土木科の「伊島小学校歩道整備事業」報告(その1)

 土木科では現在、『スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業』の一環として、校内で発生した土木廃材を有効に利用する方法の開発を行っています。具体的には、不要になったコンクリートを粉砕し、新しいコンクリートの骨材として利用した、再生コンクリート製品の開発に取り組んでいます。
 開発に着手した昨年度、近くの伊島小学校から、校内の歩道の一部が、長年にわたる車両の通行と降雨による軟弱化で、最大15cm沈下し、児童が通行する際にすべりやすくなっているので改善してほしい、という依頼を受けました。この依頼をお引き受けし、「課題研究」の授業で、開発製品を利用した施工法の研究を行っています。
 担当しているのは、土木科3年生の14名の「スーパーエンバイロメント班」です。検討の結果、再生コンクリートで歩道板(インターロッキングブロック)の製作を行い、歩道下に暗渠排水を設置して歩道を新設する工事を行うことになりました。11月4日(金)から工事に取りかかっています。
 通行の安全性向上と歩道の美化を目指し、小学生たちに喜んでもらえる歩道を造りたいと思います。

予想図

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