【学校行事】第72回岡工祭

令和3年11月12日(金)本校を会場に第72回岡工祭が開催されました。

開催自体が危ぶまれる中、普段の対策に加え、行動記録の徹底や観劇距離の確保、模擬店では加工品の販売のみに徹するなど感染性対策を万全にとり非公開にて実施しました。

以下その様子です。

舞台発表と書道パフォーマンス

今の社会情勢や気持ちを、自分たちの言葉にして巨大な書にしたためて披露してくれた書道部。飛沫拡散に気を配りながら、限られた時間で練習を重ねて、圧巻の演奏を奏でた吹奏楽部。同じくハイクオリティーな演技を見せてくれた演劇部。いずれも大会が制限され発表の場が乏しい中、精一杯のパフォーマンスを発揮しました。

機械科1年B組、土木科1年生はユニークなオリジナル劇の中に専門科の特色を上手に取り入れた劇でした。土木科は飛沫防止のために台詞や効果音を全て録音し、その音に合わせて一切しゃべらずに演技していました。

展示発表

多くのクラスや委員会、文化部、専門部がそれぞれの特徴を活かした展示をしました。一例ですが、アルミを加工したキーホルダーを完成させる機械科1年A組、木材を加工してキーホルダーを作る建築研究同好会、一から作り上げたクレーンゲームが体験できる情報技術科のマイコン同好会。ラジコンカーを製作し、走行操作体験が出来る電気科1年生などのものづくりの学校ならではの体験型展示。

デザイン技術を活かして「映え」な空間を作り上げたデザイン科。化学で用いられる薬品(人体に無害ですが強烈でした…)の匂いを集めた化学工学科2年生。アニメやゲームの構造物模型を作り上げた土木科2年生や、現実の構造物模型を作り世界建築物旅行と題した建築科1年生などなど、日頃の学習で学んだことや、用いているものを活用した展示でした。

感染症を分かりやすくまとめてパネル展示をした保健委員会。保健委員会は動画も作成し流していましたが、マスク着用を促すユニークな動画を数パターン作っていて、見ている人を飽きさせませんでした。

書道部、美術部、写真部、漫画研究同好会は日頃の作品を展示していました。どの作品も秀逸で、ある先生は担当生徒に説明してもらったり、たまたま居合わせた生徒と作品について語ったりと、「芸術」を心から堪能できる展示ばかりでした。

模擬店

本校の模擬店は全て3年生が担当し、店舗から作り上げました。まずはそれぞれの店舗名がユニークな個性溢れる店舗が並びました。本来ならその店舗でお菓子や軽食を作って提供しますが、今回はすべて加工品の販売に徹していました。

昨年から様々な行事が中止や延期となり、多くの制限のある中で、生徒は柔軟な発想と工夫で苦境を乗り越えてきました。本当に素晴らしい。ものづくりの工業高校ならではの文化祭でした。

そして忘れてはならないのが生徒会役員の生徒とその指導に当たる先生方の働きです。「例年通り」がまかり通らない中で、開催に向けて検討に検討を重ね、多くの意見を受け入れ今日と言う日を作り上げてくれました。生徒のみならず教職員ともにまだまた予断を許さないコロナ禍、ひとときの楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

また、11日は本開催に先立ちオープニングセレモニーが学年ごとに行われました。生徒会が作成したオープニングムービーや、各クラスの予告CMも秀逸で、校内だけとはいえ活気ある文化祭を楽しく迎えることができました。