【自転車競技部】中国大会20連覇を達成

「第51回中国地域高等学校対抗自転車競技選手権大会」(中国大会トラック競技)が6月7~9日、山口県防府市の防府競輪場で行われ、学校対抗20連覇を達成しました。また、本大会はインターハイの選考レースとなっており、上位の記録を残した6名が7月に沖縄で開かれるインターハイの切符を獲得しました。

【20連覇を達成しました】

4㎞チームパーシュートには小西涼太(機3)、吉房暖人(デ3)、柏野健吾(土2)、橋本大和(土2)の4人が出走。大会記録を目指してスタートからハイスピードでラップを刻み、他校を圧倒します。この日は強風の影響でスピードを維持することが難しく、後半にかけてラップタイムを落としたもののゴールに向けてもう一度ペダルに力を込め、4分34秒140の大会新記録で栄冠を手にしました。

【先頭から小西、柏野、橋本、吉房】

ケイリンでは主将の吉野太晟(建3)が力の違いを見せつけました。残り2周で誘導員がいなくなると一度ペースを落ち着かせ、残り1周に入る手前で加速。ゴール前になってもスピードを落とすことなく、前年度5位と悔しい思いをした大会で自身初の優勝を手に入れました。

【先頭でラスト1周へ向かう吉野】

4㎞速度競走には橋本と吉房が出場。決勝戦では先に吉房が積極的な攻撃を仕掛け、集団を揺さぶります。吉房の攻撃で集団に疲労が見え始めると、カウンターで橋本がペースを上げ、他校の生徒とともに3人の逃げ集団を形成します。橋本はラスト2周を残して再びアタックし、後続を大きく引き離したまま先頭でゴールを駆け抜けました。

【3人の逃げ集団からアタックする橋本】

ポイントレースでは吉房と柏野が健闘しました。春の全国選抜大会で表彰台を獲得した選手に対し、柏野は逃げを打ってポイントを重ね、吉房も得意のスプリントを決めて有利に展開を進めました。しかし、最終盤に有力選手の逃げを許してしまい、吉房が2位、柏野が4位となりました。

【集団で走る吉房】

スプリントでは海野晃太郎(土3)が大金星を挙げました。予選は6位と出遅れましたが、準々決勝では予選2位の選手をロングスパートで破り、準決勝へ駒を進めました。準決勝では惜しくも敗れたものの実力を存分に発揮して3位の結果を残しました。

【スプリント3位の海野。写真は準々決勝のゴール前】

そのほか、チームスプリントで1位、スクラッチと1kmタイムトライアルで小西がそれぞれ2位と3位、3㎞インディヴィデュアルパーシュートで柏野が2位など全種目において表彰台を射止め、学校対抗20連覇につなげることができました。インターハイには吉野、小西、吉房、海野、柏野、橋本の6名が出場します。
今後は7月下旬から始まるインターハイに向けて日ごろの練習や合宿などで力を付け、優勝を持って帰られるように頑張ってまいります。今後も偉大な記録をつなげられるように努力してまいりますので応援のほどよろしくお願いいたします。

そのほかの写真を以下に掲載します。ご覧ください。

【1位を獲得したチームスプリント。先頭から小西、吉野、吉房】

【1kmタイムトライアル3位の小西】

【3kmインディヴィデュアルパーシュート2位の柏野】

【3kmインディヴィデュアルパーシュート6位の髙井銀河(機2)】

【ケイリン7位の西崎教太(化3)】

【スプリント6位の西崎】

【スクラッチ2位の小西】

【ポイントレース4位の柏野】