メッセージボード完成披露式を行いました

本校が昨年4月から取り組んできた「111プロジェクト」。

その中心的な取組である、中庭エコ広場のバージョンアップがこのほど完成し、「111」にちなむ1月11日(金)、報告会とメッセージボード完成披露式が行われました。

報告会では、各専門科のプロジェクトリーダーがそれぞれの取組を説明しました、実際の製作で直面したさまざまな困難を、各専門科がそれぞれの専門知識と専門科同士の協力で解決していった様子がよく分かりました。

放課後、場所をエコ広場に移し、完成披露式が行われました。ファンファーレが高らかに響く中、校長先生、プロジェクト全体リーダーの岡崎公信君、県の評価委員の畝本さんがメッセージボードを除幕、続いて参加者全員で校歌を斉唱し、完成を祝しました。

間伐材のベンチも出来、エコ広場がより使いやすく生まれ変わりました。メッセージボードの電源を太陽光発電で供給するなど、環境にもやさしい広場になっています。

これから、岡工生全員でこの広場を大切に使っていきましょう。そして、さらなるバージョンアップをしていきましょう。

エコ広場のバージョンアップにご協力いただいたすべての皆さまに、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

  

  

3学期始業式を行いました

1月8日(火)、3学期始業式が行われました。

式辞で、校長先生は、福島の原発事故の現場で活躍しているロボットの話題に触れました。千葉工大が福島第一原発の復旧作業のために開発したロボット、クインスやローズマリー。これらのロボットには、過酷な条件の中で動き回れるように設計されています。湿度の高い炉内の様子を鮮明に映し出すという難問をクリアしたのは、マイコンカーラリーの経験がある、工業高校出身の学生のアイディアだったそうです。また、ロボットの製作では、工業高校出身者の加工技術がとても役に立っているそうです。

校長先生は、人や社会の役に立つ技術者になるために、将来を見据え、今の勉強にしっかり取り組もうと、お話を締めくくられました。

1年の総まとめとなる、大切な3学期が始まりました。岡工全体で気合いを入れてがんばりましょう。

第10回全日本高等学校ゼロハンカー大会に出場しました

12月23日(日)、倉敷市西阿知町の高梁川河川敷グラウンドで、「第10回全日本高等学校ゼロハンカー大会」が開催されました。

「ゼロハンカー」とは、自作のフレームに50ccエンジンを搭載して、ダート走行可能なサスペンションを備えている車両のことです。車両の製作やレースへの出場を通して、溶接や旋盤などの機械加工、自動車の基礎的な構造、ものづくりの楽しさ、仲間との協力の大切さなどを体験できます。

大会には全国から19校37チームが参加。本校からは、機械科の課題研究で製作した「OKAKO1号」「OKAKO2号」の2台が出場しました。初参加となった一昨年は3位、昨年は2位と5位に入賞しており、「3年連続入賞」を目指して放課後遅くまで調整や点検を繰り返し、万全の態勢で大会当日を迎えました。

金曜日に降った雨の影響でグランドコンディションが悪い中、ドライバーとサポーターが一体となって頑張りましたが、残念ながら「OKAKO2号」は2次予選、「OKAKO1号」は3次予選で敗退し、決勝の「24分間耐久レース」に進出することはできませんでした。クラッシュして走行不能になるゼロハンカーも多い中、2台とも完走することができ、入賞した学校と比較しても完成度の高さは全国に誇れるものだったと感じています。

来年度も上位入賞を目標に頑張って欲しいと思っています。

  

  

  

「水質関係第一種公害防止管理者試験」に合格しました

難関として知られる、「水質関係第一種公害防止管理者試験」に、本校化学工学科3年の宮田純平君が合格しました。

公害防止管理者は、公害発生施設又は公害防止施設の運転、維持、管理、燃料、原材料の検査等を行います。国家試験の受検者は多くの場合、実際に工場等で実務を経験している人です。

公害防止管理者試験の合格率は全体で22.2%、宮田君が合格した「水質関係第一種」に限れば、10代での合格は全国で4人(数字は平成23年度公害防止管理者等国家試験結果)という難関です。宮田君は、授業はもとより、過去問に取り組む等の自主的な努力を重ね、今回の合格に結びつけました。

宮田君のコメントを紹介します。「合格発表の日、協会のホームページに自分の受験番号があったので、思わずガッツポーズをしました。高校生には難しい資格とされていますが、頑張れば合格できることが分かりました。1、2年生の後輩たちも、さまざまな資格取得に挑戦してほしいと思います」

宮田君に続く後輩の登場を、期待しています。

2学期終業式を行いました

12月21日(金)、平成24年度第2学期終業式を行いました。

大掃除を終え、全校生徒が体育館に集合しました。終業式の式辞、高柳校長は今年1年の振り返りの中で、ファジアーノ岡山の活躍に触れ、勝利のためには、選手個々の努力に加え、スタッフを含めたチーム全体がシステムとしてマネジメントされていることが必要だとお話しされました。そして、岡工生も目標を高く掲げ、プラン(P)・実行(D)・評価(C)・改善(A)のPDCAサイクルを意識して、来るべき2013年を充実の1年にしようと呼びかけました。

終業式に先立ち、収納式と全国大会表彰、生徒会新旧役員交代式が行われました。収納式と全校大会表彰では、2学期に部活動や資格取得で好成績を収めた生徒の活躍が報告されました。

また、生徒会新旧役員交代式では、校長から新役員に認証状が渡され、新執行部が正式に発足しました。旧三役へのねぎらいと新三役への激励の拍手が全校生徒から贈られました。

来年も岡工にとって良い1年であることを祈っています。

 

【奨学会】震災ボランティア報告会を行いました

12月20日(木)の午後、奨学会(PTA)主催の「震災ボランティア報告会」が、百周年記念館で開催されました。

3.11の震災から1年9ヶ月、被災地のために出来ることは何かという模索の中で企画された今回の報告会。奨学会の保護者の方や本校職員など約40名が参加しました。報告したのは、電気科の万波先生です。先生は、震災の50日後に初めて被災地に入って以来、岩手、宮城、福島各県で計8回のボランティア活動を続けています。また今年3月には、卒業したばかりの生徒5人とともに宮城県でボランティア活動を行いました。

報告では、先生が被災地ボランティアを始めたきっかけに続いて、これまでの8回に及ぶ活動が紹介されました。畑や住宅のがれき撤去、津波に遭った墓地の片付け、現地の方の憩いの場作りなどの作業の様子が紹介されました。先生は、「うれしかったこと」として、岡山県の工業高校の建築科が協力して、「まごころベンチ」を贈ったことを挙げられていました。

震災後、月日が経過する中で、ボランティアに求められるものは、がれきの片付けなどのハード的な作業から、生活を助け、潤いをもたらすような施設や行事づくりなどのソフト的な内容に次第に変化しているそうです。報告の最後で先生は、被災地から遠い私たちにとって何より大切なのは、震災を忘れないこと、被災地とつながり、寄り添うことだと話されていました。

報告後、お子さんをボランティアに送り出した電気科卒業生の保護者の方お二人が、「心配したが、参加させてよかった」とお話しされていたのがとても印象的でした。

 

 

全国製図コンクールで最優秀特別賞を受賞しました

第29回全国製図コンクール(全国工業高等学校長協会主催)で、本校機械科3年生の丸口純平君が最優秀特別賞を受賞しました。

全国製図コンクールは、工業系高校各学科の専門分野の、製図に関する基礎的な知識と技術の習得を目的として、毎年1回行われる全国的なコンクールです。製作図・設計図などを正しく読む能力、作成する能力など、製図に関する総合力が試されます。

今年度の課題は、「三相誘導電動機(出力55kw、回転速度1460rpm、軸端の直径65mm)で、うず巻きポンプ(軸端の直径65mm)を駆動するときに用いられているフランジ形たわみ軸継手の設計及び組立図、部品図(3枚)を製図する。」というもので、全国の47校から、2889名の参加がありました。

最優秀特別賞は、特に優秀な作品に与えられるもので、受賞者は機械系と電気系を合わせて、全国で20名以内と決められています。丸口君は、授業はもちろんのこと、放課後や休日にもコツコツと一生懸命努力して、今回の栄冠に輝きました。

1年生の進路ガイダンスを行いました

12月19日(水)の午前中、1年生を対象に進路ガイダンスを行いました。

まず、小体育館で全体ガイダンス。進路課の先生から、「自分の進路は自分で拓いていこう。そのためには、授業や資格取得、部活動、学校行事などに積極的に取り組むことが大切だ」という話がありました。引き続き、進路別ガイダンスに移り、就職希望者は最近の就職状況や面接時のマナーについて、公務員希望者は公務員試験についての説明を受けました。また、進学希望者は進学先に合わせて、大学や専門学校の先生から、進学後の学習内容や受験についての説明を受けました。

生徒たちは時々メモを取りながら真剣に聞いていました。それぞれの進路を実現させるために、今日のガイダンスを十分に活かして、これからの学校生活を充実させていって欲しいと思います。