自転車競技部 世界大会の結果

 8月16日(火)~21日(日)に、ロシア・モスクワで行われた、自転車競技の2011ジュニアトラック世界選手権大会に出場した、本校自転車競技部 奥村 諭志 君(情報技術科3年)の成績をお知らせします。
   チームスプリント       7位 (日本ジュニア新記録)
   1kmタイムトライアル   16位
   スプリント              21位
   ケイリン               37位
(川口顧問の総括)
 今回の遠征は、インターハイが終了したその日からロシアに向けて出発というハードな日程で、体調管理の面で大変厳しい状況を強いられました。そんな中、谷口(朝明高校)・田中(伊豆総合高校)・奥村(岡山工業高校)で臨んだチームスプリントは、見事なチームワークで、これまでのジュニア日本記録であった1分02秒929を上回る1分02秒188の新記録を樹立、7位に入賞しました。奥村は第3走者として出走しましたが、そのラップタイムはこの種目に出走した15チームの中で2位の好タイムを記録し、「世界の奥村」をアピールしてみせました。
 続いて1Kmタイムトライアルに出場した奥村は、事前合宿で未公認ながら日本新記録に相当する1分04秒台のタイムを出しており、周囲の期待を高めました。しかしスタートダッシュからトップスピードへの伸びを欠き、1分06秒001で16位の結果に終わってしまいました。事前のプレッシャーが大きかったことやインターハイからの連戦の疲労が少なからず影響したと思われます。
 スプリント予選では、10秒649のタイムで26位となり予選敗退となりました。インターハイでの大会記録が10秒816であることからすると、決して悪いタイムではなかったのですが、優勝者は9秒899のワールドレコードを叩き出したことに加え、上位入賞者はすべて10秒1前後のタイムを記録しており、世界とのレベル差を痛感しました。
 国体、JOC、インターハイの国内3冠の実績で臨んだケイリンでは、スタートのくじ運に恵まれませんでした。「先行逃げ切り」こそ奥村の持ち味でしたが、スタート直後の激しい位置取り争いで最後尾となってしまったばかりでなく、先行する選手からは執拗なマークを受けるなど、まったく力を発揮できないままに予選敗退となってしまいました。
 今回の経験を糧にして、さらに飛躍してくれることを期待しています。応援ありがとうございました。

1kmタイムトライアル

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