岡山県立美術館で本校所蔵作品が展示されます

岡山県立美術館で開催される「漆工芸家難波仁齋 生誕110周年記念回顧展」に、本校が所蔵する手文庫「薫風」が展示されることになりました。

難波仁齋(本名・仁次郎)氏は、1924年に岡山工芸学校(現岡山工業高校)の塗工科を卒業、1927年からは本校の美術工芸科(現デザイン科)の教員として教壇に立たれていました。

線刻のかわりに色漆で描く描蒟醤(かききんま)の技法を確立し,1931年と1936年に帝国美術展(現・日展)で入選、1962年の日本伝統工芸展では、最高賞の日本工芸会総裁賞も受賞されました。岡山県重要無形文化財の認定も受けておられます。

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本校所蔵の難波氏の手文庫「薫風」は、現存する作品のなかでは最古のものとのこと。作品は県立美術館の学芸員の方々により丁寧に梱包され、美術館へと運ばれていきました。

「漆工芸家難波仁齋 生誕110周年記念回顧展」は6月7日〜7月15日まで岡山県立美術館で開催予定です。