カテゴリー別アーカイブ: PBL

09.11【OCP演習Ⅱ】2学期のOCPはMIXホームルームでスタート!

令和6年9月11日(水)、2年生全体で取り組む2学期最初のOCP演習Ⅱは、7学科8クラスの生徒がごちゃ混ぜとなったクラス、「MIXホームルーム」でスタートしました。今日は探究学習のプレワーク「トークテーマに沿って話すことで 関係性を深めよう」というテーマで、チームビルディングをおこないました。

以下その様子です。

MIXホームルームとは、機械科A組、機械科B組、土木科、化学工学科、デザイン科、建築科、情報技術科、電気科の生徒各1名で構成された8人一組の班×5=40名から成るクラスのことを表します。つまりどの班も「ほぼ初めまして」のメンバーで構成されていることが特徴です。

生徒も初めて、先生も初めての試みのため、授業が始まる前には(チャイムが鳴ると同時にスタートできるかな?)と不安が頭をよぎりましたが、その不安も杞憂に終わり、生徒教員協力のもと、一斉にスタートすることができました。岡工生のすごさを目の当たりにした瞬間でした。

終わった後の生徒の声をお伝えします。

<生徒の声>

・最初気まずかったけど意外と話せるようになっていったのが嬉しかった。緊張したけど楽しかった。

・話し出せば皆ちゃんと聞いてくれる感じではあるが、男女の壁、学科の壁が分厚すぎて全く話せなかった。次は少しでも多く発言できるようにしたい

・グループの中で司会役をしてくれた人がいるのでスムーズに話し合いができ、話すことができるかなと思ったが気軽に話せた。

同じ高校であっても、他科の生徒と交流を深める機会は部活動以外にあまりありません。今回のプログラムをMIXホームルームで実践することで、新たな関係づくり、新たなアイデアの創出と、「STEAM教育のA」や様々な非認知能力の醸成に期待しています。

08.23【地域貢献】小学生ものづくりたいけん教室をおこないました

令和6年8月23日(金)、本校を会場に「小学生ものづくりたいけん教室」をおこないました。近隣の小学校に案内を送り、4科のショップに小学生約60名、保護者約30名の合計約90名もの方々が来校してくださいました。

以下その様子です。

みんなで、「せーの、イイネー!!」

土木科の「SDGs!?水をきれいにする装置を作ろう!」

建築科の「木を使ったものづくり 世界に1つだけの小物を作ろう」

化学工学科の「化学の不思議!?ガラスコップ、レジンアクセサリー、スライムづくり」

デザイン科の「デザイナー体験!オリジナルうちわ、ヨーヨー、サマーボトルづくりなど」

4つの科それぞれが専門性をいかした、とてもユニークなワークショップでした。参加してくれた小学生が「こんなに水がきれいになると思わなかった。」「作るのが楽しかった」と口々に感想を言ってくれたことがとても印象的でした。

このような活動は、本校の生徒にとっても非常に価値のある活動です。ワークショップを運営するにあたり、「何をするのか」「どのようにするのか」「材料はどうするか」「どのように進めるか」など様々な事柄を想定して準備をします。当日は児童やその保護者の方々と「どんな言葉遣いで」「どのように接するか」なども考えながら行動します。場合によっては予期せぬ事が起こり、臨機応変な対応が求められることもあります。そしてそれらをやり遂げると、達成感を得ることができます。この過程の中で、生徒は資質や能力を身に付けていきます。この学びを「課題解決型学習(PBL)」と言います。

生徒のみなさんお疲れ様でした。また、ご指導いただきました先生方、ありがとうございました。

残暑厳しい中、本校まで来てくれた児童・保護者のみなさまありがとうございました。

08.07【土木科】おかやまSDGsフェア2024参加しました

令和6年8月7日(水)、リットシティビルひかりの広場にて、【おかやまSDGsフェア2024】(テーマ)「子どもたちと学ぶ私たちの未来」のワークショップコーナーに、土木科3年生課題研究「地域貢献班」が参加しました。

以下その様子です。

生徒は4月から課題研究という授業において、課題発見解決方学習法(PBL)を用いて今回の「コンクリート水をろ過しよう!」というワークショップを考えました。きっかけはコンクリートを練った後の箱を洗い流す際に出る「コンクリート水」を、そのまま流すのは環境にも排水溝にも影響があると考え、解決方法を模索しながら、今回の「ろ過」というワークショップに決めました。この、ろ過装置が実現すると、結果としてSDGs「目標6.安全な水とトイレを世界中に、目標12.つくる責任つかう責任、目標14.海の豊かさを守ろう、目標15.陸の豊かさも守ろう」が達成できると考えました。 また担当者としては、この授業においては常に自分のキャリアとどう結びつけるかを意識しながら取組むことを促しました。それが探究学習の本質だと思います。

体験された小学生の保護者の方や、見学に来られた企業の方から、「先生がだいぶ指導されているんですか?」というような質問を受けました。「いいえ、ワークショップをすることは伝えましたが、内容から段取りまで全て生徒任せです。」とお答えすると大変驚かれていました。もちろんアドバイスをしたり、材料の購入をしたりサポートすることはありますが、基本的には生徒主体で取組みました。だからこそ、今日も一人ひとりが臨機応変な対応がとれたのだと思います。

次回は23日(金)、本校で実施する小学生対象のものづくり教室です。今回の学び・成功・失敗をいかして頑張ってください。

小学生が笑顔で感想を言ってくれた姿がとっても嬉しかったですね。みんなお疲れさまでした。

07.10【総合的な探究の時間】OCP「キミスタ」を活用した情報収集をやってみた

令和6年7月10日(水)の総合的な探究の時間のOCPでは、山陽新聞社 読者局教育サポートセンターセンター長 馬場信彰様、太田知二様に来校いただき、探究活動における「課題発見」「情報の収集」に関する出前授業をおこなっていただきました。 以下その様子です。

最初は山陽新聞についてと、新聞の持つ意味、正確性等についてお話しいただきました。その後、学習支援サイト「キミスタ」について、活用方法を学びました。「情報を入手する」手段としてのキミスタの活用、それ以外にも新聞紙から情報を得ることも体験しました。今回の学びは新たな形の【NIE(Newspaper in Education)】教育といえるかもしれません。

今回のプログラムは、2学期から始まる新たなOCP演習、課題解決型学習(PBL)における課題発見・情報の収集のきっかけとなる内容でした。ご多忙中にもかかわらず来校し、授業をおこなってくださいましたお二方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

06.19【総合的な探究の時間】OCP岡工PR大賞とGBカード交換

令和6年6月19日(水)、2週間ぶりのOCP演習Ⅰ「岡工PR大賞」で最後におこなったのは、「クラス代表動画の視聴と評価、ついに大賞決定!?」と、1学期一緒に探究をおこなったチームの中で、GB(グッドビヘイビア)カードの交換をおこないました。

以下その様子です。

動画を視聴しこの笑顔!各クラスの動画、きっと「楽しい、すごい、いいね!」な動画だったのでしょうね。

続いて、1学期一緒に探究をおこなったチームの中で、GB(グッドビヘイビア)カードの交換をおこないました。

グッドビヘイビアカードについてはこちら

せーの、イイネー b^o^d

今回みんなが作ってくれた動画は、岡工主催の学校説明会で上映する予定です。個性あふれる動画の作成ありがとうございました。引き続き先生方にも見てもらって評価をしてもらおうと思います。大賞の決定はもう少し先となります。

今回のプログラム「岡工PR大賞」を通じて、チームビルディングと課題解決型学習法(PBL)を体験することも目的の一つでした。

「編集無し、一発撮りの2分間のPR動画を作る」という課題に対して生徒は、

1.課題の設定・・・今回は提供しました(岡工PR大賞)

2.情報の収集・・・学校をフィールドワーク、インタビュー、話し合いなど

3.整理・分析・・・何が岡工のかっこいい・素敵・すごいところか精査

4.課題解決に向けた実践

       ・・・何をPRしたいか(例:専門科の実験の面白さを伝えたい)

          いつどこで撮影するか、誰に許可を得るか(実験室、専門科長)

          どんな画角で撮るか(動きながら)    など

5.まとめ・表現・・・どんな工夫をするか(端末から音楽を流す、大きな声で喋る)

           納得できるか(撮っては確認し、また撮る)

        完成動画を視聴し、相互評価と感想を記入する(クロームブックの活用)

 最後に、ワークシート(紙)に今回の活動をとおしての気付き(感想)を書きました。(自分の変容を記録しておくことで、振り返りで役立つ)

このようなプロセスを体験しました。

次回は企業の方に、探究における情報収集とSDGs(仮)についてお話しいただく予定です。

1学期の学びを2学期のプログラムにいかす。そして2年生での学びを3年生の課題研究でいかす。インプットとアウトプットを繰り返しながら、その中でどんな力が身につくかを意識的に学ぶことができるのがこのOCPという連続した学びです。

生徒のこれからのさらなる成長がとても楽しみです。 みなさん、ひとまずお疲れ様でした。

06.05【総合的な探究の時間】OCP岡工PR大賞クラス代表動画決定戦!

令和6年6月5日(水)、今年度4回目のOCPは「岡工PR大賞クラス代表動画決定戦」でした。昨日までに「2分以内・編集無し・一発撮りの動画」を各クラスルームにアップしました。その動画を1班から順番に視聴し、クロームブックを用いて評価したりコメントを書いたりしました。

以下その様子です。

各クラスの様子を見て回ると、どのクラスもワイワイ楽しそうに視聴し、評価をしていました。この様子からすると、きっとたいへんだったけど、楽しい時間だったのではないかと感じました。

OCPでは課題解決型学習法(PBL)の手法を用いて、生徒が課題(中学生が「岡工すごい」と感じられる2分間の動画作製)に対して、どのような内容で、どのようなスケジュール感で、どのような表現方法で・・・など様々な視点で課題を解決していく課程(プロセス)の中で、コミュニケーション力や表現力をはじめとする“非認知能力”を育成することを大きな目的としています。

前回の様子はこちら【総合的な探究の時間】OCP岡工PR大賞いよいよ撮影へ

05.28【SDGs】SDGs×土木構造設計 意識的な学び方

令和6年5月28日(火)、土木科2年生の土木構造設計の授業では、中間考査も終わり単元が変わる最初の授業と言うことで、「SDGs×土木構造設計」というタイトルで授業を行いました。

以下その様子です。

OCPの班で教科書の内容を確認し、その内容を学ぶ事でSDGsのどのゴールが達成できるかを考えました。SDGsには17の目標があり、その細目は169のターゲットに分かれます。クロームブックを用いて169のターゲットを確認し、授業内容と照らし合わせながら、班でまとめて黒板に書きました。どの班もユニークな視点で「SDGs×土木構造設計」をとらえることができていました。

工業の学びはSDGs、17のゴールの達成に大きく関わっていると考えます。それを少しでも意識しながら教科の内容を学ぶ事が、次世代を担う若者の育成に大切ではないかと考えています。

05.15【総合的な探究の時間】OCP演習・岡工PR大賞いよいよ撮影へ

令和6年5月15日(水)、本日のOCP演習・岡工PR大賞は、アイデア出しからの撮影です。

OCPでは毎回オンラインで担当者と全クラスをつなぎ、振り返りや本日の目標を確認してからプログラムが始まります。

以下その様子です。 アイデアの出し方もいろいろあります。ジャムボード派、ホワイトボード派。あなたはどっち派??

全体の様子はこんな感じです。

カメラを向けるとこんな感じ♪

「せーの、イイねー b^―^d」  楽しそうに取り組むみんなの姿って、けっこう元気もらえるんですよね。

今回は、教室でアイデアを練る班もあれば、アイデアを出すために校内を見て回る班もあり、どんどん活動に動きが入ってきました。ある班は早速サンプル動画を撮影し、確認していました。自分が思っている以上に大きい声を出さないと、動画に声が入りづらいことが確認できていました。これから撮影を考えている皆さん、気をつけてくださいね!

廊下を歩いていると、「先生聞いてください!○○反応(ネタバレ注意のためあえて伏せます)の様子を撮りたいんですけど、ワンカットだと失敗したらどうしましょー><  でもこれって○○(伏せます)好きな中学生には刺さると思うんです。僕が中学生だったらすごい興味持ちますもん!」って、ワクワク感を前面に出して話しかけてくれた○君!その話を聞いた私もどんな動画になるかワクワクが止まりません。そんな様子を隣で見ていた別の班の○君が、「俺らは部活やっていない人や運動部じゃない人は気付かない×××(伏せます)を撮りに行って紹介します!」 目の付け所がユニークですね!

こうした様子を見ると、今回のプログラムも「課題解決のためにどう行動するのか」考えて行動する、主体的で協働的な学びになっているのではないでしょうか。

しかしそんなことよりも、生徒は実に楽しそうに一生懸命活動しています。そして他学年が授業している中で、節度を持って行動しています。これが「岡工プライド」だと感じました。

岡工PR大賞クラス内評価は、6月5日(水)です。どんなPR動画が完成するか楽しみですね。