すっかり岡工の夏の風物詩となった、電気科2年生の廊下補習。第二種電気工事士の技能試験に向けた実技練習が、7月28日(土)の本番を間近にして、追い込みを迎えています。
30度を超える猛暑の中、廊下に一列に並んだ生徒たちは、一心に手元を見つめながら、電線の皮むきや器具への取り付け作業に、真剣に取り組んでいます。本番まであとわずか。目標はもちろん全員合格です。
1月21日(土)、水島公民館において、岡山県高等学校工業教育協会主催による「2012高校生テクノフォーラム」が開催されました。これは県内高校の工業系の学科で学ぶ生徒が、研究成果を発表する大会です。今年は、一般の見学者も含めて参加者約300人の大きな大会となりました。
発表は、新見、備前緑陽、関西高校から各1チーム、水島工業高校と本校から各2チームの、計7チームが行いました。各チームは、持ち時間18分で実物や映像を使って研究内容を発表しました。審査の結果、みごと本校の電気科3年課題研究チームの発表「石琴ロボット・ギターロボット・人間との音楽」が「最優秀賞」、土木科3年課題研究チームの発表「校内廃棄物の再生コンクリートへの有効利用」が「優秀賞」を受賞しました。
電気科の発表は、自転車のハンドルやギアなどを再利用して、石琴(サヌカイト製)をたたくロボットを製作したこと、またその過程で校外の方々の協力も得て地域社会と「絆」ができたとともに、様々な経験を重ねたことで優れた工業人となる基盤を培うことができたという内容でした。土木科の発表は、コンクリート廃材を再利用した再生コンクリートの研究の紹介と、それを歩道版に加工して本校近くの伊島小学校内の通路を整備した、小・高連携の活動の紹介でした。
両チームともすばらしい発表で、岡工勢が上位を独占することができました。この日のために互いに切磋琢磨し、資料作成や発表練習などに一生懸命取り組んだ成果でした。この経験を卒業後の進路で活かしてくれるとともに、この活動と思いを後輩に伝承してほしいと思います。
1月19日(木)の5・6校時、建築科と電気科が、それぞれの会場で3年生の課題研究発表会を行いました。これは専門科の学習の集大成となる行事で、両科とも緊張の面持ちで全員が班別に発表を行い、2・3年生が熱心に聞きました。
発表テーマは次のとおりです。
建築科(会場:工友会館1階)
「施工研究」
「木材加工の研究」
「建築模型の研究」
「コンペ」
「住まいの研究」
電気科(会場:百周年記念会館2階)
「石琴ロボット・ギターロボット・人間との音楽」
「交通整理ロボの製作」
「産業教育フェア・プレ県大会ロボット製作」
「仁科ロボットの製作」
「シーケンス制御によるアミューズメントパークとシャッターの製作・制御」
「自然の力を利用した発電」
建築科は発表会終了後、講演会を実施しました。講師には、岡山県建築住宅センター株式会社代表取締役(社団法人岡山県建築士会会長・山田方谷に学ぶ会世話人)の 藤井 義和 氏をお招きし、「就職の準備・心構え」と題して、ご講演いただきました。おもな内容は次のとおりでした。
・人生の設計
・仕事の目的
・仕事の段取
・時間の管理
・報・連・相
・利は義の和
12月4日(日)、山口県宇部市武道館で、「2012ジャパンマイコンカーラリー」中国地区予選会が開催されました。中国地区の高等学校から、アドバンスの部89台、べーシックの部132台、合計221台が出場しました。
アドバンスの部で、本校電気科3年 大饗 政典 君が9位(16.01秒)に入り、平成24年1月9日(月)に北海道札幌国際情報高校で行われる全国大会への出場権を獲得しました。
国税庁が募集した、2011年度第50回「税に関する高校生の作文」で、電気科3年の廣政和也君が「岡山西税務署長賞」を受賞し、11月15日(火)の放課後、本校校長室にて表彰式が行われました。
この作文は、本校国語科が夏休みの課題として3年生に取り組ませたもので、校内選考を経て応募した中から選ばれました。
10月29日(土)の、午前に体験実習を、午後に部活動オープンスクールを実施しました。
午前の体験実習は、7月に実施した見学中心のオープンスクールを補うものとして、実際に各科の実習を体験し、学習内容を十分に理解した上で進路選択に役立てていただくことを目的としています。県内53の中学校から3年生146名の参加者があり、各専門科の主要な実習を体験してもらいました。
専門科 | 実習内容 |
機械科 | 溶接,旋盤,鋳造,エンジンの分解・組立実習 |
土木科 | 測量,CAD実習 |
科学工学科 | 人工カプセルの製作,七宝焼き,液体窒素体験 |
デザイン科 | 平面デザイン(VD),立体デザイン(PD) |
建築科 | 住宅完成予想図に着色する実習 |
情報技術科 | プログラミング実習,2足歩行ロボット実習 |
電気科 | 未来電気カーの製作 |
2時間程度の短時間の実習でしたが、中学生の皆さんは、安全に注意しながら真剣に一生懸命取り組んでくれました。実施後のアンケートには次のような感想が多く寄せられました。有意義な体験をしていただけたのではないかと思います。
・わかりやすく体験させてくれたのでとても面白かったです。説明を聞いて工業高校 の魅力を感じました。
・先生や先輩方がとても丁寧に指導してくださったので、わかりやすく楽しく体験で きました。改めて岡山工業高校に入学したいと思いました。
午後の部活動オープンスクールでは、県内の28の中学校から3年生61名が、11の部活動の体験・見学に参加してくれました。感想アンケートには、「参加してよかった」「志望校を決めるのに参考になった」という感想が多くあり、進路選択の一つの要素として役立てていただけたと感じています。
来年度も、実施したいと考えていますので、多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
平成23年10月22日(土)、昨年度に引き続いて、石井小学校のPTA活動「ふれあいデー」が開催され、本校の生徒がものづくりの各講座の指導・助言を行いました。指導した講座は、次のとおりです。
電気科 :ビー玉発電機・イライラ棒づくり 化学工学科:アクセサリー・スライムづくり 建築科 :住宅模型づくり デザイン科 :アクセサリーづくり |
子どもたちは、ものづくりに夢中になり、できあがった作品を大事そうに抱えて帰って行きました。