12月7日(水)8:30~10:50、カンボジア王国からナット・ブンルン次官をはじめとする教育青少年スポーツ省スタディツアーの一行10名(JICA職員2名を含む)が本校の視察に来られました。
来校の記念品として、本校からは、職員や生徒が実習で製作した作品や創立110周年記念グッズを贈り、カンボジア教育省からは、アンコールワットが刻まれた銀製のプレートをいただきました。
質疑応答では、日本の高校教育、とりわけ工業教育に関して次々に質問が寄せられ、教育にかけるカンボジアの熱意が伝わってきました。
スタディーツアーの一行は、予定の時間を超えて熱心に授業及び施設見学を行った後、次の目的地へ向かうために本校を後にしました。
カテゴリー別アーカイブ: 専門科
「2012ジャパンマイコンカーラリー」全国大会に出場決定
12月4日(日)、山口県宇部市武道館で、「2012ジャパンマイコンカーラリー」中国地区予選会が開催されました。中国地区の高等学校から、アドバンスの部89台、べーシックの部132台、合計221台が出場しました。
アドバンスの部で、本校電気科3年 大饗 政典 君が9位(16.01秒)に入り、平成24年1月9日(月)に北海道札幌国際情報高校で行われる全国大会への出場権を獲得しました。
技能検定成績優秀者が表彰されました
本校は今年度、岡山県職業能力開発協会主催による技能検定の合格に向けて、生徒とともに取り組んできました。その結果「機械科・情報技術科の2・3年生が前期技能検定3級に89名合格」
(←クリック)するというすばらしい成果を収めただけでなく、合格者の中で成績優秀な者に対して贈られる金・銀・銅賞に、機械科から7名、情報技術科から4名、合計11名が選出されました。11名もの多くの生徒が表彰されるのは本校では初めてであり、また県下工業系高校の中でも最多でした。
11月22日(火)には、「コンベックス岡山」で「岡山県職業能力開発促進大会」が開催され、3級職種を代表して、県知事表彰にあたる金賞を受賞した機械科3年 田中 翔大 君が、表彰状を受け取りました。
来年度も多くの生徒が技能検定に挑戦し、合格と受賞を目指して頑張って欲しいと思います。
賞 | 科 | 氏名 | 級別 | 職種 | 作業名 |
金賞 | 機械科 | 田中 翔大 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 |
銀賞 | 機械科 | 増田 智之 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 |
機械科 | 矢吹 和弥 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 | |
機械科 | 伊賀 仁人 | 3級 | 機械保全 | 機械系保全作業 | |
情報技術科 | 西口 悟 | 3級 | 機械保全 | 電気系保全作業 | |
情報技術科 | 山室 勇介 | 3級 | 機械保全 | 電気系保全作業 | |
銅賞 | 情報技術科 | 石岡 匠也 | 3級 | 機械保全 | 電気系保全作業 |
機械科 | 歳常 遼太 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 | |
機械科 | 難波 翼 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 | |
機械科 | 林 拓馬 | 3級 | 鋳造 | 鋳鉄鋳物鋳造作業 | |
情報技術科 | 鶴峯 義久 | 3級 | 機械保全 | 電気系保全作業 |
「小判君神社委員会」が善行少年表彰されました
「小判君神社」は、岡山市奉還町商店街のご依頼により平成21年2月に本校が製作し、商店街「りぶら」に展示されています。製作から約2年が経過し、「小判君神社」の継続的な保守・メンテナンスが必要になってきたことから、平成23年3月に関係教員と生徒からなる「小判君神社委員会」を設置して活動していましたが、このほどこの委員会が、岡山西警察署と岡山西防犯連合会から善行少年表彰を受けました。
「税に関する高校生の作文」で受賞
国税庁が募集した、2011年度第50回「税に関する高校生の作文」で、電気科3年の廣政和也君が「岡山西税務署長賞」を受賞し、11月15日(火)の放課後、本校校長室にて表彰式が行われました。
この作文は、本校国語科が夏休みの課題として3年生に取り組ませたもので、校内選考を経て応募した中から選ばれました。
「銃器根絶キャンペーンポスターコンクール」で受賞
岡山県銃器根絶運動推進本部主催による、「銃器根絶キャンペーンポスターコンクール」に、デザイン科生徒を中心に応募していましたが、このほど受賞者の発表があり、本校から次の生徒が最優秀賞・優秀賞に選出され、11月15日(火)開催の「暴力追放・銃器根絶運動推進県民大会」の中で表彰式がありました。
最優秀賞 加藤安希絵(デ1)
優秀賞 妹尾明歩(デ2)
佐々木瞳(デ1)
土木科の「伊島小学校歩道整備事業」報告(その1)
土木科では現在、『スーパーエンバイロメントハイスクール研究開発事業』の一環として、校内で発生した土木廃材を有効に利用する方法の開発を行っています。具体的には、不要になったコンクリートを粉砕し、新しいコンクリートの骨材として利用した、再生コンクリート製品の開発に取り組んでいます。
開発に着手した昨年度、近くの伊島小学校から、校内の歩道の一部が、長年にわたる車両の通行と降雨による軟弱化で、最大15cm沈下し、児童が通行する際にすべりやすくなっているので改善してほしい、という依頼を受けました。この依頼をお引き受けし、「課題研究」の授業で、開発製品を利用した施工法の研究を行っています。
担当しているのは、土木科3年生の14名の「スーパーエンバイロメント班」です。検討の結果、再生コンクリートで歩道板(インターロッキングブロック)の製作を行い、歩道下に暗渠排水を設置して歩道を新設する工事を行うことになりました。11月4日(金)から工事に取りかかっています。
通行の安全性向上と歩道の美化を目指し、小学生たちに喜んでもらえる歩道を造りたいと思います。
中学生体験実習と部活動オープンスクールを実施しました
10月29日(土)の、午前に体験実習を、午後に部活動オープンスクールを実施しました。
午前の体験実習は、7月に実施した見学中心のオープンスクールを補うものとして、実際に各科の実習を体験し、学習内容を十分に理解した上で進路選択に役立てていただくことを目的としています。県内53の中学校から3年生146名の参加者があり、各専門科の主要な実習を体験してもらいました。
専門科 | 実習内容 |
機械科 | 溶接,旋盤,鋳造,エンジンの分解・組立実習 |
土木科 | 測量,CAD実習 |
科学工学科 | 人工カプセルの製作,七宝焼き,液体窒素体験 |
デザイン科 | 平面デザイン(VD),立体デザイン(PD) |
建築科 | 住宅完成予想図に着色する実習 |
情報技術科 | プログラミング実習,2足歩行ロボット実習 |
電気科 | 未来電気カーの製作 |
2時間程度の短時間の実習でしたが、中学生の皆さんは、安全に注意しながら真剣に一生懸命取り組んでくれました。実施後のアンケートには次のような感想が多く寄せられました。有意義な体験をしていただけたのではないかと思います。
・わかりやすく体験させてくれたのでとても面白かったです。説明を聞いて工業高校 の魅力を感じました。
・先生や先輩方がとても丁寧に指導してくださったので、わかりやすく楽しく体験で きました。改めて岡山工業高校に入学したいと思いました。
午後の部活動オープンスクールでは、県内の28の中学校から3年生61名が、11の部活動の体験・見学に参加してくれました。感想アンケートには、「参加してよかった」「志望校を決めるのに参考になった」という感想が多くあり、進路選択の一つの要素として役立てていただけたと感じています。
来年度も、実施したいと考えていますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。