カテゴリー別アーカイブ: 専門科

【土木科有志】AI学習の成果発表を岡山大学にて行ないました

 令和4年12月22日(木)、岡山大学環境理工学部にて、7月から継続して学んでいたAI学習の成果発表を行ないました。
 この特別教育は、高大連携として昨年度から岡山大学環境理工学部西山教授とそのゼミの学生さんが本校に来校してくださり、土木科1~3年の有志の生徒へAIの基礎知識から応用に至るまでご指導くださいました。
以下その様子です。

 今回の学びは、建設現場での使用、を想定した、ミラーの前に立つだけで服装・装具着用の安全確認が瞬時でできる「AI姿見ミラー」の開発を軸に取組みました。その根幹を作るため、様々な画像データを収集し読み込ませ判断できるように作り上げていきました。
 4班に分かれての発表でしたが、どちらの班も今回の学びをしっかりと理解した上でプレゼンすることが出来ていました。また、有志生徒が回答したアンケートも集計し、今回の学びが彼ら自身にとってどれだけの価値の高いものであったのかも合わせて発表しました。
みなさん、お疲れ様でした。知識もしっかり身に付けることができたと思いますが、こうしてチームとして発表することで、協調性や表現力なども育むことが出来ていました。
 最後になりますが、約半年間本校に来校しご指導くださいました西山先生はじめ、ゼミの学生の皆様、本当にありがとうございました。

 さて、こうした学びは本校で取組んでいるSTEAM教育の一つだと思います。今後も生徒が、様々な資質や能力を身に付けることの出来る場を設けていきたいと思います。

【国語科】第三十三回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞 都道府県賞受賞!!

「十代は蛍のようなものだった」 デザイン科3年 金山 千夏

この俳句は、国語の冬の課題として昨年度に作ったものです。「お~いお茶新俳句大賞」に応募したところ「都道府県賞」を受賞しましたので、作者の金山さんの声とともに紹介します。

「成長するにつれて、時間が経つのがどんどん早くなっていくような感覚になります。
 10代という青春時代もあっという間に終わりそうで、それが儚(はかな)い命の蛍に似ているなと思って作りました。 2年生のときに作った句なので、受賞の知らせを聞いたとき最初はピンときませんでしたが、嬉しかったです。
 今年の10月下旬に『お~いお茶』のボトルが1ケース(24本)届きました。開けてみると、自分の名前と俳句が印刷されているお茶のペットボトル(下の写真です)が入っていました。世界にひとつしかないオリジナルのものなので、とっても感激しました!!飲んでみると、なんだか特別おいしかったような気がしました。」

 金山さんの作品以外にも、佳作を受賞した作品があるので、紹介します。

     「人生に白紙のページが増えました」 電気科3年 中本 将吾

 この句は、コロナでいろいろな活動が規制されて、思い出でぎっしりのはずのページに、書きこめるようなことが何もできなかった・・・という悲しさや空しさを表現した一句だということです。

名前と俳句入りの『お~いお茶』

【学校行事】2学期終業式を行ないました

冬至が明けた本日令和4年12月23日(金)、今朝は本校周辺でもうっすらと積雪がありました。そんな寒さの増した2学期最終日、終業式に先立ち、生徒会新旧交代式、収納式をリモートで行ないました。

校長式辞では、先日閉幕したサッカーワールドカップ日本代表選手団が、全国から応援される姿に触れ、部活動等で活躍した多くの生徒をはじめ全校生徒にむけて、「誠実勤勉」に取組み、周りの人に応援してもらえる人生を歩んでください。冬休み中、今までどおり感染症対策に努めましょう。マスク越しのあいさつは互いに聞き取りづらいこともありますから、あいさつを届けたい気持ちを行動で表してみよう。17日間の冬休みの間、「①計画を立てて過ごしましょう②一日1つ以上の手伝いをしましょう③休み中に1冊は本を読もう」と、あいさつがありました。

生徒会新旧交代式では代表して新たに第74期生徒会会長に就任した、情報技術科2年中村風雅君の就任あいさつに続き、第73期生徒会長デザイン科3年山本桃華さんの退任あいさつがありました。新生徒会役員の皆さんよろしくお願いします。旧役員の皆さん、お疲れ様でした。

収納式では山岳部、陸上競技部、バスケットボール部、弓道部、少林寺拳法部、空手道部、写真部、土木研究同好会、建築科生徒が、優秀な成績を収めたことを報告してくれました。

冬休みで心も体もリフレッシュして、令和5年1月10日(火)3学期始業式の日に、お互い元気な姿で会いましょう。良いお年を。

【土木科×建築科】土木科課題研究OCP実践班:専門科の垣根を超えた学び

 令和4年12月22日(木)、土木科課題研究「OCP実践班」が建築科の先生に技術指導をしていただきながら、木材加工に取組みました。
以下その様子です。

この班は現在「地域の困りごとを工業の力で解決しよう」という活動の一環で、サイピアさんからの依頼に取組んでいます。製作するものは「イーゼル(看板立て)とメニューボード」です。サイズや使用材料をどのようにするかサイピアさんへ出向き打合せをして、設計したものの…木材の加工が出来ない。困った生徒は、建築科の先生に助けを求めに行きました。

事前に建築科長の栗原先生のご都合を確認した生徒は、本日ご指導を受け、加工するはこびとなりました。土木科では使用しない機械を用いた木材加工は、やはりケガのリスクが高くなります。そこで栗原先生が安全作業の観点から、「ここに指(手)を出すと、こういう理屈で危ないので手を出したらいけんよ。」など、安全教育を盛り込んだご指導をしてくださいました。生徒は出来る範囲で木材加工を体験させて頂きました。(先生には多くの加工をして頂きました。)栗原先生からの質問に明確に受け答えしていた生徒の姿が、成長を感じさせてくれました。

サイピアさんへの納品は1月下旬です。安全作業で頑張りましょう。

さて、こうして専門科の垣根を超えた学びから生まれる新たな価値をもった学び方が、本校で取組んでいるSTEAM教育の一つだと思います。生徒は、自分たちだけで解決できない課題に直面したとき、今年度は建築科にお願いしました。昨年度の先輩は機械科にお願いし課題を解決していくことができました。その過程で普段学ぶ事の出来ない学びや経験を積むことが出来ました。こうして少しずつ学びの幅が広がり、今以上に課題研究が充実し、生徒が様々な資質や能力を備えて卒業できるように、サポートしていきたいと思いました。

【土木科2年】コンクリートの未来に触れる出前授業

令和4年12月22日(木)本校会議室にて、大和クレス株式会社取締役副社長仲田様をはじめ総勢5名の皆様に来校頂き、SDGs持続可能な開発目標を達成できる、出前授業を行なって頂きました。

皆さんは「固まったコンクリートに発生したひび割れを、そのコンクリートが自分自身で修復する性質を持った、夢のようなコンクリートが存在すること」を信じられますか?そんな技術がすでに確立しているのです。今日の出前授業は、そんなちょっと不思議なSFの世界のような内容の講義とグループミーティングを行なって頂きました。
以下その様子です。

「Basilisk HA(バジリスク エイチエー)コンクリートを用いたNet Zeroへの取り組み」と題し講義をして頂きました。このBasiliskというバクテリアをコンクリート練り混ぜ時に混入して作られます。そのバクテリアの作用で自己修復が起こるそうです。
そのバクテリアは香ばしく、「ポテトチップスコンソメ味」の香りに似ていました。(生徒談)

その後、実際に自己修復をしたコンクリートブロックを見たり触ったりさせて頂きました。本当にひび割れたところが若干色は異なるものの、見事にふさがっていました。

質疑応答のあとはグループミーティングです。「バジリスクを販売するためにはどうする?」という題材をテーマに、5つの班に分かれてブレインストーミング法を用いて意見を出し合い、模造紙にまとめていきました。総合的な探究の時間(OCP)でもグループワークを体験している2年生にとって、とても楽しそうな時間でした。大和クレスの皆さんが、ファシリテーターとなってサポートしてくださいました。

話し合いの後は発表(表現の場)です。「SNSや動画投稿サイトに載せる」これは多くの班が思いついていましたが、「名前を変える」「某アイドルグループと専属契約する」など各班ユニークな販売方法を提案していました。

 今回の出前授業では、「地球温暖化」「Net Zero」(温室効果ガス発生をほぼゼロに)「世界が掲げる環境問題」「自社の利益よりも世界に目を向ける」「SDGs」「こうした活動が日本や世界の未来を救う」このような言葉がキーワードとなっていました。
 生徒はこの出前授業を通じて、世界に視野を広げもの事を考えることや、今学んでいる専門的な学びにはもっともっと発展した先があることなどを感じて欲しいと思います。そして将来、地域や社会の健全で持続的な発展を担う職業人となれるよう、多くの経験を積んでいきましょう。

文末となりましたが、年末のご多忙の中、本校土木科の学習活動にご協力くださいました大和クレス株式会社の皆様、本当にありがとうございました。

【電気研究同好会】ロボコンでアイデア賞を受賞

 「第27回つやまロボットコンテスト」が津山総合体育館で行われました。
今大会は”陣取り”をコンセプトに行われ、プラスチックのコップを掴み、所定の場所に移動させるとポイントが加えられます。さらに相手のコップをひっくり返すことで自分たちのポイントを加算できるため、技術と戦略が試されました。
 本校からは2チームが出場し、リーグ戦ではチーム「DE-3」が1敗1分け、チーム「岡工2022」は2勝と健闘しましたが、得失点差の関係もあり両チームとも決勝トーナメントへは進むことができませんでした。しかし、「岡工2022」はアイデア賞を受賞し、ロボットの製作技術が評価されました。

【デザイン科】「大好き!晴れの国おかやま」表紙デザイン 最優秀賞

岡山県のPR冊子「大好き!晴れの国おかやま」の表紙デザインにデザイン科2年の永原誠治くんの作品が最優秀賞として採用されました。

また、同じくデザイン科2年の木多羽桃さんの作品が優秀賞を受賞しました。

岡山県のPR冊子「大好き!晴れの国おかやま」は、県内高校の卒業生を対象として配布される予定です。

最優秀賞 デザイン科2年 永原 誠治
優秀賞 デザイン科2年 木多 羽桃

【建築科】「建築確認申請の手続き」について

12/13(火)2~3校時、建築科2年生を対象に(一社)岡山県建築士会より10名の方を講師としてお迎えし、「建築確認申請の手続き」についての作業を行いました。
設計者が最初に行う書類の作成を講師の方々の指導の下で行い、正確さや難しさを体験することができました。
これから建設業での就職や進学を決定していく2年生にとっては、設計者の仕事内容の一部を知る貴重な経験となったと思います。