2年生が聴覚障害者の人権について学びました

9月19日(水)の午後、2年生を対象に人権教育講演会が開かれました。

講演の題目は、「聞こえないってわかりますか」。講師にお迎えしたのは、手話サークルわかば代表の奥山初子さんと、副会長の山本修さんです。

山本さんは3才のころ、病気で耳が不自由になりました。ろう学校での勉強の一方、野球にも熱心に取り組まれ、広島カープのプロテストを受けた経歴をお持ちです。

講演は、生徒が身振りで「バナナ」や「コーヒー」を表現したり、先生方が名前を簡単な手話で表現したりと、聞き手も参加する形で進みました。身振りや簡単な手話が山本さんに伝わったときの、生徒たちのうれしそうな表情がとても印象的でした。お二人の絶妙のコンビネーションとユーモアに、自然と笑いが出て、会場は和やかな雰囲気に包まれました。

講演を通して、耳が聞こえないことがどれほど大変なことなのか、そのご苦労が伝わってきました。また、私たちが耳の不自由な方と接するとき、たとえ手話を知らなくても、伝えようという気持ちをもってどんどん話しかけてほしいとお二人はおっしゃっていました。その思いは生徒たちにしっかり届いたことと思います。

講演してくださった奥山さん、山本さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。