スーパーエンバイロメント事業の報告会を行いました

2月21日(木)、百周年記念会館で、「スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業成果発表会」が行われました。

本校は平成22年度から24年度まで、岡山県から「スーパーエンバイロメントハイスクール」の指定を受け、廃棄物(コンクリート廃材、シュレッダーゴミなど)を再利用した環境に優しい製品を開発し、校内や近隣の小学校・幼稚園等の整備を行ってきました。新たなカリキュラムを開発すること、大学・研究機関・関連企業との連携を深めること、また、自ら課題を発見し、その解決に積極的に取り組める生徒を育成することもこの取組の大きな目標でした。

報告会には、教育委員会、事業推進にご協力いただいた、岡山コンクリート(株)、ランデス(株)の方々、中庭整備や遊具の製作でお世話になった、伊島小学校、伊島幼稚園の先生方、津山工業高校、笠岡工業高校、新見高校の先生方にご出席いただきました。

初めに、平成22、23年度の取組、続いて24年度の取組について報告がありました。実際に製作に当たった8名の生徒も堂々と発表していました。

伊島小学校の牧平教頭先生からは、「校歌碑や通路、ベンチ、側溝ふたなど、校内の環境が整備されたことはもちろん、高校生の作業する姿を見た小学生にとって、絶好のキャリア教育になりました」。また、伊島幼稚園の井上園長先生からは、「ものづくりのすばらしさ、手作りのぬくもりを感じました。園児たちは喜んで遊具を使っています」とごあいさつがありました。

スーパーエンバイロメントハイスクール事業は、今年度で完了しますが、事業をとおして得た経験を、今後の取組に活かしていきたいと思います。これまでご協力、ご指導をいただきました皆さまに、心からお礼を申し上げます。

DSCN2362 DSCN2363 DSCN2369

 

DSCN2414 DSCN2416 DSC03811

団体・個人の部で岡山県高体連表彰を受けました

2月20日(水)、平成24年度に活躍した優秀チーム、選手、指導者に対する岡山県高体連表彰の表彰式が行われ、本校から選手8名、指導者3名が表彰を受けました。表彰された方々は次のとおりです。全国大会優勝の陸上競技部、ボクシング部、自転車競技部女子は合わせて団体賞も受賞しました。

全国大会優秀選手・指導者

岡崎正樹(第67回国民体育大会 少年男子A110mH)     指導者 中村忠彦先生

金中竜児(第67回国民体育大会 ボクシング少年バンタム級) 指導者 鴨頭知男先生

三宅玲奈(平成23年度全国高等学校選抜大会 自転車競技 女子ケイリン、500mT.T、学校対抗)   指導者 川口敬二先生

専門部優秀選手

王野裕貴(陸上競技)、國塩智史(ボクシング)、景山泰宏(自転車競技)、竹内巡・小林諒子(少林寺拳法)

受賞者の皆さん、おめでどうございます。これを励みにいっそう精進されることを願っています。

IMG_2784[1] IMG_2880[1]

IMG_2887[1] IMG_2916[1]

伊島小学校整備事業の報告会を行いました

2月19日(火)、土木科3年課題研究スーパーエンバイロメント(御船班)の8人が伊島小学校を訪れ、中庭整備などの取組について、6年生全員を対象に報告会を行いました。

メンバーの8人は、1年間にわたって、伊島小学校の中庭のベンチや側溝ふたなどの製作に取り組んできました。製作の過程を、小学生にも分かりやすく説明するため、何度も資料の手直しや発表の練習を重ねて、この日に臨みました。

午後2時45分、会場の第2音楽室に小学生たちがやって来ました。8人の自己紹介のあと、ベンチと側溝ふたの製作の様子を説明しました。専門用語はできるだけ使わず、分かりやすい説明でした。続いて、製作で苦労した点や、将来の夢などのメッセージを1人ずつ発表しました。小学生たちは真剣に聞き入っていました。

質疑応答では、製作の様子やメッセージの内容について、たくさんの質問が出ました。

「ベンチを作るのに使ったコンクリートは何トン?」「製作中の『思わぬアクシデント』とはどんなことですか」「就職してから、どんな物を作っていきたいですか?」「岡工の土木科に入学したのはなぜですか?」などの質問に、8人は丁寧に答えていました。

報告会の最後に、小学校の岡本校長先生から、「高校生の皆さんは、それぞれの夢に向かってがんばっています。6年生の皆さんも、自分の中の小さな夢の種を大切にしましょう」と、ごあいさつがありました。

この報告会が、小学生の皆さんの「夢」の実現に少しでもお役に立てれば幸いです。お招きいただいた伊島小学校の皆さま、ありがとうございました。

P1050728 P1050733 P1050735

P1050742 P1050748 P1050750

111プロジェクト 実態見聞と外部評価委員会を開催

2月14日(木)の午後、本校が今年度取り組んで来た111プロジェクトについての実態見聞(第2回)と外部評価委員会が行われました。これは、外部評価委員と県教育委員会の先生方が、プロジェクトの仕上がりを実際に現地で確認し、最終評価を行うものです。

学校を訪れた先生方はまず「ラグタイムソーラーパーク」に向かい、メッセージボードや間伐材ベンチなどの出来ばえを確かめました。続いて百周年記念館で事業報告が行われ、各専門科のプロジェクトリーダーからそれぞれの取組が報告されました。質疑応答では、「この取組を、次の学年にどのように引き継いでいくか?」「社会のニーズを今後の活動にどのように取り入れていくか?」などの質問や、「ものづくり教室などの取組では、今後小学生だけでなく、中学生も対象に加えてはどうか」という助言もいただきました。

最後にプロジェクトについての評価が学校側に伝えられました。外部評価委員、県教委とも「十分に成果が上がっている」とし、良い評価をしていただきました。

講評の中で、外部評価委員の先生方から、「生徒たちとの会話から、このプロジェクトへの誇りが伝わってきた」「7月のときよりプレゼンも上達した。しっかりした技術にプレゼンの力が加わることで付加価値が生まれる。学校の中だけでなく、サイピアなどに活躍の場を広げて欲しい」などのお話がありました。

このプロジェクトを通じて、生徒たちは大きく成長しました。この取組が後輩たちに引き継がれて、さらに発展することを願っています。

P1050670 P1050674 P1050678

P1050694 P1050708 P1050713

高校生ホームページコンテストで入賞しました

2月9日(土)、情報技術科2年実習のホームページ作成グループ(森安・平松・東・河村)が、前橋国際大学で行われた「第11回高校生ホームページコンテスト」決勝大会に出場しました。

このコンテストは、情報化社会で必要とされる自立した判断力、 オリジナリティある思考力、コミュニケーション能力とマナーを育てること、またホームページ作りをきっかけに、夢や新たな可能性を発見し、進路の指針に役立てることを目的としています。出場チームは自分達の世界を自由に表現するホームページを作成、その出来を競います。

コンテストには全国各地の高校から136の作品が応募。1次審査を通過した10作品が決勝に出場しました。本校のグループは、岡工の食堂紹介のホームページを、作成の苦心談も交えながらプレゼンし、群馬テレビ賞を受賞しました。

S1000001 S1000009

S1000010 S1000013

バスケットボール部 中国大会の結果

2月8~10日に、島根県出雲市で中国高校バスケットボール新人大会が開催され、本校バスケットボール部が出場しました。

8日に開会式があり、9日に松江北高校と1回戦を戦いました。この試合は終始岡工がリードする展開で、勝利することができました。

続く2回戦では豊浦高校(山口)と対戦。序盤から相手のドライブ、3Pを立て続けに決められ、12点リードを許して1Qを終える苦しい展開でした。ディフェンスを変え、相手の勢いは止めたものの、3Qを終えて13点ビハインドという展開でした。4Q、粘りのディフェンスからの速攻、連続3Pシュートなどで追い上げ、タイムアップ寸前に追いついて延長戦に突入しました。しかし、再び突き放され67-76で惜しくも敗れました。

遠くまで応援に来ていただいた保護者の方、大変ありがとうございました。

1 2 3

4 5 6

7 8 9

機械科2年生が溶解実習を行いました

2月8日(金)、機械科2年A組の実習の授業で、溶解実習を行いました。この実習は鉄を高温で溶解し、あらかじめ作っておいた鋳型に流し込んで製品を作るものです。鉄を扱う機械科の特色が発揮される実習で、毎年冬の時期に1回だけ実施されます。

この日は朝の7時ごろから準備が始まりました。まず「キューポラ」と呼ばれる溶解炉を薪とコークスで十分に熱した後、材料の鉄を投入します。その後、何度かに分けて鉄とコークスを追加していき、午後1時ごろ、いよいよ溶解した鉄を取り出す準備が整いました。

キューポラの栓を開けると、溶けた鉄が黄色く光りながら流れ出しました。温度は約1500℃もあるそうです。これを専用の容器で運び、ひしゃくのような道具で鋳型に流し込みました。鋳型のまわりの砂から湯気が吹き上がります。

十分に冷ましてから、製品をを取り出し、今日の授業を終えました。次の授業で研磨などの仕上げを行い、生徒たちの作品が完成します。

P1050646 P1050639 P1050645

P1050650 P1050657 P1050654

【図書館】東日本大震災の写真展を開催します

「南三陸から 2011.3.11~2012.3.11」佐藤信一写真展

東日本大震災以降、岡山工業高校図書館では多くの震災関連図書を受け入れ、特集展示を行ってきました。その中でよく利用されていた図書に『南三陸から2011.3.11~2011.9.11』があります。

このたび、この図書の著者である写真家・佐藤信一氏をはじめ、出版社やボランティア活動経験者の方々のご協力を賜り、写真展を開催させていただくことになりました。佐藤信一氏からは、岡山での写真展開催にあたり、直筆のメッセージボードも寄せていただいております。

この写真展により、本校生徒や教職員、保護者の皆様にとって、間もなく震災から2年を迎える被災地について改めて考えるきっかけとなることを願っております。ぜひ多くのみなさまにこの写真展をご覧いただきますようご案内申し上げます。

[会期]平成25年2月12日(火)~2月22日(金) 8:30~16:45  *土・日・祝日は除く

[会場]岡山県立岡山工業高校 本館3F 図書館前

[対象]本校生徒・教職員・保護者

佐藤信一(さとうしんいち)氏 プロフィール

1966年宮城県本吉郡南三陸町生まれ。親子二代、南三陸町で写真館「佐良スタジオ」を営んでいたが、2011年3月11日、東日本大震災の津波により自宅及び写真館を失う。「一番苦しいときの写真を残す。この先、何が起きても、みんなで乗り越えられるように」と、唯一持って逃げたカメラで地震直後から失われた街が元通りになるまでの道のりを今も撮り続けている。

震災後の写真展活動

2011年9月(日本橋高島屋等)、10月(フジテレビ)、11月(農水省)、

12月(慶應義塾大学日吉キャンパス)等

2012年2月(長野市)、3月(新潟市)等

改)DM