平成31年3月23日(土)から3月26日(火)にかけて行われた、第1回カンボジア姉妹校訪問研修の二日目の様子をお伝えします。
この日は、まずNGO(NPO)法人のHeart of Gold(ハート・オブ・ゴールド)が行っている障害者アスリートの支援の様子を見せていただくため、オリンピック・スタジアムを訪れました。
それから、姉妹校であるバベット高校の教員及び生徒約20名と合流し、トゥールスレン博物館へ行きました。ポル・ポト政権の下で使用された収容所が博物館として保存されており、拷問や虐殺の痕が生々しく残されていました。
一通り見終わると、休憩がてら交流タイム。バベット高校の生徒は、普段日本人と接する機会がないため、研修中はいつでも岡工の生徒の周りに集まってきてくれました。
昼食場所のレストランでも、たくさん交流することができました。
午後は、国立博物館と王宮を訪れました。カンボジアの歴史や文化、芸術に触れることができました。
それから、イオン1号店を訪れ、ここで一旦バベット高校の生徒とはお別れ。互いの顔も覚え、好きな教科や将来の夢などいろいろなトピックで会話を交わしたことで、ずいぶんと距離が縮まったように見えました。
最後に、セントラル・マーケットを見学しました。現地ガイドのアドバイスに従い、英語での値段交渉に挑戦しました。いろいろな土産品や服、アクセサリーなどがあり、見ているだけで楽しめる場所でした。
この日の参加生徒の日記の一部を紹介します。
「トゥールスレン博物館は残忍な光景を(写真やイラストで)実際に見ることができ、ポル・ポト政権について深いとこまで知ることができた。途中で見るのがきつくなった。カンボジアに行く人は(この博物館へ)行った方がいい。」
「段々と積極的に話せるようになった。たまに、自分の言いたいことが単語として出てこない、もしくは分からない時、ものすごくもどかしかった。そういう部分が言えるように、英語を勉強することへの意欲がわいた。」
「カンボジアには日本にない考え方があるということが、全体を通して分かったように思う。寛容で、少し自由で、笑顔で溢れていて、とても良い国だと感じた。