デザイン科では、「平成25年秋の交通安全県民運動」の一環として、3年生の授業の中で、「スピードダウン県民運動」啓発用ステッカーのデザインに取り組んできました。その中から、加藤安希絵さんのデザインが採用され、9月20日(金)に県庁前広場で行われた「平成25年秋の交通安全県民運動推進行事」の中でデザインが披露されました。
「安全運転に心がけてほしい」との願いを込めて制作されたステッカー。ぜひ多くの車に貼っていただき、車のスピードダウンと交通安全に役立ててほしいと思います。
9月24日(火)、デザイン科1年生の実習で、デザイン科に保管されている歴史的なポスターを使って、ポスターの起源、ポスター表現の過去・現在・未来について学ぶ授業がありました。
授業で使ったのは、昭和23年(1948年)戦後の復興祭ポスター、昭和37年(1962年)の最初の岡山国体のポスター、そして今から49年前、昭和39年(1964年)の東京オリンピックのポスターなどの実物です。
東京オリンピックのポスターは、当時の日本のグラフィックデザインの実力を世界にアピールした名作として知られています。デザイン科には、太陽をモチーフとした東京オリンピック第1号ポスターから、陸上競技・水泳・聖火ランナーの写真を使った第2~4号ポスターまで、全て保管されています。
実際にポスターを見た生徒からは、「初めて東京オリンピックのポスターを見たが迫力があった」「約50年前のポスターなのに今見ても全然古く感じない」「1960年代の日本のグラフィックデザインの素晴らしさがわかった」という感想が聞かれました。
9月11日(水)、デザイン科1年生が岡工近くの池田動物園へ行き、「デザインサーベイ(デザイン調査)」の学習をしました。これは、実習の授業の中の、「イラストマップ」と「ピクトグラム(絵文字)」をデザインする課題のための調査で、実際の園内の様子、施設の位置やマップに必要な情報は何かなどについて、写真を撮影したり、スケッチをしたりして調べました。
この後、調査した内容からアイデア展開をし、イラストマップとピクトグラムを制作していきます。
詳しい内容についてはデザイン科ホームページでご覧ください。
7月12日(金)、デザイン科2年生が校外学習で岡山県立美術館を訪れ、「漆工芸家難波仁斎 生誕110周年回顧展」を見学しました。難波仁斎氏は岡工の塗工科(現デザイン科)の卒業生で、デザイン科の生徒にとっては大先輩に当たる方です。
展示では岡工所蔵の手文庫「薫風」や、盆、なつめ等の作品のほか、ふだんは見られない制作のための下絵のスケッチや「手板」といわれる試作などの資料も見ることができました。
生徒からは「ふだん漆工芸品は見たことなかったが、繊細な絵柄に見入ってしまった」「機械のように正確に文様が描かれているのにびっくりした」「下絵スケッチを見て本当にデッサンが上手いと思った」・・という感想が聞かれました。
6月17日(月)4~6校時に、デザイン科2・3年を対象に、折り紙のワークショップを開きました。このワークショップは、社会人講師活用事業の一環として計画されたもので、講師には軸原ヨウスケさんと武田美貴さんをお迎えしました。
まず、お二人がこれまでに制作されたオリジナルデザインの折り紙作品をご紹介していただいた後、実際に折り紙づくりを体験しました。色々な表情の「こけし」の折り紙や、微妙な折り方の違いで、様々に表情を変えるカラフルな折紙を制作させていただき、今までにないおもしろさを体験できました。
5校時からは、3年生もワークショップに合流しました。工夫次第で様々なカタチが表現できる折り紙の世界に、とても刺激を受けていた様子でした。
軸原先生、武田先生、お忙しい中、楽しいワークショップをありがとうございました。