12月15日(木)の午後、デザイン科の1~3年生を対象に、デザインの第一線で活躍中の方のお話を聞いて、デザインのあり方・考え方について学び、今後のデザイン活動に役立てることを目的に、本校百周年記念会館において、外部講師による講演会を実施しました。
講師にお招きしたのは、三菱電機デザイン研究センターでプロダクトデザインに携わっておられる 佐藤 徹 氏で、「Designについて」と題してご講演いただきました。佐藤氏は、2002年に「n.o.l」を結成し、2008年から(株)color/(カラー)に参画されています。「color」ではプロダクト・インテリア・建築のデザインを担当し、現在は日本大学芸術学部デザイン学科准教授を務めておられます。また、国内外のコンペで多くの賞を受賞され、デザイン賞の中でも、世界的に有名な賞「レッドドット・デザイン賞」や、世界で最も権威ある賞の一つである「iFデザイン賞」を受賞されるなど、高い評価を受けご活躍されています。
講演の前半は、「佐藤先生のデザイン活動」について、
・「n.o.l」ユニットを設立
・仕事をもらうようになり(株)color(カラー)を3人で立ち上げる
・「conof(コノフ)」「グリーンスーパー」のブランド化
・その中での商品開発、商品展開
・世界のデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」や「iFデザイン賞」など
について話されました。
後半は、「デザインの考え方やあり方」について、
・デザインをどうやって勉強するか
・日常生活の中をいろんな人の視点で見てみる
・「かわいい」・「きもかわいい」、なぜ嫌いなのかなど、掘り下げて理由を考えてみる
・人の気持ちがわかることがデザイナーであり、消費者になるより愛用者になることがデザイナーの視点であるなど
のお話をしていただきました。
長時間にもかかわらず、どの生徒も興味深く佐藤先生のご講演に聞き入り、実り多い時間を過ごすことができました。
カテゴリー別アーカイブ: デザイン科
「銃器根絶キャンペーンポスターコンクール」で受賞
岡山県銃器根絶運動推進本部主催による、「銃器根絶キャンペーンポスターコンクール」に、デザイン科生徒を中心に応募していましたが、このほど受賞者の発表があり、本校から次の生徒が最優秀賞・優秀賞に選出され、11月15日(火)開催の「暴力追放・銃器根絶運動推進県民大会」の中で表彰式がありました。
最優秀賞 加藤安希絵(デ1)
優秀賞 妹尾明歩(デ2)
佐々木瞳(デ1)
中学生体験実習と部活動オープンスクールを実施しました
10月29日(土)の、午前に体験実習を、午後に部活動オープンスクールを実施しました。
午前の体験実習は、7月に実施した見学中心のオープンスクールを補うものとして、実際に各科の実習を体験し、学習内容を十分に理解した上で進路選択に役立てていただくことを目的としています。県内53の中学校から3年生146名の参加者があり、各専門科の主要な実習を体験してもらいました。
専門科 | 実習内容 |
機械科 | 溶接,旋盤,鋳造,エンジンの分解・組立実習 |
土木科 | 測量,CAD実習 |
科学工学科 | 人工カプセルの製作,七宝焼き,液体窒素体験 |
デザイン科 | 平面デザイン(VD),立体デザイン(PD) |
建築科 | 住宅完成予想図に着色する実習 |
情報技術科 | プログラミング実習,2足歩行ロボット実習 |
電気科 | 未来電気カーの製作 |
2時間程度の短時間の実習でしたが、中学生の皆さんは、安全に注意しながら真剣に一生懸命取り組んでくれました。実施後のアンケートには次のような感想が多く寄せられました。有意義な体験をしていただけたのではないかと思います。
・わかりやすく体験させてくれたのでとても面白かったです。説明を聞いて工業高校 の魅力を感じました。
・先生や先輩方がとても丁寧に指導してくださったので、わかりやすく楽しく体験で きました。改めて岡山工業高校に入学したいと思いました。
午後の部活動オープンスクールでは、県内の28の中学校から3年生61名が、11の部活動の体験・見学に参加してくれました。感想アンケートには、「参加してよかった」「志望校を決めるのに参考になった」という感想が多くあり、進路選択の一つの要素として役立てていただけたと感じています。
来年度も、実施したいと考えていますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
石井小学校「ふれあいデー」で本校生徒がものづくりを指導
平成23年10月22日(土)、昨年度に引き続いて、石井小学校のPTA活動「ふれあいデー」が開催され、本校の生徒がものづくりの各講座の指導・助言を行いました。指導した講座は、次のとおりです。
電気科 :ビー玉発電機・イライラ棒づくり 化学工学科:アクセサリー・スライムづくり 建築科 :住宅模型づくり デザイン科 :アクセサリーづくり |
子どもたちは、ものづくりに夢中になり、できあがった作品を大事そうに抱えて帰って行きました。
小判君神社委員会を設置しました
本校では、岡山市奉還町商店街のご依頼により、地域連携の一環として、平成21年2月に「小判君神社」を製作しました。以来、奉還町商店街「りぶら」に展示していただいて、商店街の活性化にお役立ていただいています。完成から2年が経過し、修理の依頼をいただいた機に、このほど校内に、関係教師と生徒からなる「小判君神社委員会」を設置しました。この委員会により、これまでの取組を継承し定期的にメンテナンスしていくことにしています。
デザイン科3年生が 伊島幼稚園「園名看板」を制作し 贈呈・披露式が行われました
本校の地域連携の一環として、伊島幼稚園からご依頼いただいた「園名看板」を、デザイン科3年の「課題研究」で制作していました。このほど完成し、3月9日(水)の園児の降園時に、園児と保護者計約300名の参加のもとで、贈呈・披露式が行われました。
贈呈式は11時40分に始まりました。本校校長と伊島幼稚園々長の、いきさつやお礼を込めたあいさつ、目録とミニプレートの贈呈、園児代表からの花束贈呈があり、その後、制作者のデザイン科3年 大前 さんが、「園児の皆さんがよい子に育ってくれるよう、心を込めて作りました」というあいさつを述べ、園児全員による元気なお礼のことばが送られました。
贈呈式後、嬉しそうな表情の多数の園児と保護者の見守る中、園地北側フェンスに掲げた「園名看板」の除幕披露が行われました。