【人権教育】1年生人権教育講演会「ユニバーサルデザインと人権」

倉敷芸術科学大学の柳田宏治先生による、人権教育講演会をおこないました。今回のテーマは、すべての子ども達が遊ぶことができる「夢のユニバーサルデザイン公園をつくろう」というテーマで講演をおこないました。

「従来の公園では障害をもった子どもは遊ぶことができない。障害をもった子どもも遊具で遊んだり、他の子ども達と一緒に遊んだり、公園の中で安心安全に遊びたいのに、それができないという問題がある。遊ぶことは子どもの権利であり、障害の有無で遊ぶ空間が分かれることは、大きな社会課題である。」と教えていただきました。

では、どうすれば改善されるのか。将来ものづくりに携わる生徒たちは、すべての子どもが遊ぶことができるという視点でグループワークを実施しました。生徒の中には「歩いたら音が出る遊具があれば、視覚障害をもっている子どもでも楽しい」「公園の出入り口に車止めのポールがある公園では、車いすの人は入りにくいかもしれない」「現状の公園は、障害をもっていない子どもに思考が偏っていることに気づいた」など、たくさんの意見を出していました。

講演の最後には、「将来ものづくりをおこなう上で、自分だけが使いやすい製品を作るのではなく、すべての人にとって使いやすい製品を作ってほしい」と生徒達には伝えました。

今後は、各グループが考えた「夢のユニバーサルデザイン公園」について発表し、多くの人の意見を吸収してもらいたいと想っています。