【弓道部】インターハイ男子団体優勝🏆

8月7~10日,宮崎県都城市早水公園体育文化センターにおいて全国高校総体弓道競技が開催されました。本校からは男女団体と女子個人が出場しました。台風8号の直撃で,予定されていた公式練習が中止になり,ぶっつけ本番での試合となり波乱のスタートとなりました。初日の個人戦は各県代表の96名が争います。本校からは宮本さん(化3)が出場し,予選,準決勝を突破し決勝に進出しました。25名で行われた決勝は,1本ずつ射て外れたものから脱落します。3本目まで的中しましたが4本目が惜しくも的枠を蹴って外れ,入賞(8位)まであと一歩の10位タイとなりました。
翌日の団体予選は,女子から始まりました。5年ぶり2度目出場の女子は全国大会の独特の緊張感の中,今一つ的中が伸びずあと1本のところで残念ながら予選敗退となりました。続く男子は,女子の分まで頑張り,的中を伸ばして初のトップでの予選通過となりました。翌日からの決勝トーナメントは32校で争われますが,抽選の結果,トップ通過の2校が1回戦で対戦するという珍しい組み合わせとなり,いきなりの山場となりました。その長野日大(長野)との1回戦は,息詰まるプレッシャーとの戦いになりましたが,後半までリズムを崩さず快勝することができました。2回戦は多治見西(岐阜)に1本差で際どく勝利し,最終日を迎えました。
準々決勝は伝統の強豪校である慶應義塾(神奈川)との対戦でしたが,集中を切らさず快勝することができました。準決勝はトーナメントで高的中を連発している白河(福島)との一戦となり,お互い譲らず同的中で決定競射にもつれ込みました。ここで先手を取った本校が5人とも的中させ大一番を制し,遂に決勝進出を果たしました。
決勝戦の相手は,愛媛県の強豪新田高校でした。本校が先行しましたが,相手も粘り強く追いかけ,勝負は本校大落(おち=大将)の最後の1本に託されました。息を呑んで観衆が見守る静寂の中,放たれた矢は見事的を貫き,ここに県勢初のインターハイ団体優勝を達成することができました。
1940年(昭和15年)創部以来80年目及び令和元年という節目に,9度目の挑戦での日本一となりました。ここに至るまでに多くの方に支えていただいたことに心から感謝いたします。選手たちは戦い抜いた充実感と達成感,緊張から解放された安堵が混ざった表情が印象的でした。また予選敗退の後,一生懸命男子のサポートと応援に回ってくれた女子にとっても涙の優勝でした。
多くの保護者やOBの方々が遠路はるばる応援に来てくださり,心強くありがたかったです。また,台風の影響で会場が閉鎖になった際に練習場所を提供してくださったり,会場まで送ってくださった他県の先生方,応援してくれた多くの仲間にも心から感謝いたします。
これからもこの結果に驕ることなく,経験を次につなげて,岡山工業の名をさらに磨いていきたいと思います。応援ありがとうございました。

※下記から動画が見られます。(全国高体連弓道専門部提供)

https://www.youtube.com/channel/UCUZIeKeHRncSo6f52JeGN_g