で進みました。身振りや簡単な手話が山本さんに伝わったときの、生徒たちのうれしそうな表情がとても印象的でした。お二人の絶妙のコンビネーションとユーモアに、自然と笑いが出て、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

講演を通して、耳が聞こえないことがどれほど大変なことなのか、そのご苦労が伝わってきました。また、私たちが耳の不自由な方と接するとき、たとえ手話を知らなくても、伝えようという気持ちをもってどんどん話しかけてほしいとお二人はおっしゃっていました。その思いは生徒たちにしっかり届いたことと思います。

講演してくださった奥山さん、山本さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。

    

 

 

 

【土木科】1年生が進路校外学習で浚渫工事を見学

9月19日(水)、土木科1年生が進路校外学習を行いました。

現在、水島地区と玉島地区の物流拠点を結ぶ橋梁工事に先立ち、大型作業船が運航できるように海底を掘削する浚渫工事が行われています。この工事を施工されている五洋建設は、海洋土木工事最大手の建設会社で、生徒はこの日をとても楽しみにしていました。

見学会では、発注者である国土交通省中国地方整備局の方や、五洋建設の方々に本当に親切丁寧に案内や説明をしていただき、生徒たちはその親切な対応に感激していました。

見学後の感想では、「スケールの大きさに圧倒された」「難しそうだけどおもしろそう」「仕事の大変さがわかった」「写真とはイメージが違い勉強になった」「他の作業を見てみたい」など、土木に対する興味が高まったり、進路について考えるきっかけになったという声が多く聞かれました。

台風通過による影響で波が高く、船酔いする生徒もいて大変な点もありましたが、この校外学習を通して、土木のやりがいや役割、社会人としての礼儀など多くのことを学ばせていただきました。

見学でお世話になった皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

  

  

県高校ラグビーフットボール選手権大会の結果

9月16日(日)、水島緑地福田公園サッカー場において、第47回岡山県高校学校ラグビーフットボール選手県大会Aブロックの試合が行われ、本校は1回戦で関西高校と対戦しました。

先制トライを奪われたものの、焦ることなく果敢に攻め、前半を12対12で折り返しました。繰り返し練習してきたプレーが実を結びました。しかし、後半10分を過ぎた頃からミスが続いて試合運びが後手にまわり、3つのトライを奪われてしまいました。反撃を試みたものの、疲れも出て得点には結びつかず、12対33で敗れてしまいました。試合内容がすばらしかっただけに、非常に残念でした。

小さなミスの重なりが、試合を左右する大きな結果に結び付くことを思い知らされました。1ヶ月後にはいよいよ全国大会予選が始まります。3年生にとっては、岡工ラグビー3年間の総決算です。花園出場に向け、この敗戦を糧に精進してまいりますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

    

    

国体出場選手を紹介します

秋の国体(ぎふ清流国体)に、本校から10名の選手が出場することになりました。

日ごろの練習の成果を発輝し、岡山県代表として頑張ってほしいと思います。また、鴨頭先生(ボクシング)、川口先生(自転車)、中村先生(陸上)が監督として国体に参加されます。

 

デザイン科1年生が池田動物園で校外授業を実施しました

9月12日(水)、デザイン科1年生が初めてのフィールドサーベイ(野外調査活動)を、池田動物園で行いました。

実習の授業で「池田動物園のイラストマップとピクトグラム」を制作するときの資料集めが目的です。生徒たちは、動物の檻の配置、順路、トイレや売店の位置などを、スケッチしたり、写真に撮ったりして、園内の様子を調査しました。

「思っていたより坂が急だったので、それがわかるようなマップにしたい」「動物とのふれあい広場をアピールしたい」など、今回のフィールドサーベイで気がついた点を活かして、これからイラストマップのデザインを進めていきます。

※イラストマップ制作の授業についてはこちらをご覧ください

  

 

 

土木科3年生が伊島小学校で最終打合せを行いました

9月7日(金)の午後、土木科3年生の課題研究スーパーエンバイロメント(御船)班の8名が、伊島小学校を訪問、4月から取り組んでいる中庭整備と側溝補修の最終打合せを行いました。小学校では、運動会の練習が行われており、グランドからは子どもたちの元気な声が聞こえていました。

打合せでは、製作予定のベンチや側溝のふたについて、模型を使って説明しました。今後、設計の手直しと事務的な手続きを経て、施工に入ります。完成は11月下旬の予定です。

なお、この打合せの様子を山陽新聞の記者の方に取材していただきました。9月12日(水)の岡山市民版に記事が掲載されます。

    

 

平成24年度前期技能検定、119名が合格!

8月24日(金)、岡山県職業能力開発協会主催による技能検定の、本年度前期の合格者が発表されました。

本校では、昨年度からスタートした「高校生のものづくり技能取得支援事業」を活用し、機械科と情報技術科の2、3年生を中心に、集中して放課後の補習に取り組み、下表のような好成績を収めることができました。後期も木材加工職種や機械検査職種の取得に向けて頑張っていこうと考えています。

機械科技能検定合格者

 

 

第43回 機械製図検定試験 特別表彰を受賞!

本校機械科では、ものづくりの基礎・基本ともいえる「図面の見える、描ける生徒の育成」を目標とし、製図教育を大切にしています。毎年実施される機械製図検定においても、高い合格率を誇っています。

その中で、機械科2年A組 中川 達哉君が、今年度の特別表彰に輝きました。特別表彰は、1次試験(学科試験150点満点)、2次試験(実技試験100点満点)の合計が230点以上の合格者の中から選ばれます。今年度は、特別表彰の申請があった全国の27校56名の候補の中から、全国工業高等学校長協会による厳正な審査の結果、6名が受賞しました。受賞した中川君は、授業はもちろんのこと、放課後の補習等においてもコツコツと一生懸命努力して、2年生ではただ1人という快挙に結びつけました。

今後は、製図に関する知識と技術を総合的に高めるために行われる「全国製図コンクール」で、「3年連続、最優秀特別賞受賞」を目標に頑張って欲しいと考えています。