【デザイン科】キャリアライフ講演会 「岡山県立大学デザイン学部 桑野哲夫先生」実施報告

12月3日
キャリアライフ(職業生活)についての講演会が実施されました。
デザイン科では、岡山県立大学 デザイン学部 造形デザイン学科 学科長 桑野 哲夫先生をお招きしました。

桑野先生は大手広告代理店、博報堂で30数年に渡りデザイナー、アートディレクターとして、家電、食品、化粧品などの広告制作に携わられてきました。
07年から岡山県立大学 デザイン学部 造形デザイン学科で学科長を務めながら吉備路の風景を元にしたフォトグラフィックデザインの研究や「岡山デザインミーティング」の代表としての活動など「デザイン」をキーワードに岡山の文化・産業の発展を目指した活動もされています。

今回は、先生が携わられた広告の事例から広告デザインが完成するまでのプロセスを具体的にご紹介頂きました。
コンセプトを立て、カメラマン、イラストレーター、デザイナー、モデル、など様々な方々と関わりながらデザインを仕上げていくことが分かりました。
決して個人プレーではない制作現場で大切なのはフットワーク力とコミュニケーション力。

スマホやデジカメで記録することは簡単ですが、スケッチやメモを通じて考えながら自分の記憶に残し、相手にアイデアを伝えていくことなど実際のサムネールやスケッチを見ながら知ることができました。

生徒たちは、日頃、校内で心がけている挨拶や課題で取り組むスケッチや資料集めなど、今後社会でどのように役立つか具体的に感じることができたようです。
現在取り組む授業課題を仕上げる上で、デザイン現場の考え方や具体的な事例は非常に参考になりました。
生徒のために様々な資料をご準備され、分かりやすくご説明いただいた桑野先生に、心より御礼申し上げます。