3年生の課題研究の授業で,競技設計に取り組んでいる建築科3年生の4人が,第9回道都大学美術部高校生住宅設計コンクール「読書好きの高校教師の家を設計して下さい。」に応募しました。全国では49の高校から325点の作品が寄せられ,審査の結果、本校の石原寛也君が奨励賞を受賞しました。
この受賞を励みに、さらに実力を磨いていってほしいと思います。
9月19日(水)、土木科1年生が進路校外学習を行いました。
現在、水島地区と玉島地区の物流拠点を結ぶ橋梁工事に先立ち、大型作業船が運航できるように海底を掘削する浚渫工事が行われています。この工事を施工されている五洋建設は、海洋土木工事最大手の建設会社で、生徒はこの日をとても楽しみにしていました。
見学会では、発注者である国土交通省中国地方整備局の方や、五洋建設の方々に本当に親切丁寧に案内や説明をしていただき、生徒たちはその親切な対応に感激していました。
見学後の感想では、「スケールの大きさに圧倒された」「難しそうだけどおもしろそう」「仕事の大変さがわかった」「写真とはイメージが違い勉強になった」「他の作業を見てみたい」など、土木に対する興味が高まったり、進路について考えるきっかけになったという声が多く聞かれました。
台風通過による影響で波が高く、船酔いする生徒もいて大変な点もありましたが、この校外学習を通して、土木のやりがいや役割、社会人としての礼儀など多くのことを学ばせていただきました。
見学でお世話になった皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
9月12日(水)、デザイン科1年生が初めてのフィールドサーベイ(野外調査活動)を、池田動物園で行いました。
実習の授業で「池田動物園のイラストマップとピクトグラム」を制作するときの資料集めが目的です。生徒たちは、動物の檻の配置、順路、トイレや売店の位置などを、スケッチしたり、写真に撮ったりして、園内の様子を調査しました。
「思っていたより坂が急だったので、それがわかるようなマップにしたい」「動物とのふれあい広場をアピールしたい」など、今回のフィールドサーベイで気がついた点を活かして、これからイラストマップのデザインを進めていきます。
※イラストマップ制作の授業についてはこちらをご覧ください
本校機械科では、ものづくりの基礎・基本ともいえる「図面の見える、描ける生徒の育成」を目標とし、製図教育を大切にしています。毎年実施される機械製図検定においても、高い合格率を誇っています。
その中で、機械科2年A組 中川 達哉君が、今年度の特別表彰に輝きました。特別表彰は、1次試験(学科試験150点満点)、2次試験(実技試験100点満点)の合計が230点以上の合格者の中から選ばれます。今年度は、特別表彰の申請があった全国の27校56名の候補の中から、全国工業高等学校長協会による厳正な審査の結果、6名が受賞しました。受賞した中川君は、授業はもちろんのこと、放課後の補習等においてもコツコツと一生懸命努力して、2年生ではただ1人という快挙に結びつけました。
今後は、製図に関する知識と技術を総合的に高めるために行われる「全国製図コンクール」で、「3年連続、最優秀特別賞受賞」を目標に頑張って欲しいと考えています。
8月19日(日)、ポリテクセンター岡山で、機械科と電気科の111プロジェクト委員10名が、小学生29人を対象に、金属加工や電子回路作成などの技術指導を行いました。
ポリテクセンター岡山の呼びかけで始まったこの取組は、今年で5年目。今年は本校が取り組んでいる111プロジェクトの一つの柱である、未来科学棟(仮称)での「生徒主導型体験プログラムの開発と試行」の一環として参加しました。生徒たちの指導を受けながら、小学生や保護者の皆さんは熱心に製作していました。
参加した生徒からは、
「1人が小学生3人の受け持ちでしたが、できるだけ丁寧に説明するよう心掛けました。小学生や保護者の方と話ができ、楽しく作業できました。 今回は保護者も同伴だったので、半田ごてなども安心して使用できました。指導が難しかったのは、一人一人の作業速度が違うところでした」(電気科)
「小さな会議室にコンピュータとプリンターを準備すれば、今回と同様なものづくり教室は、十分できると思います。 4名程度のグループで4字熟語を作ったり、数日かけて大判の作品を作るなど、いろいろなバリエーションがあると思います。」(機械科)
などの感想がありました。この体験をとおして、指導の手応えや次の取組へのヒントをつかんだようです。