カテゴリー別アーカイブ: 土木科

「2012高校生テクノフォーラム」で最優秀賞・優秀賞

 1月21日(土)、水島公民館において、岡山県高等学校工業教育協会主催による「2012高校生テクノフォーラム」が開催されました。これは県内高校の工業系の学科で学ぶ生徒が、研究成果を発表する大会です。今年は、一般の見学者も含めて参加者約300人の大きな大会となりました。
 発表は、新見、備前緑陽、関西高校から各1チーム、水島工業高校と本校から各2チームの、計7チームが行いました。各チームは、持ち時間18分で実物や映像を使って研究内容を発表しました。審査の結果、みごと本校の電気科3年課題研究チームの発表「石琴ロボット・ギターロボット・人間との音楽」が「最優秀賞」、土木科3年課題研究チームの発表「校内廃棄物の再生コンクリートへの有効利用」が「優秀賞」を受賞しました。
 電気科の発表は、自転車のハンドルやギアなどを再利用して、石琴(サヌカイト製)をたたくロボットを製作したこと、またその過程で校外の方々の協力も得て地域社会と「絆」ができたとともに、様々な経験を重ねたことで優れた工業人となる基盤を培うことができたという内容でした。土木科の発表は、コンクリート廃材を再利用した再生コンクリートの研究の紹介と、それを歩道版に加工して本校近くの伊島小学校内の通路を整備した、小・高連携の活動の紹介でした。
 両チームともすばらしい発表で、岡工勢が上位を独占することができました。この日のために互いに切磋琢磨し、資料作成や発表練習などに一生懸命取り組んだ成果でした。この経験を卒業後の進路で活かしてくれるとともに、この活動と思いを後輩に伝承してほしいと思います。

電気科展示

土木科展示

土木科発表

授賞式

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土木科の「伊島小学校歩道整備事業」報告(その2)

 「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」の一環として、土木科3年生14名が半年にわたって、計画、設計、施工を行った「伊島小学校歩道整備事業」が完成し、12月6日(火)に、「完成引渡し式」が盛大に催されました。式の最初に、中心となって活動してきた土木科3年生の 小川健一君、小林慎太郎君、髙村将大君、土井詠仁君、中島涼君、福井数也君、南誠人君 の7名による説明が行われ、パネルを使って、歩道整備の過程で工夫した点や苦労した点などを発表しました。その後、目録の贈呈、小学生からのお礼の言葉に続いて、テープカットを行い、歩き初めを行いました。最後に 土井詠仁君 が小学校の児童の皆さんに、「絶対に水たまりができない歩道を造りました。安心して使って下さい。私たちの取り組みを見て、ものづくりに興味をもってもらえたらうれしいです。また何か困ったことがありましたら、私たちを呼んでください」とメッセージを伝えました。
 生徒はこの事業を成功させるために、2学期の放課後はほぼ毎日、実習室や伊島小学校で活動してきました。連日関わってきただけに、完成したときは大きな達成感を感じたようです。この取り組みを通じて、伊島小学校との絆が強くなったと同時に、生徒が、人としてまた技術者としてひとまわり大きく成長しました。
 今後はこの取り組みをまとめ、1月21日(土)に水島公民館で行われる「2012高校生テクノフォーラム」で発表します。これからも応援のほどよろしくお願いいたします。
 最後に、今回の事業に関し、ご講演や工場見学などを通じてご指導ご支援いただきました岡山コンクリート工業株式会社様、歩道版の塗料の配合をご指導ご支援いただきました花田技研工業株式会社様に、深く感謝しお礼を申し上げたいと思います。

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土木科の「伊島小学校歩道整備事業」報告(その1)

 土木科では現在、『スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業』の一環として、校内で発生した土木廃材を有効に利用する方法の開発を行っています。具体的には、不要になったコンクリートを粉砕し、新しいコンクリートの骨材として利用した、再生コンクリート製品の開発に取り組んでいます。
 開発に着手した昨年度、近くの伊島小学校から、校内の歩道の一部が、長年にわたる車両の通行と降雨による軟弱化で、最大15cm沈下し、児童が通行する際にすべりやすくなっているので改善してほしい、という依頼を受けました。この依頼をお引き受けし、「課題研究」の授業で、開発製品を利用した施工法の研究を行っています。
 担当しているのは、土木科3年生の14名の「スーパーエンバイロメント班」です。検討の結果、再生コンクリートで歩道板(インターロッキングブロック)の製作を行い、歩道下に暗渠排水を設置して歩道を新設する工事を行うことになりました。11月4日(金)から工事に取りかかっています。
 通行の安全性向上と歩道の美化を目指し、小学生たちに喜んでもらえる歩道を造りたいと思います。

予想図

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中学生体験実習と部活動オープンスクールを実施しました

 10月29日(土)の、午前に体験実習を、午後に部活動オープンスクールを実施しました。
 午前の体験実習は、7月に実施した見学中心のオープンスクールを補うものとして、実際に各科の実習を体験し、学習内容を十分に理解した上で進路選択に役立てていただくことを目的としています。県内53の中学校から3年生146名の参加者があり、各専門科の主要な実習を体験してもらいました。

専門科 実習内容
機械科 溶接,旋盤,鋳造,エンジンの分解・組立実習
土木科 測量,CAD実習
科学工学科 人工カプセルの製作,七宝焼き,液体窒素体験
デザイン科 平面デザイン(VD),立体デザイン(PD)
建築科 住宅完成予想図に着色する実習
情報技術科 プログラミング実習,2足歩行ロボット実習
電気科 未来電気カーの製作

  2時間程度の短時間の実習でしたが、中学生の皆さんは、安全に注意しながら真剣に一生懸命取り組んでくれました。実施後のアンケートには次のような感想が多く寄せられました。有意義な体験をしていただけたのではないかと思います。
   ・わかりやすく体験させてくれたのでとても面白かったです。説明を聞いて工業高校   の魅力を感じました。
   ・先生や先輩方がとても丁寧に指導してくださったので、わかりやすく楽しく体験で   きました。改めて岡山工業高校に入学したいと思いました。
 午後の部活動オープンスクールでは、県内の28の中学校から3年生61名が、11の部活動の体験・見学に参加してくれました。感想アンケートには、「参加してよかった」「志望校を決めるのに参考になった」という感想が多くあり、進路選択の一つの要素として役立てていただけたと感じています。
 来年度も、実施したいと考えていますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

 <機械科>

<土木科>

<化学工学科>

<デザイン科>

<建築科>

<情報技術科>

<電気科>

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土木科が県測量技術競技大会で第1位

 7月21日(木)に笠岡工業高校において、第47回岡山県測量技術競技大会が開催されました。
 土木系の科を持つ県内4校(岡山工業・笠岡工業・津山工業・新見)から、各2チーム合計8チームが参加した「平板測量の部」で、本校Aチーム(1年生の大森・福留・吉行)が見事優勝することができました。上位3チームまでに与えられる、中国大会への出場資格を得ました。
 参加生徒は、大会までの暑い中、中国大会出場を目標に頑張り、十分に練習を積み重ねました。その努力の成果が表れての優勝でした。
 第28回中国地区大会は、8月5日(金)に鳥取工業高校で開催され、残念ながら良い結果を残すことができませんでした。悔しい思いをした生徒達からは、「来年こそは中国大会入賞」という強い意欲が感じられました。

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土木科3年生が測量技術検定2級に挑戦

 今年度も6月27日(月)の土木実習の授業において、土木科3年生が、測量の集大成ともいえる測量技術検定2級に挑戦しました。
 測量技術検定は毎年土木科3年生が挑戦し、『平板・水準・角測量』の3種類の測量検定全てに合格して得られる資格です。炎天下の会場で3年生は自分たちのベストを発揮してくれたと思います。検定の模様を写真にてお知らせします。

①全員集合

②平板測量

③水準測量(レベル)

④角測量(セオドライト)

 結果は後日発表です。3年生の皆さんお疲れ様でした。

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土木科が再生コンクリートで校内整備

 6月3日(金)・10日(金)・17日(金)の3日間、土木科3年生の課題研究で校内の整備を行いました。これは本校が県教育委員会から指定を受けている、スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業の一環です。昨年度の卒業生が作製した再生コンクリート【インターロッキング】を使用し、本校グランド入口付近にインターロッキングの施工を行いました。生徒たちはできる限りの力を発揮してくれ、入口付近が見違えるようになりました。

再生コンクリートの作製(昨年度)

再生コンクリートの作製(昨年度)

 

測量

施工

 完成

施工前

施工後

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小判君神社委員会を設置しました

  本校では、岡山市奉還町商店街のご依頼により、地域連携の一環として、平成21年2月に「小判君神社」を製作しました。以来、奉還町商店街「りぶら」に展示していただいて、商店街の活性化にお役立ていただいています。完成から2年が経過し、修理の依頼をいただいた機に、このほど校内に、関係教師と生徒からなる「小判君神社委員会」を設置しました。この委員会により、これまでの取組を継承し定期的にメンテナンスしていくことにしています。

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