【式典】新任式・始業式がおこなわれました

本日令和4年4月8日、令和4年度始業式が執り行われました。式に先立ち、令和3年度末の人事異動で、4月1日から本校に赴任されました先生方の新任式を行いました。いずれも感染症拡大防止の観点からオンラインで実施しています。
以下その様子です。

新任式では新たに13名の先生方をお迎えし、代表して主幹教諭から生徒に向けてメッセージをいただきました。
校長式辞では、昨年度末の終業式で話された新年度の備え、「知・徳・体」のフリップを用いてお話しがありました。「知」は勉強。授業を大切にし、思考力や判断力、表現力をすべての授業で高めていきましょう。「徳」は人間力・道徳性。昨年度から続く「先言後礼」の挨拶や礼儀、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を推進していきましょう。「体」は体力・健康です。規則正しい生活を送り体力を付けましょう。これらの「知・徳・体」を高いレベルでバランスをとることができるのが岡工生です。

その後は、代表生徒と先生で月曜日に行われる入学式の準備を行いました。準備万端。 新一年生の皆さん、ようこそ岡工へ。

【社会科】ものが変えた世界史

 昨年度、2年生世界史の授業では、1年間世界史を学んだ成果を発揮してもらうために、「もの」が変えた世界史というレポートを課しました。生徒は県立図書館や本校の図書室などを活用し、本やインターネットから情報を集め、それぞれの視点で歴史を捉え、現代に歴史がどのように生きているかについて熱心に書いていました。一人一人の学びを全体で共有するために、冊子にして図書室前に展示しています。
 デザイン科の生徒は、「手話」が変えた世界史というタイトルで、「聴覚に障害を持つ人は、読み書きを学ぶことができないと考えられていた古代ローマ時代からの偏見を打破するために、ルネサンス期のスペイン修道士が開発しました。」などと手話の歴史をまとめるとともに、「手話は特別なものではなく、日常生活で使う身振り手振りの一つであり、特別なものでも、ましてや偏見をもつものでもない。手話だからこそ素直に伝えられることもあり、手話は言葉を超えた説得力や強さを持ち、今日までの世界の進化を担っていると思う。」と歴史を踏まえて、手話の歴史が現代にどのように生きているかを考えてくれた生徒がいました。
 土木科で野球部の生徒は、「野球」が変えた世界史というタイトルで、「140年前日本からカナダに移った人々が、野球を通して村を盛り上げようとバンクーバー朝日軍という野球チームを創設します。日系人への人種差別がありながらも、誠実に試合をおこなうバンクーバー朝日軍は次第に信頼されるようになりました。フェアな姿勢で試合に挑んだバンクーバー朝日軍の姿から日本人は決してずるをしないというイメージになり、そのイメージは現代でも続いている」という内容で、自分の部活動と歴史を結びつけた非常におもしろい内容でした。
 また、「学校」が変えた世界史というタイトルで、世界や日本の学校の歴史をまとめ、学校の意義を見出している土木科の生徒がいました。他にも、情報技術科の生徒は「AI」が変えた世界史、機械科の生徒は「新幹線」が変えた世界史、化学工学科の生徒は「サランラップ」が変えた世界史、「プラスチック」が変えた世界史など自分の専門科で学んだことを世界史でも発揮しており、内容も非常におもしろいものばかりでした。
 3年生のみなさんは、図書室で友達の作品を読んで、作者に是非感想を言ってください。1・2年生のみなさんは、先輩の作品を読んで、それを超えるようなレポートを今後作ってください。

転退任者を送る会

本日令和4年3月31日(木)桜の花も咲き誇る中、令和3年度をもって本校を転退任されます教職員の先生方を送る会が行われました。
以下その様子です。

年数の長短にかかわらず、本校の教育に御尽力なされました先生方、大変ありがとうございました。新天地でのさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

【バスケットボール部】第74回岡山県高等学校バスケットボール新人優勝大会 優勝

1月10日、15日、3月22日、23日に真備総合公園体育館他であった第74回岡山県高等学校バスケットボール新人優勝大会が行われました。3年ぶりの優勝になりました。

2回戦はベンチ入りメンバー全員出場し、110-55で倉敷天城高校に勝利し、続くブロック決勝戦で作陽高校に83-58で勝利し、五者リーグに勝ち進んだ。

五者リーグ戦 
1試合目理大附属戦 前半2Q終えて38-21でリードして終え、後半3Q粘り強い守りから速攻やパスカットして62-32で最終4Qへ、ミスからの失点や相手に守られて速攻を出され追い上げをされたが、全員出場して85-52で勝利した。1勝

2試合目関西戦 昨年優勝校で、この大会でも負けている相手に気持ちの入ったプレイをして前半を終え39-24でリードして終え、後半相手の反撃にあい65-65で40分間終え延長戦に入りお互い一歩も譲らず一進一退の攻防が行われたが、73-71で勝利した。2勝

3試合目岡山商大附属戦 お互い頑張って守り抜き、前半を終えて32-28でリード、後半もお互い頑張って3Q終えて58-47、最終4Qは相手の反撃に遭い、残り14秒65-66で負けていた、相手のミスを誘う守りをしてインターセプトして速攻でレイアップも決まり67-66、その後も守りそのままのスコアで勝利した。3勝

4試合目倉敷青陵戦 最終ゲームということもあり出足から粘り強く守り32-33で前半を終えた。後半もベンチメンバーも頑張って3Q終えて50-45、最終4Qでは全員出場して72-56で勝利した。4勝

【ソフトテニス部】春季高校選手権に向けて本格始動

 新型コロナウィルス感染症第6波に伴う「レベル3」相当の対応措置として,3月6日(日)に再順延されていた「ハイスクールジャパンカップ(シングルス)岡山県予選会」に出場する選手を除いて,全体活動を久しく自粛しておりました。
 しかし,県春季高校選手権(4月16日)の1ヵ月前となりました3月16日(水)より,年始以来の全体練習を再開しました。
 依然として県立高校では「レベル3」相当が継続しておりますので,県内高校との練習試合すら禁止されていますが,チーム全員で活動できることは本当に幸せなことだと痛感しております。
 3学期終業式翌日の19日(土)には,全部員で,コート整備とにがり散布を行いました。

【終業式】一年間の締めくくり

ひと雨ごとに春の息吹が感じられるようになりました。本日令和4年3月18日(金)令和3年度3学期終業式をオンラインでおこないました。
 式に先立ち、収納式(顕著な成績を納めた生徒の表彰)と壮行式(全国大会出場者の激励)を行いました。 以下その様子です。

収納式では、土木科の2名は中国地区製図コンテスト、デザイン科の2名は「令和3年度明るい選挙啓発ポスターコンクール 委員長賞」「第46回全国高等学校総合文化祭岡山県出品作品選考会 県代表作品」の4名が収納しました。
  4名の皆さん、おめでとうございます。

<壮行式>

 壮行式では、自転車競技部6名、空手道部1名、少林寺拳法部4名、卓球部1名(卓球部の選手は本日から大会に向け出発しています)の計12名の選手が、全国各地で開催されます全国選抜大会に出場されます。生徒会長激励の言葉に続き、出場者の代表から「今回の出場は、日頃から応援してくれている親、友人、指導してくださっている先生方のおかげ。岡工生として頑張ってくる。」と頼もしい言葉を残してくれました。

<終業式>

校長 祝辞

(校長祝辞より) 本日は1年間の締めくくりの日。(中略)4月からあこがれる先輩となるために、この春休みはとても大切です。4月からの準備をこの春休みにしておこう。100m走を走るとき、「よーい、ドン」の「よーい」で準備をします。いきなり「ドン」では走れません。同じように日頃から少し先を見据え準備をしておくことで、「よーい、ドン」で4月から良いスタートが切れます。しかし、ごろごろ過ごしていると、4月になって急に「ドン」となり、つまずき転ぶかもしれません。春休みを利用して復習やなど、出来る準備をしておきましょう。
 コロナ対策を改めて徹底しましょう。こういったことは油断したときにこそ突いてきます。部室や着替える場所等でマスクを外して会話をしていませんか?油断していませんか?こんな時期だからこそ、「自分を律するとき、自分を研く訓練のとき」ととらえ、4月に一回り成長した姿が見られることを楽しみにしています。 安全安心で充実した何か学びのある春休みを過ごしてください。

【国語科】第67回青少年読書感想文岡山県コンクール入賞!!

入選   デザイン科2年  千田 見欧さん
                  「固定された価値観~『告白』を読んで」

     デザイン科2年  野口 智尋さん
                  「漁港の肉子ちゃんを読んで」

佳作   デザイン科2年  入野谷 葉琉さん
                  「生活を見つめ直す~『そして生活は続く』を読んで」

 夏休みの課題で1、2年生に読書感想文を提出してもらいました。300編あまりの中から、学校を代表して12編を県のコンクールに応募したところ、3編が入賞しました!! 県全体では329編の応募があり、その中で選ばれたのですから、たいへん価値のある受賞だといえます。なお、実業系の高校の中で岡工の応募数はトップであり、これも素晴らしいことでしょう。
 受賞した3名に読書についてお話を聞きましたので、紹介します。

千田さん:
「本を読むと、作者の人間性や遊び心などが見えてきて楽しいです。作者さんと実際におしゃべりできたら、どんなことを言うのだろう、作品への情熱はどのくらいなんだろう・・・などと考えながら読むのもワクワクします。本を読み始めると、周りの音も聞こえなくなるような感覚がして、他のことも忘れてしまうくらい物語の世界に入り込んでしまいます。」

野口さん:
「小学校の図書室がとても居心地が良くて、面白かった本を何度も借りて繰り返し読んだり、ジャンルを問わず手当たり次第に読んだりしていました。中学生の頃に読んだ手塚治虫の『火の鳥』は、予想できない展開や見事な伏線の回収に、本を持つ手が震えたのを覚えています。最近は朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』がおもしろかったです。」

入野谷さん:
「小さい頃から読書が好きで、絵本や図鑑をよく読んでいました。新しいことを知ったり、素敵な世界観に触れたりするたびにワクワクした体験が、読書の習慣につながっているんだろうと思います。文章という表現は、他のどんな表現よりも想像を膨らますことができる余白があり、文字で展開される情景を自分の好きな形で想像できるのが、読書の魅力ではないでしょうか。」