「総合的な学習」で郷土の歴史を学びました

11月28日(水)、2年生の総合的な学習の時間に、岡山城東高校の古市秀治先生を講師にお招きして、郷土の歴史についての講演会を開催しました。

演題は「『うらじゃ』をさかのぼる」。先生のお話は、「桃太郎=岡山」という結びつきは、実は昭和に入って広まったもので、桃太郎伝説は愛知県犬山市など全国各地に見られるというところから始まりました。そして、鬼退治の話は、全国各地に約500年前から伝わっており、岡山では吉備津彦命が「温羅(うら)」を退治した話が桃太郎の鬼退治に置き換わっていったこと。中世の下克上の時代から、武士の支配が安定した江戸時代へと時代が移ると、物語の性格も変わっていったことなど、興味深いお話を聞かせてくださいました。

クイズやユーモアを交えたお話を、生徒たちは、ときどきメモを取りながら、熱心に聴いていました。今日の講演をきっかけに、郷土の歴史についてさらに興味を持って学んでほしいと思います。

お忙しい中、楽しいお話を聞かせていただいた古市先生、ありがとうございました。