7月29日(月)~8月4日(日)、岡山駅構内のさんすて・サンフェスタで、デザイン科3年生が制作した商業ポスターを展示しています。1学期の実習課題で、夏のオススメ商品や企画をテーマに取り組んだ作品です。お店の特徴をとらえた力作ぞろい。ぜひご覧ください。
7月12日(金)、デザイン科2年生が校外学習で岡山県立美術館を訪れ、「漆工芸家難波仁斎 生誕110周年回顧展」を見学しました。難波仁斎氏は岡工の塗工科(現デザイン科)の卒業生で、デザイン科の生徒にとっては大先輩に当たる方です。
展示では岡工所蔵の手文庫「薫風」や、盆、なつめ等の作品のほか、ふだんは見られない制作のための下絵のスケッチや「手板」といわれる試作などの資料も見ることができました。
生徒からは「ふだん漆工芸品は見たことなかったが、繊細な絵柄に見入ってしまった」「機械のように正確に文様が描かれているのにびっくりした」「下絵スケッチを見て本当にデッサンが上手いと思った」・・という感想が聞かれました。
6月17日(月)4~6校時に、デザイン科2・3年を対象に、折り紙のワークショップを開きました。このワークショップは、社会人講師活用事業の一環として計画されたもので、講師には軸原ヨウスケさんと武田美貴さんをお迎えしました。
まず、お二人がこれまでに制作されたオリジナルデザインの折り紙作品をご紹介していただいた後、実際に折り紙づくりを体験しました。色々な表情の「こけし」の折り紙や、微妙な折り方の違いで、様々に表情を変えるカラフルな折紙を制作させていただき、今までにないおもしろさを体験できました。
5校時からは、3年生もワークショップに合流しました。工夫次第で様々なカタチが表現できる折り紙の世界に、とても刺激を受けていた様子でした。
軸原先生、武田先生、お忙しい中、楽しいワークショップをありがとうございました。
6月3日(月)の5、6校時、デザイン科3年が「社会人になるためのマナー講座」を受講しました。講師には、キャリアカウンセラーの楠本敦子さんをお招きしました。
講座の内容は、
で、面接に役立つあいさつの仕方、気持ちが前向きになる様々な実践例など、社会人になるための素晴らしい内容を、実演を交えて講義していただきました。
生徒たちは、実際にあいさつの練習をするなど、実技をとおして先生のお話をしっかり理解しているようでした。「自分のためになる楽しい講座で大変よい経験になり、これからに生かしていきたい」という感想が多く、とてもよい体験となったようです。
5月10日(金)、デザイン科1年の工業技術基礎 写真コースの生徒10名が奉還町商店街で写真撮影の実習を行いました。
事前に一眼レフカメラの扱い方を学習し、35mmモノクロフィルムをセットして、いざ奉還町商店街へ。
奉還町商店街は、学校から徒歩約5分、地元の人々に親しまれている商店街です。 普段、通学路で通っている生徒もいますが、カメラを持って撮影に出かけるのは初めて、さらにフィルムカメラを使うのも全員、今回が初めてでした。
カメラを構え、構図と露出、ピントを決めたら、シャッターを押します。初めてのシャッター音と感触に感動したという生徒もいました。小雨の中での写真撮影を終え、教室に帰ってから、来週行う予定の「フィルム現像の流れ」を確認しました。
奉還町商店街の皆さま、ご協力ありがとうございました。
岡山県立美術館で開催される「漆工芸家難波仁齋 生誕110周年記念回顧展」に、本校が所蔵する手文庫「薫風」が展示されることになりました。
難波仁齋(本名・仁次郎)氏は、1924年に岡山工芸学校(現岡山工業高校)の塗工科を卒業、1927年からは本校の美術工芸科(現デザイン科)の教員として教壇に立たれていました。
線刻のかわりに色漆で描く描蒟醤(かききんま)の技法を確立し,1931年と1936年に帝国美術展(現・日展)で入選、1962年の日本伝統工芸展では、最高賞の日本工芸会総裁賞も受賞されました。岡山県重要無形文化財の認定も受けておられます。
本校所蔵の難波氏の手文庫「薫風」は、現存する作品のなかでは最古のものとのこと。作品は県立美術館の学芸員の方々により丁寧に梱包され、美術館へと運ばれていきました。
「漆工芸家難波仁齋 生誕110周年記念回顧展」は6月7日〜7月15日まで岡山県立美術館で開催予定です。