カテゴリー別アーカイブ: 自転車競技部

【自転車競技部】第52回中国高校対抗自転車競技選手権大会(ロード)

「第52回中国高校対抗自転車競技選手権大会」が6月18日、鳥取県倉吉市の特設コースで行われ、本校の細中翔太(電3)が2位となり、インターハイの出場権を獲得しました。

【2位でゴールする細中】

上位10人にインターハイ出場権が与えられる本大会は、1周11キロを7周する計77キロで争われ、本校からは県総体の結果を踏まえ、3年生5人が出場しました。平坦区間が長く、スピードが上がりやすいコースレイアウトはトラック競技を専門とする本校選手向き。上位入賞を狙い勝負に臨みました。

レースは序盤、逃げ切りを狙う選手たちが集団からの飛び出しを図りますが、すぐさまメイン集団が追走して吸収。急こう配の登り坂1か所を除いては、落ち着いてレースが進みます。

中盤になると、細中を含めた3人の逃げ集団が形成されます。ロードレースを苦手とする細中でしたが、持ち前の粘り強さを見せると終盤にかけても逃げ続けました。

[水島工業の選手と逃げを打った細中(中央)]

ラスト1周になると、逃げグループも細中と水島工業の選手の二人。水島工業の選手の何度も繰り返されるアタックに必死に食らいついた細中でしたが、最後は数秒引き離されてフィニッシュ。しかし、力強いペダリングで走り切り、見事準優勝を射止めました。

そのほかの選手も入賞こそならなかったものの、全員が完走。得意といえない種目でもしっかりと力を発揮することができました。

[メイン集団をけん引する本校生徒ら]

[岡村]

[秋山]

[今中]

[岡﨑]

[細中の準優勝を喜ぶメンバー(左上から右回りで、岡﨑、今中、岡村、細中、秋山)]

【自転車競技部】第49回中国高校対校選手権大会トラック

「第49回中国高校対校選手権大会トラック」が6月10、11日の2日間、玉野競輪場で開かれ、本校は5月に行われた県総体同様、学校対抗18連覇を成し遂げました。また、力を注いでいた「4km団体追い抜き」では、7年ぶりに大会記録を更新し、目標としていたインターハイの出場権を獲得することができました。

【大会新記録で優勝した4km団体追い抜き。(左から細中、晝田、岡﨑、岡村)】

中国地域5県が集った今大会は、インターハイの出場権がかかる重要な大会。初日の午前中に行われた「4km団体追い抜き」と「チームスプリント」の両団体競技では、それぞれ1位、2位となり、幸先のよいスタートを切ることができました。午後になって行われた「3km個人追い抜き」でも勢いを維持し、細中翔太(電3)が2位、安光大樹(電3)が3位となりました。特に安光は、県総体からの約1ヶ月間でベストタイムを7秒ほど上回る好走を見せました。

【県総体から急成長を遂げた安光】

2日目はレース競技の決勝戦を中心にプログラムが組まれ、半周ごとの先頭通過回数に応じて与えられる〝先頭責任〟とゴール着順によって順位が決められる「4km速度競争」には、細中と今中敏博(機3)が出場。スタートから積極的に動いた今中が序盤に先頭責任を完了すると、残り4周からは細中が集団を飛び出し、集団を突き放してゴール。細中が1位、今中が3位となり、二人とも表彰台に上ることができました。

【後続を引き離し、一人でゴールを目指す細中】

【スタート直後から逃げを打ち、先頭責任を完了した今中(真ん中)】

8kmを走った着順で争う「スクラッチ」では、岡﨑大志(土3)が逃げ切り優勝し、メイン集団のトップも岡村郁弥(土3)がスプリントで制し、見事1、2フィニッシュ。2人は続いて行われた「ポイントレース」でも躍動し、岡村が3位、岡﨑が5位となりました。

【スクラッチ。単独でゴールを目指す岡﨑】

【スクラッチ。メイン集団のスプリント争いを制した岡村】

このほか、短距離種目では晝田宗一朗(土3)が奮闘。得意の「1kmタイムトライアル」では疲れもあり6位と沈みましたが、「スプリント」では全国大会上位入賞者らを相手に2位という結果を納めました。この結果、心配していた学校対抗も2位に30点差をつけて優勝。来年に連覇の記録をつなぐことができました。

【スプリントで2位となった晝田(右)。写真は準決勝】

【学校対抗1位のカップを掲げる主将の岡村。左隣は細中】

以下に今大会の主な結果、その他競技の写真を掲載します。

1kmタイムトライアル ⑥晝田宗一郎(土3)1分8秒993⑦服部幸之助(情3)1分9秒155

4km速度競争 ①細中③今中

スプリント ②晝田⑤服部

スクラッチ ①岡﨑②岡村

ポイントレース ③岡村⑤岡﨑

ケイリン ⑥橋本凌汰(土2)⑨奥田大登(化3)

3km個人追い抜き ②細中 3分38秒078③安光 3分38秒682

チームスプリント ②岡山工業 1分19秒059

4km団体追い抜き ①岡山工業 4分35秒666(大会新記録)

学校対抗 ①岡山工業

【1kmタイムトライアル。7位となった服部】

【ケイリン準決勝を走る奥田(左)と橋本(左から2人目)】

【自転車競技部】岡山県高校総合体育大会ロード競技

岡山県高校総合体育大会ロード競技

 「第56回岡山県高校総合体育大会ロード競技」が5月28日、広島県中央森林公園で開かれ、岡﨑大志(土3)が逃げグループでのスプリント争いを制して優勝。見事インターハイの出場権を獲得しました。

[優勝を飾った岡﨑]

レースは、周回コースを7周する計86キロで行われ、同校からは2、3年生11人が参加しました。

序盤から関西高校の選手が飛び出す形となりましたが、中盤にかけて同校の岡﨑と今中敏博(機3)、水島工業の選手が追いつき、4人の先頭グループを形成します。

[追走集団の先頭を引く今中(左)と岡﨑(中央)]

協調体制をとり、スピードを上げた4人はメイン集団との差を順調に広げていましたが、この中から今中が脱落。先頭は3人と人数を減らしたものの、築いたリードは大きく、メイン集団を1分以上離した状態で最終周回に突入しました。

勝負どころの登り坂で果敢にアタックを仕掛けたのは水島工業の選手でしたが、コーナリングをミスして落車。懸命に追っていた岡﨑と関西高校の選手が代わって先頭に躍り出る形となり、勝負は2人に絞られました。最終ストレートに現れ、けん制状態から先に仕掛けたのは岡﨑。トラック競技で培ったスピードを生かし、力強くペダルを踏みこむと相手を寄せ付けず、1位でゴールに飛び込みました。

[関西高校の選手を突き放し、ゴールに飛び込む岡﨑]

この結果、今大会では優勝者のみに与えられるインターハイの出場権を岡﨑が獲得。心配していたロード競技で幸先の良いスタートを切ることができました。しかし、上位にはライバルである水島工業の選手が多くまとまるなど、チーム全体でみれば力の差を見せつけられました。中国大会のロード競技までにしっかりと強化し、一人でも多くの選手がインターハイで走れるよう頑張っていきたいと思います。

以下に今大会の主な結果、写真、今後の試合予定を掲載します。

順位

1位 岡﨑大志(土3)

10位 秋山侑也(電3)

12位 岡村郁弥(土3)

14位 今中敏博(機3)

16位 細中翔太(電3)

18位 奥田大登(化3)

[集団で走る同校の選手。写真上段:秋山侑也(電3)、中段:細中翔太(電3)、下段:奥田大登(化3)]

今後の予定

6月10、11日 中国大会トラック競技(玉野競輪場)

6月18日 中国大会ロード競技(鳥取県倉吉市特設コース)

6月25日 国民体育大会岡山県選考会(玉野競輪場)

インターハイの出場権がかかる、中国大会トラック競技は地元の玉野競輪場で開催されます。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。今後も応援よろしくお願いします。

【自転車競技部】岡山県高校総合体育大会トラック競技

岡山県高校総合体育大会トラック競技

インターハイへ向けた最初の関門となる「第56回岡山県高校総合体育大会トラック競技」が5月20、21日、玉野競輪場で開かれ、同校は18年連続の学校対抗1位を獲得したほか、全9種目中8種目で優勝することができました。

[学校対抗1位を喜ぶ3年生]

短距離種目では晝田宗一郎(土3)が力を見せ、チームスプリント、ケイリン、スプリント、1KMタイムトライアルで優勝を勝ち取り、見事4冠を達成しました。

中長距離種目では、3KM個人追い抜きでベストタイムをたたき出して頂点に立った細中翔太(電3)をはじめとした3年生がチームを引っ張り、各種目で好成績を残しました。中でもスクラッチに出場した秋山侑也(電3)は3年目にして初の優勝。これで3年生は全員、県大会での1位を経験することができました。

また、今大会からは新1年生も参加。1KMタイムトライアルと3KM個人追い抜きに出場し、現時点でのタイムを測定しました。まだまだ先輩たちには及ばないものの、練習の成果を感じられる選手も多くいました。

5月28日には、広島県中央森林公園にて県大会のロード競技が行われます。同校からも多くの選手が参加しますので応援よろしくお願いします。

*以下に今大会の主な結果と競技中の写真、今後の予定を掲載します。ぜひご覧になってください。

3KM個人追い抜き ①細中 3分41秒75②安光大樹(電3)

チームスプリント ①岡山工A[服部幸之助(情2)、晝田、細中]1分20秒14③岡山工B

4KM団体追い抜き ①岡山工B[今中敏博(機3)、安光、奥田大登(化3)、服部]4分49秒

09②岡山工A

1KMタイムトライアル ①晝田1分8秒92③服部

ケイリン ①晝田、奥田、山形航輝(機3)

スクラッチ ①秋山

ポイントレース ②安光

4KM速度競争 ①細中 5分6秒27②奥田③今中

学校対抗 ①岡山工112点

[1KMタイムトライアルで力走する晝田]

[3KM個人追い抜き。優勝した細中]

[スクラッチで集団からの抜け出しを試みる秋山(左)。先頭で集団をコントロールするのは今中(左から2番目)と岡崎(左から3人目)]

[4KM団体追い抜き。安定したペースを刻み、Aチームやライバルの水島工業を抑えて1位となった岡山工業Bチーム]

[4KM団体追い抜き。終盤に隊列を崩し2位となった岡山工業Aチーム]

[4KM速度競争。猛スピードで集団を引き離し、ゴールを目指す奥田(左)と細中]

[ポイントレース。水島工業の選手と集団を飛び出した岡村(左)と安光(右)]

[ケイリン決勝。残り1周で先頭に立つ晝田(左)と、後方の好位置につける奥田(黄色キャップ)と山形(青色キャップ)]

【自転車競技部】第49回岡山県高等学校自転車競技春季大会

「第49回岡山県高等学校自転車競技春季大会」が4月16日、玉野市営玉野競輪場で行われました。

同校からは2、3年生全員(14人)が出場しました。主な結果を報告します。

スプリント ①晝田宗一郎(土3)③服部幸之助(情2)

1000メートルタイムトライアル ①晝田 1分8秒15=大会新②服部③細中翔太(電3)

3000メートル個人追い抜き ①細中 3分41秒91=大会新②安光大樹(電3)

ケイリン ①晝田②橋本凌汰(土2)

4000メートル速度競争 ①今中敏博(機3)5分24秒36②奥田大登(化3)

スクラッチ ①岡村郁弥(土3)

ポイントレース ②岡村③安光

4000メートル団体追い抜き ①岡山工業A[細中、岡村、晝田、岡﨑大志(土3)]4分42秒82③岡山工業B

チームスプリント ①岡山工業A[服部、晝田、細中]1分20秒14=大会新②岡山工業B

学校対抗 ①岡山工業115点

今大会では、晝田、細中が大会新記録を更新するなど、冬場や春先に行ったトレーニングの成果を発揮することができました。次回は5月20、21日の2日間、インターハイ出場への最初の関門となる「岡山県総体」が玉野競輪場で開かれます。観戦は自由ですので、少しでも自転車に興味のある方はぜひ訪れてみてください。今後も応援よろしくお願いします。

【自転車競技部】第42回チャレンジサイクルロードレース

「第42回チャレンジサイクルロードレース」が4月8日、静岡県伊豆市大野のサイクルスポーツセンター(CSC)で開かれ、岡山工業の選手も参加してきました。

同大会は毎年4月上旬に開かれ、年度初めの腕試しにとインターハイのロードレース優勝者をはじめとした全国の強豪選手が多く集います。コースは起伏に富んだ全長5キロで、選手たちは8周、計約40キロで優勝を争いました。

同校からは、1999年生まれが対象で約200人が出場したクラス「A-J1」に岡﨑大志(土3)、2000年生まれが対象で約150人が出場したクラス「A-J2」に岡村郁弥(土3)、秋山侑也(電3)、三宅悠斗(機2)、近藤康裕(化2)、服部幸之助(情2)がエントリーしました。選手たちは、前半からハイペースを刻む集団に対応できず苦しい展開となり、先頭集団から遅れた後は完走を目指して下位集団に食らいつきましたが、岡崎が32位、岡村が75位、残りの選手はDNF(リタイア)となりました。厳しい結果となりましたが、インターハイ予選となる5月の県総体、6月の中国大会へ向け、今回浮き彫りとなった課題を克服できるよう練習に励んでいきたいと思います。

また、8、9日はCSCの敷地内にあり、2020年東京オリンピックの自転車競技トラック種目会場となる「伊豆ヴェロドローム」で大学生の記録会を見学しました。東京の法政大学や岐阜県の朝日大学など、全国の大学で活躍する同校の先輩たちの姿を目にし、生徒たちも競技に打ち込むモチベーションが上がったはずです。

 

 

【自転車競技部】全国高等学校選抜自転車競技大会スクラッチ優勝

自転車競技部 岡村郁弥 全国高等学校選抜自転車競技大会スクラッチ優勝

赤いユニホームが集団をぶっちぎってゴールを駆け抜けた。

スクラッチは20名前後の選手が8Km(400mトラックを20周)してゴール着順を競う種目である。そしてこの種目は8Kmを高速で走入きるスピードに加え、脚質や得意な戦法を計算に入れ、逃げるのか追い込むのか、組むのかマークするのかなど、様々な駆け引きが結果を左右するレースである。

3月29日、久留米競輪場で開催された全国高等学校選抜自転車競技大会のスクラッチ決勝に出場した岡村郁弥は、残り2周半を残した地点で集団のペースが少し緩んだタイミングを見逃さなかった。アタックと悟られない巧妙な加速でスルスルと集団を抜け出すと、あっという間に50mの差をつけて1人独走の展開を作り上げた。しかしこの種目において風圧を1人で受けながら走るこのような作戦は、優勝か最下位か2つに1つの賭けとなるケースも多く、レースの行方はまったく余談を許さない。案の定そのセオリー通り、ゴール前の1周半のあたりから後続集団は猛然とスピードを上げて一気にその差を詰めてきた。しかしその脅威に屈することなく逃げ続けた岡村は、自慢の高速持久力を全国の強豪にアピールするかのように、15mの大差を残したまま悠々とゴールを駆け抜けた。

岡村は全国大会初出場で初優勝である。岡山工業高校自転車競技部としては延べ人数35人目の全国優勝者が誕生した。

またこの大会で1Kmタイムトライアルに出場した晝田宗一郎は、1分08秒961の好タイムを叩き出し、3位入賞を果たした。また、この2名の成績により学校対抗総合成績においても4位入賞という結果を残した。

 

自転車競技部 岡山県体育協会優秀選手賞受賞

「第49回公益財団法人岡山県体育協会表彰式」で自転車競技部の田中克尚君が「優秀選手賞」の表彰を受けました。(12月13日 ピュアリティーまきび)

田中君は今年度、インターハイ2位、JOCジュニアオリンピックカップ優勝、国民体育大会3位など、主要全国大会で常に上位の成績を残しました。