岡山工業高校では、総合的な探究の時間を「OCP演習」と呼び、7つの専門科の枠を超えて協力し、社会課題を解決する力を養っています。1. 2年生から3年生へOCPは、学年を追ってステップアップしていくプロジェクトです。
- 2年生(OCP演習): 探究の基礎となる「協働プロセス」を学び、実践の土台を作ります。
- 3年生(OCP実践): 2年生で培った力を、地域や企業と「つながる力」に変え、「課題研究」として具体的な形にしていきます,。
- 岡工HP(OCP)https://www.okako.okayama-c.ed.jp/ocp.html
〇第1回OCPオリエンテーション(4/22)
「OCP演習」は、VUCAの時代に不可欠な課題解決力を養う探究プログラムです。7つの専門科の強みとSTEAM教育を基盤に、他者との「協働プロセス」の習得を重視しています。全15回の演習では、生成AIを「5人目の仲間」として対話に活用し、3年次の課題研究に向けた土台を築きます。基礎技能とAIを操り、地域や企業と共に新たな価値を創出できる「次世代の技術者」の育成を目指します。



専門科の枠を超えてその背景となる、現代社会の現状と、そして教科横断的なテーマで、課題解決能力や主体的に生きる力を養う STEAM教育について、岡山県高校教育課が作成した動画を視聴し、生徒たちは、OCP演習のオリエンテーションを終えました。
岡山県STEAM教育動画①「岡山県のSTEAM教育」
https://www.youtube.com/watch?v=2Gagrk4K5sI
岡山県STEAM教育動画②「生成AIとデータサイエンス」
https://www.youtube.com/watch?v=Xu2iwlPuAr8
〇第2回OCP「各専門科の課題研究について知ろう!」(5/27)
OCPの最終ステージである「課題研究」のイメージを持ってもらうために、各専門科で先輩たちの取組を振り返りました。「先輩たちがどんな壁にぶつかったのか」「もし生成AIが使えるとしたら、どんな使い方をしてみたいか」などの視点で考え、AIと人が共創するイメージを持ちました。




〇第3回OCP「生成AIと創る「次世代のものづくり」 〜技術者倫理と適正利用〜」(6/3)
今年度、限られた演習時間の中で探究を加速させるため、本校では『生成AIの活用』を始めました。今回は、その指針となる講義を実施しました。




- AIの正体を知る: 生成AI(LLM)は言葉の意味を理解しているのではなく、確率的に「次に来るもっともらしい言葉」を繋げているに過ぎないことを学びました。
- 「ハルシネーション(幻覚)」への警戒: AIは自信満々に「もっともらしい嘘」をつくことがあります。この特性を理解し、常に物理法則や事実に基づいたファクトチェックを行う重要性を確認しました。
- 技術者のための「活用5原則」:
- AIは「思考の加速装置」であり、最終判断を行う「設計者」ではない。
- 数学や物理、手書きの製図といった「基礎技能」があってこそ、AIを正しく操ることができる。


生徒たちは、日頃「ChatGPT」を活用して、英語や数学などの問題の解法や、デザインイメージの補助ツールとしていることが、事前調査で確認できていますが、「Google Gemini」や「NotebookLM」といったその他の身近なAIまで使っていないことも分かりました。
講義の締めくくりとして、個人情報や未発表の技術アイデアを入力しないといったセキュリティの「レッドライン」についても改めて周知しました。生徒たちは、AIを単なる「答えを出す道具」としてではなく、アイデアを広げ、専門性の架け橋となる「チームメンバー」として迎える準備を整えました。
「基礎技能 × 生成AI = 次世代の技術者」
次回はいよいよ生成AIを活用したモノづくりにチャレンジします!お楽しみに!
企画広報課
