6月12日(水)6校時のLHRの時間に、卒業生を招いてお話を聞く「卒業生を囲む会」が、専門科ごとに開催されました。
就職をして社会人になっている先輩、進学をして勉強を続けている先輩、どの先輩のお話も、在校生が進路選びをするときに、とても参考になるお話でした。
生徒たちは、メモをとりながら、熱心に話に聞き入っていました。
お忙しい中、校内のために駆けつけてくださった卒業生のみなさん、暑さを吹き飛ばす「熱い」お話を、ありがとうございました。
5月4日(土)みどりの日、岡山市北区伊島町の「人と科学の未来館サイピア」で「岡工ものづくり体験デー」が行われ、7つの専門科から多くの生徒が参加して、小学生に作業の指導を行いました。
各専門科のものづくり教室の内容は次のとおりでした。
| 午前 | 化学工学科 | 化学の楽しさに触れよう |
| デザイン科 | キャンドルを作ろう | |
| 建築科 | 2階建て住宅模型を作ろう | |
| 午後 | 機械科 | 表札を作ろう |
| 電気科 | 電子オルゴールを作ろう | |
| 情報技術科 | ロボットカーで楽しもう | |
| 展示・発表 | 土木科 | スーパーエンバイロメント事業等の取組 |
会場の各ブースでは、指導役の岡工生の説明を聞きながら、親子で楽しそうに作業に組んでいました。真剣な表情で住宅模型の部品を接着する女の子、思わず熱くなって子ども以上に張り切ってしまうお父さん、膝を床について小さい子の目線で話しかける岡工生など、とてもほほえましい光景があちこちで見られました。作品が完成すると、どの小学生もうれしそうな笑顔を見せ、自分の作品を大切に持ち帰っていました。 続きを読む
4月26日(金)に土木科2年生は、今年初めての校外学習を行いました。
最初に訪れたのは、災害時の浸水対策用の雨水排水施設である高松市発注の福岡ポンプ場土木工事現場です。企画していただいた四国建設広報協議会や、発注者である高松市下水道施設課の職員の方、工事を施工しておられる大成・村上・えびす石材JVの皆様に本当に親切丁寧に案内や説明をしていただきました。
生徒は、スケールの大きさや難しさ、初めて見たり聞いたりする土木設備に土木の奥深さを感じていました。また、職員の皆様が楽しそうだったことに驚きがあったようです。
4月19日(金)の午後、土木科3年の課題研究(御船班)の6名が、伊島小学校を訪問しました。
本校は、平成22年度から24年度まで、スーパーエンバイロメントハイスクール事業の指定を受け、環境への配慮と地域への貢献をテーマに、土木科が中心となって取り組んできました。今年3月に報告書も完成し、事業は終了しましたが、土木科では引き続き伊島小学校など近隣の学校園で活動し、専門的な知識や技能を役立てたいと考えています。
メンバーの自己紹介の後、山本教頭先生に小学校を案内していただき、
などの要望をお聞きしました。
今後、調査・測量を行った後、実施可能な内容を検討し、具体的な改善計画を立てていきたいと思います。また、昨年度施工した中庭ベンチの改良にも取り組んでいきます。
「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」の一環として、土木科3年生6名が1年にわたって、計画、設計、製作を行った「伊島幼稚園コンクリート製テーブル」が完成し、3月14日(木)に、「完成引渡し式」が盛大に催されました。寄贈した3つのテーブルには、デザイン科2年生の協力で、犬、子豚、パンダが描かれ、とても可愛らしく仕上がりました。
土木科3年の松本史正君が「使えなくなったコンクリートを再利用してテーブルを作りました。一生懸命作ったので、大切に使ってください」と贈呈の言葉を述べ、デザイン科2年生の佐々木瞳さんが、「みなさんの大好きな犬やパンダの絵を描きました。楽しく使ってください」と園児に呼びかけました。
2月21日(木)、百周年記念会館で、「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業成果発表会」が行われました。
本校は平成22年度から24年度まで、岡山県から「スーパーエンバイロメントハイスクール」の指定を受け、廃棄物(コンクリート廃材、シュレッダーゴミなど)を再利用した環境に優しい製品を開発し、校内や近隣の小学校・幼稚園等の整備を行ってきました。新たなカリキュラムを開発すること、大学・研究機関・関連企業との連携を深めること、また、自ら課題を発見し、その解決に積極的に取り組める生徒を育成することもこの取組の大きな目標でした。
報告会には、教育委員会、事業推進にご協力いただいた、岡山コンクリート(株)、ランデス(株)の方々、中庭整備や遊具の製作でお世話になった、伊島小学校、伊島幼稚園の先生方、津山工業高校、笠岡工業高校、新見高校の先生方にご出席いただきました。
初めに、平成22、23年度の取組、続いて24年度の取組について報告がありました。実際に製作に当たった8名の生徒も堂々と発表していました。
伊島小学校の牧平教頭先生からは、「校歌碑や通路、ベンチ、側溝ふたなど、校内の環境が整備されたことはもちろん、高校生の作業する姿を見た小学生にとって、絶好のキャリア教育になりました」。また、伊島幼稚園の井上園長先生からは、「ものづくりのすばらしさ、手作りのぬくもりを感じました。園児たちは喜んで遊具を使っています」とごあいさつがありました。
スーパーエンバイロメントハイスクール事業は、今年度で完了しますが、事業をとおして得た経験を、今後の取組に活かしていきたいと思います。これまでご協力、ご指導をいただきました皆さまに、心からお礼を申し上げます。
2月19日(火)、土木科3年課題研究スーパーエンバイロメント(御船班)の8人が伊島小学校を訪れ、中庭整備などの取組について、6年生全員を対象に報告会を行いました。
メンバーの8人は、1年間にわたって、伊島小学校の中庭のベンチや側溝ふたなどの製作に取り組んできました。製作の過程を、小学生にも分かりやすく説明するため、何度も資料の手直しや発表の練習を重ねて、この日に臨みました。
午後2時45分、会場の第2音楽室に小学生たちがやって来ました。8人の自己紹介のあと、ベンチと側溝ふたの製作の様子を説明しました。専門用語はできるだけ使わず、分かりやすい説明でした。続いて、製作で苦労した点や、将来の夢などのメッセージを1人ずつ発表しました。小学生たちは真剣に聞き入っていました。
質疑応答では、製作の様子やメッセージの内容について、たくさんの質問が出ました。
「ベンチを作るのに使ったコンクリートは何トン?」「製作中の『思わぬアクシデント』とはどんなことですか」「就職してから、どんな物を作っていきたいですか?」「岡工の土木科に入学したのはなぜですか?」などの質問に、8人は丁寧に答えていました。
報告会の最後に、小学校の岡本校長先生から、「高校生の皆さんは、それぞれの夢に向かってがんばっています。6年生の皆さんも、自分の中の小さな夢の種を大切にしましょう」と、ごあいさつがありました。
この報告会が、小学生の皆さんの「夢」の実現に少しでもお役に立てれば幸いです。お招きいただいた伊島小学校の皆さま、ありがとうございました。
「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業」の一環として、土木科3年生8名が1年にわたって、計画、設計、施工を行った「伊島小学校中庭等整備事業」がこのほど完成し、1月31日(木)に、「完成引渡し式」が盛大に催されました。今年度は、中庭めだか池周辺へのベンチの設置と、側溝ふたの整備に取り組みました。
「贈呈の言葉」では、宮本大夢君がベンチや側溝ふた製作の過程について、パネルを使って説明しました。また、伊島小学校の卒業生でもある久世君は、「心を込めてベンチと側溝ふたを作りました。小学生のみなさんには大切に使って欲しいと思います。そして、出来ればものづくりに興味を持って欲しいと思います」と話しました。
伊島小学校の児童代表からは、「なかよし広場がもっと楽しい場所になると思います。大切に使っていきます。ありがとうございました」とお礼のあいさつがありました。
今回製作したベンチは、災害時に「かまど」としても使える設計になっています。除幕の後、座面を取り外し、「かまど」の状態にしたところも披露しました。
設計を何度もやり直したり、寸法通りに仕上がらなかったりと、製作は苦労の連続でした。でも、初めてベンチに座った小学生たちの笑顔を見て、メンバーたちも本当にうれしそうでした。
2月には、これまでの取組をまとめて、伊島小6年生への発表会を行います。メンバーの思いを存分に語って欲しいと思います。