9月14日(水)の5・6校時、残暑厳しい日でしたが、本校体育館において2年生を対象に、「総合的な学習の時間」の一環として「人権講演会」を実施しました。
講師に、「岡山県バリアフリーアドバイザー」で、ご自身が視覚障害者の 柴田 富夫 さんをお迎えし、「障害者からものづくりへのメッセージ」と題してご講演いただきました。
お話では、目の不自由な人が最も必要としているのは、安全に目的地へ到着すること、一つでも多くの情報を得ることで、街中で白い杖や盲導犬を見たらぜひ声をかけて、何かできることはないか聞いてみてほしいと訴えられました。また、普段私たちが気づかない、視覚障害者から見た街中の信号や歩道、車などについての工夫や改善点を示していただき、バリアフリーやユニバーサルデザインの観点から、今後のものづくりに取り組む上で大いに役立つものとなりました。
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奉還町交番から 夏休みの生活上の注意・薬物乱用防止の講話
7月27日(水)の全校登校日に、岡山西警察署 奉還町交番の 北岡 正樹 巡査部長にお越しいただき、夏休み中の生活についての注意、夏型犯罪の抑止、薬物乱用の防止等について、約20分、全校生徒を対象に講話していただきました。
また玄関前駐車場に、薬物乱用防止広報車(桃太郎っ子サポート号)を用意していただき、放課後の生徒が自由見学することができました。
今日のお話を生かして、安全で充実した夏休みを送り、薬物に決して関わることのないよう望みます。
映画監督の五十嵐氏が 本校生徒に「国吉 康雄」を紹介
岡山市出身の著名な洋画家「国吉 康雄」(1889~1953年)は、本校に在籍したことがあり、本校ピロティーに氏の作品を展示しています。新聞等ですでに紹介されましたように、近々氏の生涯の映画化が計画されており、また作品の展覧会も岡山県立美術館で始まっています。
7月19日(火)、終業式の前に短時間でしたが、映画化を企画されている 五十嵐 匠 映画監督が、生徒にとっては先輩になる「国吉 康雄」を紹介し、生徒を熱く激励してくださいました。
お話は、国吉のおいたちに始まり、アメリカでの波乱に満ちた生活や反戦の作品などにも及びました。「国吉をはじめ岡工の先輩の生き様から学んでほしい」、「狭い心を持つな、心を開け、可能と思うことをやってみよ」、「日本という狭い世界でなく、でっかく物事を考えよ」など、心に響く言葉で生徒を激励してくださいました。生徒たちは、身近に接することの少ない映画監督の熱のこもったお話に聞き入っていました。五十嵐監督のお話に勇気をもらい、新世界へ開眼された生徒が出てくれることを期待しています。
| 国吉 康雄 氏 ・・・ 洋画家 1989年~1953年 岡山県岡山市中出石町(現・岡山市北区出石町一丁目)出身。1904年岡山工業学校(現・岡山工業高等学校)染織科第3期生として入学、1906年17歳の時、岡山工業学校を中退して単身アメリカに渡り、働きながらロサンジェルス、ニューヨークの美術学校で絵画を学ぶ。1920年代より独自のスタイルを確立し、アメリカ画壇で活躍する。 戦前戦後を通じ、アメリカを代表する画家の一人として名声を博し、1952年ヴェネチアビエンナーレ展にアメリカ代表4作家の1人として選ばれた。 |
性教育講演会を開催
7月13日(水)の2・3校時、体育館で全校生徒を対象に、性教育講演会を開催しました。幸いにも、この時期にしては低めの気温と湿度に恵まれました。
講師には、昨年に引き続いて「子育て応援隊 kara2」の 為清 淑子 さんと 山下 明美 さん をお招きし、「大切ないのち 大切なわたし」というテーマでお話しいただきました。おもに恋人間のDVについて、次のような内容でした。
DVの具体例と分析
岡工生の考える「男らしさ、女らしさ」とは
ジェンダーの考え方
DVの防止と対応
生徒の中に入ってインタビューされたり、生徒目線で語られるなど、大変親しみやすい雰囲気で、生徒たちは身近な問題として熱心に耳を傾けていました。今日学んだことを生かして、男女交際においては思いやりを忘れず、望ましい人間関係を築いてくれることを願っています。
3年生に進路講演会を実施
6月8日(水)の6校時に体育館で、3年生を対象に進路講演会を実施しました。
ナカシマプロペラ株式会社から、総務部課長代理 米原 抄織 氏をお招きし、「企業が求める人間像」と題してご講演をいただきました。ナカシマグループの簡単な紹介の後、今年は震災の影響で一層厳しいが、正社員になることにこだわってほしいこと、会社は組織の宝となる「人財」を求めていること、志望先を決めるまでの準備や手順、就職試験に臨む心構えなどについて、多彩なスライドを用いてわかりやすく熱心にお話しいただきました。
進学希望の生徒にとっても、数年後には厳しい就職活動に直面することになり、大変ためになったことと思います。3年生の皆さんが、今日のお話で学んだことを生かして自分の適性を見いだし、プラス思考で熱意を持って自らの進路を切り開いてくれることを期待しています。












