作成者別アーカイブ: 広報企画室

【建築科】建築科3年 課題研究木工班「展示ケース」の贈呈

 9月9日(木)放課後、人と科学の未来館サイピアより作成依頼がありました貝殻の「展示ケース」6つの納品を行いました。
 この製品は、課題研究の木工班10名のうち3名が取り組みました。5月初旬に生徒とサイピアの方で製品の形状や大きさ、利用の仕方、納期などの打ち合わせを行いました。課題研究の授業時間だけでの完成には無理があり、夏休みに補習を行いながら完成しました。製作中は色々な失敗もありましたが、何とかこの日を迎えることができました。達成感でいっぱいです!

【人権教育】LHR「ユニバーサルデザインという考え方」

 1年生対象の人権教育LHRは、「ユニバーサルデザインという考え方」という演題で、本校デザイン科の山形先生に講演をしていただきました。
 1950年代にデンマークの行政官であるエリック・バンク・ミケルセンが「ノーマライゼーション」の概念を提唱しました。「障がいのある人は、障がいのある人だけが暮らしやすい施設隔離すべきなのか。それでは収容所と同じではないか。障がいを持っていても均等に当たり前に生活できる社会こそがノーマルな社会である」と唱えました。
 1980年代にはアメリカの建築家・工業デザイナーであるロナルド・メイスが「ユニバーサルデザイン」の概念を提唱しました。「標準的な設備・製品と障害のある人が使う設備・製品を区別して作るのではなく、はじめから多様な人が使える設備・製品のデザインを考えるべきである」と唱えました。
 現在は、マイノリティのために考えられたデザインが一般化している事例があります。牛乳パックの凹みやシャンプーボトルのギザギザなど、たくさんの事例があります。今日の講演を踏まえて、日常の製品の中にどのような配慮がなされているか見つけてみようと考えてくれた生徒がいました。
 生徒の振り返りでは、「ユニバーサルデザインは、不自由な人のためにあるデザインだと思っていたが、誰もが使いやすいデザインであることを知りました。街に出てみていろんなところにきっとユニバーサルデザインがあるはずなので探してみようと思いました。」「世の中にはまだまだ実は使いやすくない製品や道具があると思うので、これから自分の力でみんなが使いやすい物を、いろいろな視点を持って考えていきたいと思った。」「日常にあるユニバーサルデザインの製品が誕生する話を調べてみようと思う。将来自分が「ものづくり」をする際に、すべての人に配慮した製品を思考・製作できる人材になりたいと思った」など、今回の勉強が将来の「ものづくり」への力に繋がってくれました。
 ユニバーサルデザインとは、これから「ものづくり」に携わるすべての人に必要な考え方です。将来おこなう「ものづくり」は、誰かに使ってもらう、誰かに見てもらう、誰かのために思考・製作することになると思います。自分だけの価値観や考え方を問い直すことが、「ものづくり」をおこなう上でも大切であることを伝えました。
 この講演で学んだことを活かすために、「片手で空けるペットボトルのデザインを考えよう」という課題を出しました。生徒達がどのようなアイデアを出してくれるか楽しみにしています。

【建築科】建築科2年 「建築資格ガイダンス」

 9月8日(水)5限の「総合的な探究の時間」を利用し、建築科2年生を対象に「建築資格ガイダンス」を実施しました。外部より講師をお招きし、オンラインによって「2級建築施工管理技士」の資格について講演をしていただきました。
 「資格取得のメリット」「一次試験の概要」「過去の出題内容の分析」「学習ポイント」について、分かりやすく丁寧に話をしていただきました。11月14日(日)の「後期2級建築施工管理技士試験」合格に向けて、更なる努力をしましょう。前進あるのみ!

【土木科】1年 リモート現場見学会

本日令和3年9月8日(水)、土木科1年生がリモート現場見学会に参加しました。

 今回のプログラムは、緊急事態宣言下においてなかなかバス移動や現場見学が難しい現状の中で、今年度産業教育長期専門研修で株式会社荒木組に出られている安東先生(本校土木科教諭)が計画・実施してくれました。

1時間目は、荒木組宮脇様・安東先生より工事概要の説明や、安東先生が学ばれているICT施工(建設現場において、ICT機器を用いて生産性の向上や品質の確保を図ることを目的とした施工方法)を中心に学びました。

2時間目は、ライブ配信にて実際に現場の中を案内して頂きました。

生徒は本来の現場見学でさえ見えないところまで見学できたことに、「わかりやすかった」「おもしろかった」と感想を口にしていました。

 質疑応答については、事前に配信されたアンケートにchromebookを用いて回答していましたので、その結果から生徒の質問が多いものについてご説明頂きました。

 その後教室へ戻り、再びchromebookを用いて感想を記入し、安東先生へ送り終了となりました。

 学びに向かう生徒へ今何ができるか。学校と企業をつなぎ、できる限りのキャリア教育を実施することができたリモート現場見学会でした。

【建築科】第56回 工業高校建築設計競技会

 8月6日(金)に津山工業高校で開催された、「第56回工業高校建築設計競技会」において、建築科3年生5人が参加しました。結果は、下記の通りです。

最優秀賞 上田 鈴音さん
優  秀  賞 河原 佑芽さん
     西岡 美怜さん
     平松   彩  さん
佳  作 小原   凛  さん

 この競技会は岡山県内でも50年以上続く歴史的な建築設計競技会です。事前に配布された課題を読み解きながら事前にプランを作成します。大会当日にはさらに新たな条件が追加された課題をもとに、考えてきたプランを修正しながら、木造2階建の住宅を設計するというものです。競技会は4時間で全ての図面を作成しなければなりません。したがって与えられた条件に対して「瞬時にプランニングを考える力」とそれを「図面に表現する力」の両方が必要となってきます。参加生徒は岡山県内で建築系の科がある岡山工業高校、東岡山工業高校、水島工業高校、津山工業高校の4校から各5名ずつが選抜され、合計20名で実施されます。
 つまりこの設計競技会は岡山県内の高校生の中で、設計ナンバーワン!を決める競技会と言えます。事前にプランを練る時間が少ない状況ではありましたが、生徒たちはみんな集中力がとぎれることもなく、競技会では精一杯作図に取り組みました。この一連の設計活動により得られた達成感は、生徒達にとって良い経験となったと思います。生徒たちの今後の活躍を期待しています。

【2学期始業式と新型コロナ対策について】

本日令和3年9月1日(水)、2学期が始まりました。

 先月からの緊急事態宣言発令に伴い、リモートでの始業式・収納式を実施しました。

始業式に先立ち、収納式が行われました。各部活動において新型コロナウイルス感染拡大防止の措置をとりながらの練習の中、インターハイ4位と素晴らしい成果を残した山岳部をはじめ、中国大会、県大会で上位入賞した陸上競技部のみなさん、本当におめでとうございます。

 始業式の校長先生の挨拶では、自ら緊急事態宣言における国や県からの通達事項や、それをもとにした本校ルールポスターの説明がありました。

以下そのポスターです。


このポスターは校内各所、全教室にも掲示されます。その緊急性の高さと対策の重要性を全校生徒のみならず教職員総出で取組んでいく力強さを感じます。

その後、保健主事の先生からも同様に説明がありました。生徒は真摯に受け止めているようでした。

行事の多い2学期ですが、検討に検討を重ねておりますが、なかなか例年通りの実施ができないことも十分に想定されます。一人ひとりの徹底した自己管理が求められるこの時期を自分事として乗り越えていきましょう。

【山岳部】令和3年度 全国高等学校総合体育大会「輝け君の汗と涙 北信越総体 2021」の結果

 8月20日(金)~23日(月)、福井県勝山市の三頭山コースと取立山コースで開催されました「令和3年度 全国高等学校総合体育大会登山大会 第65回全国高等学校登山大会」において、第4位に入賞することができました。本校山岳部としては、過去最高の成績を収めました。

○メンバー 黒住(土3)・藤原(機3)・濱田(土2)・須郷田(土2)

  6月の県総体で優勝し、7月下旬にはインターハイに向けて現地への下見を行いました。大舞台でも日々のトレーニングの成果を発揮し、「やれば、できる!」を実践してくれました。

【土木科】おかやまSDGsプラザ夏の交流会2021に参加しました

令和3年8月4日(水)5日(木)の2日間、岡山コンベンションセンター2階アトリウムにおいて、おかやまSDGsプラザ夏の交流会2021が開催され、本校土木科課題研究の2つの班が参加しました。

初日の1部(交流の部)にはSDGsの【4:質の高い教育をみんなに、11:住み続けられるまちづくりを、12:つくる責任 つかう責任、17:パートナーシップで目標を達成しよう】の4つのゴールを達成することを掲げ学習している「OCP実践班」の6名が、SDGsの様々なゴールを目標達成に取組んでいる4つの企業の取組みについてお話しを伺ったり、ディスカッションしたりしました。

 各企業の取組みを見聞きし、自分たちの取組みにも役立たせることができそうなところを、メモを取りながら学んでいました。

 2日目の1部(交流の部)と2部(発表の部)には、産官学共同で国道の点検・報告を実施して5年目になる「道路パトロール班」の6名が参加しました。

2部の発表では、この5年間で取組んできた内容をプレゼンテーションにまとめ、堂々と発表していました。

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 彼らの多くは将来建設業に従事していくこととなります。それはただ構造物を作り出すだけではなく、自然や環境に配慮するとか、安心安全な生活を維持していくであるとか、様々な点でSDGs17のゴールと関連する内容が含まれます。

 近年岡山では多くの企業がSDGsのゴールを念頭に取組みをなさっています。彼らも入社後は何らかの形でSDGsについて携わることになると思います。SDGsの考え方は世界共通です。高校生活で少しでもSDGsについて学び触れておくことで、国際感覚をもった社会人へと成長していって欲しいと願っています。