岡山県立岡山工業高等学校デザイン科　授業紹介

デザイン科　授業紹介

1年生

実習: 1年生の実習授業では、デザインの領域・デザインの定義などを学ぶとともに、作品制作に必要な鉛筆デッサン・クロッキーやアクリル絵の具での平面構成・イラストレーション、紙・粘土による立体造形など、ハンドワークによる基礎的な技術を学びます。　課題ではそれぞれ数十案（時には100案近くも）のアイデアスケッチを描き、「デザイン条件は満たしているか？」「適切な表現はできているか？」「形、色、レイアウトなど美しくまとまっているか？」など検討を繰り返し、作品を洗練して行きます。

工業技術基礎（クラスを４班に分けて10名ずつ各班で行う。3時間×5週）

工業技術基礎-デッサンコース: 正確な形のとらえ方、モチーフの材質感の描き表し方、画面の構成など、鉛筆デッサンの基礎を学びます
工業技術基礎-木工コース
工業技術基礎-パソコンコース: Adobe社 llustrator（イラストレータ）、Photoshop(フォトショップ)など、実際のデザインの現場で使われているソフトを使い、DTP（デスクトップパブリッシング）の基礎を学びます
工業技術基礎-シルク印刷コース

製図: 1年生の製図授業では、平面図学から始まり、投影図（第三角法による正投影図、等角投影図など）を学び、立体物を平面の図面に置き換える、また図面を見て立体を把握する力をつけます。

2年生

実習: 2年生では、公共広告、ポスターや製品デザイン、環境構成などの作品に取り組んでいきます。また学校外へデザインサーベイに出かけたり、自分の作品を発表するプレゼンテーションも行います。

ビジュアルテクニック-シルクスクリーン印刷: 印刷による図版の複製・量産はグラフィックデザインの原点です。木版画、ドライポイントなども印刷の1つです。この授業ではシルクスクリーン印刷（孔版印刷）による多色刷り作品に取り組みます。
ビジュアルテクニック-コマーシャルフォト: スタジオ撮影での商品広告を制作します。撮影ブースでの商品の置き方、背景、照明などを考慮して、一眼レフフィルムカメラで撮影し、現像→印画紙焼き付け→全紙サイズ（53センチ×42センチ）への引き伸ばしと暗室での作業を行い、モノクロ広告写真として仕上げます。
ビジュアルテクニック-パソコンでの編集デザイン: Adbe社llustrator,Photoshop など実際のデザインの現場で使われているソフトを使い、パッケージ、広告などの制作を行います。
ビジュアルテクニック-イラストレーション表現技法: ハンドワークによるイラストレーション制作について学びます。イラストのモチーフとなる現物を持ち寄り、制作に必要な写真資料作りから各自で取り組んでいきます。アクリル画材、エアブラシ、色鉛筆、パステル・・・など様々な画材での表現に取り組みます。
ビジュアルテクニック-紙による立体イラストレーション: ケント紙を使って文房具、工具などをモチーフとした立体イラストレーションを制作します。紙の折り・曲げの特性を考えてモチーフの特徴を表現していきます。

デザイン技術: 　デザイン技術は形態と構成の原理、色彩論、デザインのための表示・表現の材料と用具について、小作品の制作も含めて学んでいきます。

情報技術基礎: 現在のような高度情報化社会の中で必要となるコンピュータにかかわる基本的な知識と技術を習得します。コンピュータの歴史と発達、情報化社会のモラルと管理、アプリケーションソフトウェアの基本的な使い方を、Macintosh(マッキントッシュ)パソコンとWindowsパソコンを使って学んでいきます。 WindowsパソコンではWord ・Excelなどのワープロ／表計算ソフト、またPower pointを使ったプレゼンテーションなどを。Machintoshパソコンではllustrator・Photoshop などデザインワークに必要なソフトを使って作品制作をしていきます。