okako10

2020/09/17

 インターハイの中止に伴い開催された「2020JCSPAジュニアサイクルスポーツ大会全国大会」が京都府の京都向日町競輪場で開催され、本校の柏野健吾(土3)がポイントレースで優勝しました。

表彰台でチャンピオンジャージを着用した柏野

 ポイントレースは、通過順位によりポイントを獲得できるポイント周回が2㎞ごとに設定され、1位5ポイント、2位3ポイント、3位2ポイント、4位1ポイントが与えられます。最終のポイント周回は、ポイントが倍となるため、最後まで気の抜けないレースとなります。決勝は20㎞、全10回のポイント周回で争われました。

 予選の反省を活かし、後半勝負と決めていた柏野は残り10㎞を切ってから仕掛けます。まずは7回目のポイント周回で2点を獲得。8回目のポイント周回では逃げ集団を形成し、ここでも3ポイントを追加しました。倍のポイントを獲得できる10回目のポイント周回を前に暫定7位となっていた柏野は、残り1.5周回からスプリントを開始して後続を突き放します。前方を走っていた先頭の選手も追い抜き見事1位でゴール。10ポイントを加え、合計15ポイントで逆転優勝を決めました。

独走でゴールへ向かう柏野

 スクラッチには橋本大和(土3)が出場。スクラッチはゴール着順がそのまま順位になる種目で、決勝は8㎞で行われました。 レースは逃げ集団が形成されるものの、メイン集団に吸収される展開が繰り返される中、後半に単独の逃げが発生。橋本はメイン集団で足を温存し、周りの選手とともに最終スプリントを開始します。残り約100メートルで逃げた選手を捕まえ、橋本はメイン集団でゴール。安定した力を見せ、前方に位置取りしていた橋本は8位入賞となりました。

集団の先頭を引く橋本

 その他、柏野、橋本、遠藤直樹(機3)で挑んだ団体種目のチームスプリントは7位入賞。3㎞インディヴィデュアルパーシュートに出場した高井銀河(機3)は3分44秒935で16位。ケイリンに出場した遠藤は1回戦敗退となりました。

チームスプリント。(先頭から)遠藤、橋本、柏野
3kmインディヴィデュアル・パーシュートを走る高井
ケイリンを走る遠藤

 3年生はこの大会を持って正式に引退となり、今後は現2年生を中心に新チームで動き出します。今後は新人大会トラックやロードなど本年度内にも数多くのレースが実施予定です。引き続き精進してまいりますので応援よろしくお願いいたします。