機械科2年生が溶解実習を行いました

2月8日(金)、機械科2年A組の実習の授業で、溶解実習を行いました。この実習は鉄を高温で溶解し、あらかじめ作っておいた鋳型に流し込んで製品を作るものです。鉄を扱う機械科の特色が発揮される実習で、毎年冬の時期に1回だけ実施されます。

この日は朝の7時ごろから準備が始まりました。まず「キューポラ」と呼ばれる溶解炉を薪とコークスで十分に熱した後、材料の鉄を投入します。その後、何度かに分けて鉄とコークスを追加していき、午後1時ごろ、いよいよ溶解した鉄を取り出す準備が整いました。

キューポラの栓を開けると、溶けた鉄が黄色く光りながら流れ出しました。温度は約1500℃もあるそうです。これを専用の容器で運び、ひしゃくのような道具で鋳型に流し込みました。鋳型のまわりの砂から湯気が吹き上がります。

十分に冷ましてから、製品をを取り出し、今日の授業を終えました。次の授業で研磨などの仕上げを行い、生徒たちの作品が完成します。

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