岡山県立岡山工業高等学校

OKAYAMA TECHNICAL HIGH SCHOOL

専門科紹介

化学工学科 繊維や薬品など製造の化学から 環境を守る化学までを学びます。

石油や鉱石からガソリンやプラスチック、繊維、薬品などを作るのが化学工業です。化学工業のおかげで、私たちは快適で便利な生活を送ることができます。しかし一方、水や空気の汚染、地球の温暖化のように、かけがえのない地球に大きな負担をかけることになってしまいました。化学工学科では、環境に関する内容をたくさん取り入れ、地球にやさしい化学工業のありかたを学習し、これからの社会に役立つ人材を育成しています。

化学工学科 日本学生科学賞
岡山県知事賞受賞
化学工学科 2023年度高校生ものづくりコンテスト!!
化学分析部門中国大会2位入賞
化学工学科のTOPICS
高校生ものづくりコンテスト 全国大会優勝
第16回高校生ものづくりコンテスト岡山大会で、第1位に藤本一斗君、第3位に德田行哉君のいずれも3年生が入賞し、4連覇を達成しました。また、藤本一斗君は岡山県立水島工業高等学校で開催された中国大会でも優勝し、11月に北海道札幌琴似工業高等学校で開催された全国大会でも優勝することができました。全国優勝は本校では初めてのことです。 第16回高校生ものづくりコンテスト岡山大会で、第1位に藤本一斗君、第3位に德田行哉君のいずれも3年生が入賞し、4連覇を達成しました。また、藤本一斗君は岡山県立水島工業高等学校で開催された中国大会でも優勝し、11月に北海道札幌琴似工業高等学校で開催された全国大会でも優勝することができました。全国優勝は本校では初めてのことです。
専門科目

●工業化学:化学の基礎と工業との結びつきをしっかり学びます。(1、2、3年)

●化学工学:化学工業での設備(プラント、メカニズム、機械設備)について学びます。(2、3年)

●地球環境化学:大気・水・土壌などの環境汚染の現状・分析・対策などについて学びます。(2、3年)

●セラミック化学:セラミックの基礎と新素材について勉強します。(2年)

●バイオ化学:バイオテクノロジーの基礎と工業や環境への活用法を学びます。(2年)

●課題研究:自らが研究したいテーマを考え、1年間を通してその問題を探求していきます。(3年)

進路状況
化学工業には、石油・プラスチック・電力・鉄 鋼・繊維・薬品・バイオなどの幅広い分野がありますが、卒業生は、化学技術者として各分野で高い評価を受けています。また、大学へ進学後、企業や大学院で化学や環境の研究者として活躍する卒業生もいます。

●主な就職先 デンソー/三井化学/関西ペイント/日本触媒/トヨタ自動車/カネカ/コスモ石油/ダイセル/ENEOS/旭化成/三菱ケミカル/日本ゼオン/JFEテクノリサーチ/クラレ岡山/テイカ/三菱ガス化学/東洋紡フォトケミカルズ/林原/など

●主な進学先
香川大/徳島大/鳥取環境大/徳島文理大/大阪工業大/広島工業大/岡山理科大/川崎医療福祉大/就実大薬学部/米子工業高等専門学校/宇部工業高等専門学校/津山工業高等専門学校/済生会看護専門学校/など

取得可能な資格
・危険物取扱者(甲種,乙種4類他) ・ボイラー技士(2級) ・公害防止管理者 ・高圧ガス製造保安責任者 ・消防設備士 ・情報技術検定など
各種コンテスト
・ものづくりコンテスト化学分析部門入賞 ・こども祭りボランティア活動 ・善行表彰(日本善行会/岡山PTA連合  岡山西警察署)受賞など
卒業生メッセージ

「岡工だからこそ成長できた」

平成30年度卒  株式会社 デンソー 草野 紗帆 氏
「化学が好きで高校で専門的な知識を習得して就職したい」そう思い入学した化学工学科での学校生活は、勉強や資格取得に加えて部活動、委員会、ものづくりコンテストへの出場など、たくさんのことに取り組んで挑戦し続けた密度の濃い3年間でした。その中で時間管理能力やコミュニケーション能力、挑戦を恐れない心など社会人として必要になる能力を身に付けることができたのは、専門科の実習から岡工祭を始めとする学校行事に至るまで生徒が自ら考え行動する風土があり、志の高い生徒が多く集まる岡工だからこそだと思っています。社会人になった今、改めて振り返ってみても「岡工生は忙しい」と感じますが、その分楽しく充実したかけがえのない時間を過ごすことができました。 ぜひ岡工に入学して自分を成長させて、目標や夢を叶えてください。

―ものづくり大会に参加して-

令和元年度卒 宇部工業高等専門学校
ものづくりコンテスト化学分析部門岡山大会2年連続優勝
井上 麻矢 氏

高校生ものづくりコンテスト化学分析部門は、水溶液に含まれるミネラルをキレート滴定を用いて調べ、その技術で競うものです。この大会を通じて私は、器具の基本的な扱い方や技術力の向上はもちろん、たくさんの先輩との出会い、そして夢を見つけることができました。大会の結果としては、岡山県大会は2年連続優勝、中国大会2位で全国大会出場することはできなかったですが、人として成長したと思います。

全国総合体育大会 弓道競技優勝

令和元年度卒 旭化成株式会社 水島製造所
奥沢 航 氏
岡工での高校生活はとても忙しいものでした。勉強をしながら部活動をこなし、資格取得をしなければなりません。私は時間を有効利用することで全てをやりきることができました。高校生は誰しも時間が足りません。しかし、人には「何もしていない時間」があります。その時間を自分で見つけられるか、見つけた時間を行動に移せるかが大切になります。自分に妥協を作らずこれからの限りある岡工ライフを楽しんで下さい。

心身ともに成長出来る場所

平成28年度卒  旭化成株式会社 水島製造所
第16回高校生ものづくり コンテスト全国大会優勝
藤本 一斗 氏

岡山工業高校で過ごした3年間は私にとってかけがえのないものでした。自分の好きな事を専門的に学び、そしてそれを活かせる進路を選ぶことが出来ます。化学工学科では、資格勉強や 実習を通じて楽しく専門知識を身に付ける事が出来、また部活動や学校行事では生徒が主体となって活動する事で、お互いが切磋琢磨し、メンバー同士の仲が深まるだけでは無く、自分自身の意欲向上にも繋がります。岡山工業高校は心身共に成長出来るとても心地の良い学校です。オープンスクールは、それぞれの科がどの様な事を行っているのか体験出来る場です。是非足を運んでみて下さい。

社会人になるための土台をつくれるところ

平成28年度卒  JXTGエネルギー株式会社 水島製油所 徳田 行哉 氏
岡工で過ごした高校生活は、私にとって貴重な3年間でした。勉強や部活動はもちろんですが、化学工学科では、専門教科の面白さを学び興味を持って、知識を身に付ける事が出来ました。また、体育祭や岡工祭などの学校行事では、生徒が中心となって、一から作り上げて行くため、やり甲斐と達成感があります。集団活動の中で、自分の意見を主張する事や、技術や研究成果を発表する機会など、自分磨きの時間を、楽しく過ごす事が出来ます。岡工は社会人になるにあたっての土台を作ってくれる素晴らしい学校です。オープンスクールでは、その一部ですが体感出来ると思います。是非参加してみて下さい。
Copyright © 岡山県立岡山工業高等学校 岡工 All rights reserved.
掲載の記事・写真及び、図版の無断転記を禁じます。すべての著作権は岡山県立岡山工業高等学校に帰属します。