カテゴリー別アーカイブ: 専門科

【建築科1年】情報技術基礎『建築家・建物調べ』発表会

 令和4年2月16日(水)、17日(木)建築科1年生が、情報技術基礎の時間に実施した『建築家・建物調べ』の発表会を行いました。 以下その様子です。

 このプログラムで最も重要なことは、テーマを決める際に「どれだけその人物(建物)が好きかどうか」です。好きなものには熱中できますよね。そして、授業の一環として授業中にプレゼンテーションを製作したりするだけで無く、Chromebookを用いて自宅で製作したりすることも重要です。また、教える側としても、どのように製作するかという”やり方”や”技術”を教えることはあっても、内容については極力触れないことを意識しました。大切なのは彼らがどんなプロセスを経て完成までたどり着くかです。その結果彼らは主体的に作り上げることができました。
 今日の発表を見てみると、やはり”発表の場(表現の場)”はとても大切だと感じました。普段は控えめでおとなしい印象を持っていた生徒が、自分のプレゼンテーションを堂々と発表している姿を見ると、やはりそれだけ熱心に製作に取組み、その出来に自信をもっている証であると感じました。そんな姿が見られたことがとても嬉しく感じました。また、並行して発表者一人ひとりの評価もChromebookを用いて行いました。発表を見てすぐ他者評価(や感想記入)することで、正確な評価が出来るとともに、集計も各段にしやすくなるのがChromebook活用のメリットでもあります。
 1年生の皆さん、今回の授業をきっかけに表現力を身につけ、2年生では総合的な探究の時間や3年生の課題研究やさまざまな授業でその力を発揮していってください。お疲れ様でした。

【土木科3年】OCP実践班贈呈式

 令和4年2月4日(金)土木科3年生課題研究OCP実践班が製作した「CLTを使ったベンチ2台」を、依頼主である岡山県総合グラウンドに贈呈しました。 以下その様子です。

 代表生徒が目録を贈呈したあと、パワーポイントを用いて「どのようなプロセスで、何を学び、どんな苦労をして今日に至ったのか」を紹介・説明しました。
 今回県総合グラウンド様が贈呈式を実施してくださいましたが、この贈呈式はとても大切だということを実感しました。生徒は何を作るのかを自分たちで考え”課題発見”をしました。そして自分たちでできないことを他者と”協働すること”で解決することができました。それらすべてをまとめたパワーポイントを作り、話す内容を考え、言葉遣いに気を配りながら大人の依頼者の前で”表現すること”を学びました。そして地域の方から感謝の言葉をいただいたことで、”自己有用感”を得ることができました。贈呈式が無ければ、表現することと自己有用感を得ることは難しかったことでしょう。貴重な機会をありがとうございました。

 また、資材の提供から様々なアドバイスをくださいました真庭市の銘建工業株式会社中島様には遠方よりご出席頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。

 生徒は今回のプログラムを振り返って、「楽しかった」「やってよかった」「作ることもだけど、勉強になった」など、とても肯定的な言葉を残してくれました。私も一年間楽しかったです。ありがとう。

【デザイン科】明るい選挙啓発ポスター入賞者

令和3年度明るい選挙啓発ポスターコンクールに応募したところ、多数の作品が入賞を果たすことができました。

委員長賞 デザイン科1年 小若舞理愛
特選 デザイン科1年 山口さくら

【土木科2年生】現場見学会に参加しました

 土木科2年生が、1月20日(木)に国土交通省からお世話いただき、現場見学会に参加しました。
 まず大樋橋西交差点立体橋梁工事の見学をしました。現場である橋梁上で、本橋梁で使用された材料の説明や工法の概略説明を受けました。続いて岡山国道事務所に移動し、VR体験や大樋橋西交差点立体橋梁工事の経過説明を受けました。
 昼食後、南山インフォメーションセンターで事業概要の説明を頂き、その後小田川合流点付け替え事業の現状見学、またバス車窓より各治水対策事業の見学をしました。
 生徒にとっては、現場で行われていることを学習する貴重な機会でした。見学会に関し、40人がバス2台に分乗して移動するなどコロナ対策を万全にして参加致しました。これらのことにつきまして国土交通省中国地方整備局長多田様以下、岡山国道事務所の皆様、高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の皆様など各方面に御協力をいただきました。また(一社)中国建設弘済会建設技術者育成事業から助成頂きましたこと厚く御礼申し上げます。

【土木科】第5回インフラメンテナンス大賞において優秀賞を受賞しました

 令和4年1月21日(金)岡山県下の土木系学科高校生(岡山工業高校土木科、笠岡工業高校環境土木科、津山工業高校土木科)が5年前から取り組んでいる「産官学で取り組む『岡山道路パトロール隊』」の活動が、国土交通省より「第5回インフラメンテナンス大賞優秀賞」として表彰されました。オンラインでの表彰式に変更となったため、産官学代表として、本校土木科狩屋雅之先生が受賞されました。

 このインフラメンテナンス大賞は、日本国内におけるインフラメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することにより、それに関わる事業者や団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化とともに、その理念の普及を図ることを目的として実施されています。この目的を知っていたかどうかはわかりませんが、今年度パトロール隊の一員として活動した土木科3年生石井君は、「こうして全国的に表彰していただいたことで、道路の点検保守の重要性を多くの人に知っていただけたと思います。また、私達が受賞させて頂いたということで、その責任を感じています。今後の活動は後輩に託すことになりますが、引き続き責任感を持って頑張っていってほしいと思います。」と頼もしいコメントをくれました。
 受賞されました県内土木系学科の高校生の皆さん、関係各所の皆様、本当におめでとうございます。

【機械・土木課題研究】学科を超えたものづくり

 令和4年1月19日(水)放課後、機械科の生徒が真っ黒な鉄の塊を持って土木科へきてくれました。彼が手に持っていたのは、土木科3年生の課題研究「OCP実践班」が依頼していた、ベンチの足に付けるブーツでした。

 背景としては、先月、土木の生徒が機械科の生徒にお願いし、製作に対し快諾を頂いた後、CADで図面を描いて具体的な製作依頼をしました。そして先週試作品ができたので、取付け用穴開け加工について話し合いました。

 機械科の生徒から、「2つの穴の距離が近いよりも、ある程度離れている方がしっかり留めることができるよ。」とアドバイスをもらって、取り付け用穴の位置を決めていました。自分たちの今までの経験がこうして活かされている機械科の生徒の姿に、あっぱれ!!  そして冒頭に書いたように、完成品を持参してくれました。全部で8つお願いしていましたが、どのパーツもきれいに溶接された上に、塗装まで施してくれていました。その完成度に土木科の生徒も驚いていました。

 この”ブーツ”という金属パーツは、ベンチを土の上(屋外)で使用する際に、木材(CLT)でできたベンチの足が土や水で傷まないように保護する目的で製作してもらいました。この足を保護するアイデアは、材料提供を頂いた銘建工業株式会社の方から教えていただいたのですが、生徒は自分たちでは製作できないので機械科にお願いしました。  私見ですが、私はそれで良いと考えています。なぜなら目標・目的を達成するためにアプローチを共有し、自分ができないことは誰かがフォローしてくれる。その一方で自分にできることは誰より積極的に取組む。このように、チームとして相互で良好な関係を築くことがチームビルディングだと考えるからです。機械科の皆さん本当にありがとうございました。

 今回のような学科を超えた連携は、今後「岡工STEAM LAB」の活動にもつながっていくことでしょう。7つの科があるという本校の強みを活かし、生徒にとって魅力的な活動を生徒自ら生み出せる環境を整えていきたいと感じられた、生徒間の学科を超えた素晴らしい連携活動でした。

【デザイン科】デジタルサイネージコンペの表彰式に参加しました

岡山県トラック協会主催の岡山駅東西連絡通路デジタルサイネージ広告のコンクールに応募したところ、デザイン科2年小林蓮姫さんの作品が最優秀賞に決定しました。また、デザイン科2年野口智尋さん、同じくデザイン科2年森廣偉成くんの作品が優秀賞に選ばれました。入賞した3名で1月18日に岡山県トラック総合研修会館で行われた表彰式に参加してきました。
この3点の作品は2月から1年間、岡山駅の東西連絡通路の電子掲示板で放映されます。

最優秀賞 デザイン科2年 小林蓮姫
優秀賞 デザイン科2年 野口智尋
優秀賞 デザイン科2年 森廣偉成