カテゴリー別アーカイブ: 学校行事

【2学期始業式と新型コロナ対策について】

本日令和3年9月1日(水)、2学期が始まりました。

 先月からの緊急事態宣言発令に伴い、リモートでの始業式・収納式を実施しました。

始業式に先立ち、収納式が行われました。各部活動において新型コロナウイルス感染拡大防止の措置をとりながらの練習の中、インターハイ4位と素晴らしい成果を残した山岳部をはじめ、中国大会、県大会で上位入賞した陸上競技部のみなさん、本当におめでとうございます。

 始業式の校長先生の挨拶では、自ら緊急事態宣言における国や県からの通達事項や、それをもとにした本校ルールポスターの説明がありました。

以下そのポスターです。


このポスターは校内各所、全教室にも掲示されます。その緊急性の高さと対策の重要性を全校生徒のみならず教職員総出で取組んでいく力強さを感じます。

その後、保健主事の先生からも同様に説明がありました。生徒は真摯に受け止めているようでした。

行事の多い2学期ですが、検討に検討を重ねておりますが、なかなか例年通りの実施ができないことも十分に想定されます。一人ひとりの徹底した自己管理が求められるこの時期を自分事として乗り越えていきましょう。

【学校行事】地理の授業における防災学習

 7月14日の1年生LHRは「地理の授業における防災学習」という演題で、ノートルダム清心女子大学の森泰三先生に講演をしていただきました。地歴公民科の授業では、「授業で学んだことをどのように活用するか」という視点を意識して取り組んでいます。地理の授業では、世界や日本の地形や気候の特徴について勉強しています。その結果、日本ではさまざまな自然災害の被害に遭いやすいことが分かりました。そこで、今回「日本の防災における課題とその解決策について考える」というテーマで講演をしていただきました。

 本校では学校教育全体を通して「課題解決能力」を養っています。特にOCP活動や課題研究では、「仲間とチームになって課題解決をとことん話し合う」「世の中の困っている人やコトのために自分ができることを提案する」などの活動をおこなっています。その一環で、地理の授業では、防災課題とその解決策について考えることにしました。

 講演の中で、実際に自分で見て回るフィールドワークの有効性、探究する際にGISをどのように活用できるか、さらに防災課題解決案の事例などを紹介していただきました。

 生徒の振り返りでは、「国ができることは災害への対策や、国民への(災害時の)指導などだが、それとは別に、実際に一人一人が(災害時に)どう動けるかが問題になると思う。少人数単位でのコミュニティが確立し、コミュニティをまとめたり、意見を反映させることのできる体制が整えられていることが大切だと思った」「今回の授業を通して、危険な場所を知ったり、避難するときはどこをどう通るべきかなど、もっと具体的に家族とも話し合うことができるなと感じました。自分だけが避難できるのか確認するのではなく、近所の人やお年寄りの人がいた場合も想定して逃げる場所があるのか確認する必要があると思いました」など授業から多くのことを学んでくれていました。

 防災における課題とその解決策は、夏休みの期間を利用して、フィールドワークを通して考えるように伝えています。どのような課題を見いだしてくれるか、どのような課題解決策があるのか期待しています。そして一人一人の作品を地理の授業で発表しようと考えています。私は、生徒が一生懸命考えてくれたアイデアが、将来誰かの命を救うアイデアになると思っています。

【学校行事】3年生人権教育講演会

 6月23日に3年生を対象に「就職差別」について、岡山県社会保険労務士会より講師の方を招き講演をしていただきました。まず、採用選考の際に「聞いてはいけない質問はどれか」を考えることで、「公平な採用」について確認しました。

 次に、「もっと人権に配慮した採用選考」というテーマで、「出身校の欄はあったほうがいいか?」「性別の欄はあったほうがいいか?」「写真を貼らないでもよいか?」の3つを考えました。生徒の考えとしては「出身校の欄・性別の欄・写真の欄は3つとも必要ないと思った。出身校が書いてあると、その学校のレベルが先入観として入ってしまって、その人自身の能力が正確に見られない可能性がある。性別の欄はLGBTの人が困ってしまう。写真があると見た目で判断してしまう。」「性別の欄の有無は、LGBTQの配慮としてはいいと思う。人は性別を書面上で判別できない。また、口頭で性別を聞くのも見た目で判断することになり、トランスジェンダーの方を傷つける可能性がある。性別の欄は任意欄として残しておいた方がいいかと思う。」とたくさん考えてくれました。

 次に、「差別はどうしておこるのか?」について考えてみました。就職差別は「採用する側はいい人を採りたいと思う」→「いい人と良くない人を区別する」→「良くない人を見つけるような質問をする」という経緯で生まれてくるものです。この「いい人と良くない人」という二元論的思考が差別を生むことに気づかされました。みんなそれぞれにいいところがあります。そのことを踏まえて、今度は採用する側に立ち、その人のいいところを引き出すためには、どのような質問をするのがよいかを考えました。生徒が考えてくれた、その人のいいところを引き出すための質問項目は、一覧にして配布する予定です。是非就職や進学試験の参考にしてくれたらと思います。

  講演後の生徒の振り返りでは、「みんな違ってみんないい、という言葉があるように、いろいろな人がいるからこその人生なのに、それを阻害するようなことがあっては絶対にいけないと思いました。」「面接の時はいい人と思ってもらえるような事を並べるのではなく、自分というものを前面に出し、自分には適正や能力があると思ってもらえるように頑張らなければならないと思った。」「出身地や家族の有無などの表面上の情報だけで、その人のことを良い人だ、悪い人だと決めるのは絶対に間違っている」など、生徒それぞれに講演を聴いて、何が分かるようになったのかを考えてくれていました。振り返りの中で、「就職差別」という言葉やその存在があることを知らない生徒もたくさんいました。これは、「公平な採用選考」に取り組んだ先人達の努力の結果だと思います。就職差別はなくなりつつあるかもしれませんが、なくなるよう多くの人が努力してきたこと、そして、差別をなくす努力をし続けることが大切だと伝えていきたいと思います。

【学校行事】主権者教育

 本日令和3年6月2日(水)総合的な探究の時間において「主権者教育」が行われました。本来ですと、体育館にて講師の先生からの講演を聴きながら進める予定でしたが、グーグルのmeet機能で各教室をつなぎ実施しました。

 今回は「法律(ルール)は誰の、何のためにあるのか。」が大きなテーマでした。ワークシートを用いて説明を聞き、自分の考えをまとめました。 その後、講師の肥田弘昭法律事務所の肥田様より、「コロナ禍における営業自粛」や法律についてのお話しを聞きました。                                                   生徒はその話を聞いた上で、「営業する権利」を尊重すべきか、はたまた「人の命」を尊重すべきか…など、かなり踏み込んだことを考え、周りの友達と簡単なディスカッションを行いました。                                             最後のワークは自分たちの身の回りにある「困りごと」を書き出し、その困りごとをどう解決するのかを考えました。「こんな法律があると嬉しい」という見方から、考えていきました。 ある生徒は、「髪型は自由がいい。長くてもOKにしてほしい。」ということを口にしていました。すると隣の生徒は「いや、長いのは衛生的にもよくないだろ、ツーブロックなら・・・。」などと、自分たちの生活に身近な校則について話し合ったりしていました。 また、「自分の通学路には街灯が少なくて危ない。カーブミラーを設置して欲しい場所がある」「自転車でのマスク着用はしないといけないが、苦しいときがある。何かいい方法はないか。」「現在経営が苦しい映画業界で、1日何回でも見放題の映画館を作れば、売り上げが伸びるかも」と困りごととその解決策をたくさん考えてくれました。生徒が考えた意見は、関係機関に提出して、その賛否を聞いてみようと思います。

  「主権者教育」という言葉だけ聞くと、高校生とってはなかなか身近に感じることが難しいかもしれません。しかし、私たちの安心安全な生活を守ってくれる法律(ルール)の大切さを学ぶとなると、前向きにとらえられる生徒もいました。 18歳で選挙権を手にする彼らにとって、在学中に知っておくべき内容です。今回の時間をきっかけに、「他人事から自分事」に感じられる生徒が増えてきてほしいものです。

  次回の主権者教育は2学期です。今回の生徒の意見の中からユニークなものを数点選び、どれが最も賛同を得るのか投票によって決めていくというプログラムを予定しています。

【学校行事】学びの基礎診断

本日令和3年5月27日(木)考査終了後に「学びの基礎診断(解説)」について、株式会社ベネッセコーポレーションの担当者様と各クラスをmeetでつなぎ、それぞれのクラスで実施しました。

学びの基礎診断(解説)は、事前にマークシートによる基礎学力テストやアンケートを実施し、その結果を用いて今の自分自身の基礎学力の定着具合や、学習への取組み方などを考えるためのものです。

生徒は個人の結果シートを見ながら解説を聞き、大切なところのメモを取るなどしながら振り返っていました。

途中で「ふりかえり ビンゴ」というゲーム感覚で自分の学習特性がわかるプログラムがあり、生徒は楽しみながら振り返ることができていました。

学習はやって終わりではなく、その結果について、「振り返り・結果やプロセスを深堀し・どのように次回につなげていくか。」が大切であると実感しました。

また、担当者様からは「なぜ学ぶのか。それは納得のいく進路を決めるため。」「進路活動で必要な力は、コミュニケーション能力、自分で考え行動する力、基礎学力の3つである。」「学習習慣は1年生の秋までに身につければ3年間できる。」「知らないことから逃げない。」などの、多くのアドバイスもいただきました。

基礎力診断テストは1・2年生:年3回、3年生については年2回実施の予定です。自分自身の基礎学力の変化や進路意識を、客観的にとらえることのできる機会です。自身の結果シートを見ながら、真剣に話を聞き、メモを取っている生徒の姿が、彼らの今後の成長を物語っているかのようでした。

【学校行事】生徒総会

本日令和3年5月25日(火)梅雨空のもと、本年度の生徒総会が放送にて実施されました。

生徒総会を簡単に説明しますと、昨年1年間の活動の総括と会計決算報告、今年度の活動と予算等についての説明があり、それらについて全校生徒から意見や要望を求め、生徒会執行部が中心となって回答し進めていくという、大切な会です。しかし緊急事態宣言下、全校生徒が集まる集会は実施できないため、昨年度と同様このような実施形態となりました。

 滞りなく終え、今年度の活動等が決まりました。いよいよ今年度も様々な行事が本格的に動き始めます。生徒教員一丸となって、前を向いて頑張っていきましょう。

【学校行事】1学期中間考査

本日令和3年5月24日(月)例年になく早い梅雨入りを記録した今年も、今年度初めての定期考査となる1学期中間考査が始まりました。

1年生にとっては初めての考査になります。SHRにて取組み方や守るべき決まりなどを、担任の先生から説明を受けてから実施しました。また、考査はどの学年にとっても進路を決める上で非常に重要になります。(あのときもっと勉強してたらな…。)と後悔しないように、今できる精一杯の学習に努めていきましょう。

今日から4日間、頑張っていきましょう。

【校内行事】1年生校内研修

令和3年4月23日(金)1年生は校内において一日研修を行いました。

学校長のお話から始まった今回の校内研修目的は、まずは岡工を知ることが大きな目的です。今年度入学生より導入されましたChromebookについて学ぶことのほかに、仲間づくりのワークショップ、交通安全教室、社会貢献活動など様々なプログラムを体験する一日でした。以下その様子です。

校長・各課長・教頭のお話

校長・各課長・教頭のお話

校長から、「本物を目指す」本物には「価値」がある。では「本物になるためには、どうするのがよいのか」を、プレゼンテーション画像を用いながら説いていただきました。「自分で自分を磨く=自分で正しい判断ができ行動に移す。それを繰り返していくことで当たり前にできるようになる。」という言葉が印象的でした。磨き方は普段の生活の中に隠れている。高い夢(目標)をもって前向きに取り組んでいこう!

仲間づくりのワークショップ

入学して何度もやった自己紹介ですが、今回は手法を変えてプリントに匿名で必要事項を記入し集める。集めたプリントをシャッフルして返却することで、手元には自分以外の誰かのプリントが届く。そして、自分以外の誰かの考え方がわかる(伝わりにくくてすみません)という、「匿名自己紹介」のワークショップでした。手指消毒を徹底し生徒は楽しそうに取り組んでいました。先生方も3名生徒に混ざって参加し、生徒のプリントをもらって嬉しそうでした。発表してくれた3名はユニークな生徒で、切り返しも上手で、場が笑いに包まれる暖かな雰囲気の中、仲間づくりを終えました。

交通安全教室

外部講師としてJAF様から講師をお招きし、生徒参加型の安全交通講習を実施していただきました。「岡工ではものづくりを学ぶ。ものづくりは安全第一。交通も安全第一です。」から始まった今回の講習は、生徒が実際に自転車で並走するとどうなるかなどの体験もあり、とてもわかりやすい内容の講習でした。

Chromebookの使い方講習1・2

情報担当の先生が作成してくれたマニュアルを元に、担任の先生からChromebookのログイン方法やclassroomの使い方の説明がありました。生徒の足並みをそろえながら、先生方もドキドキしながらの使い方講習でしたが、大きなトラブルもなく終えることができました。生徒同士でわからないことを教え合っている姿が印象的でした。ちなみにプチトラブルに関しては、校長先生も一緒になって対応してくださいました。

社会貢献活動(学校周辺の清掃活動)

1年生320名が学校周辺の公道のゴミ拾いを実施しました。

生徒からは、「あんまり落ちてないなぁ。」「けっこうきれいじゃなぁ。」そんな声がこぼれていました。心の中で(きっと地域の人たちで気づいた人が清掃してくれているんだよ・・・。)と伝えておきました。

 さて今回の研修では、非常に多くの「学び」がある一日でした。「学び」は知識を頭に入れることだけでなく、「知恵」や「体験」も学びと言えます。今日はまさにその後者の方でした。入学して2週間、あっと言う間に過ぎました。授業も始まりましたが、研修や検診など様々なことがありました。そろそろ慣れが出てくる頃です。生活習慣が確立されるまでは適度に緊張感を保ち、それが当たり前になるように心がけましょう。

1年生の皆さん、本日はお疲れ様でした。